交換推奨!?
こんにちはchessinuです。
スーパーカブに元々取り付けてある純正のリアサスペンションも決して悪くはないと思うのですが、ネットやバイクショップで色々な評判を聞いていく内に、やはりさっさと取り替えた方がいいのかも?と思い始めました。
それで結局のところ「迷っているのも時間の無駄っ!」という結論に至り、早速社外品の新しいリアサスペンションに取り替えることに…。
というわけで今回は、スーパーカブ110(JA44)の「リアサスペンション(リアショック)の交換方法」について紹介していく記事となります。
カブ系のリアサス交換を考えている方はぜひ参考にしてみてください!
サスペンションとは?
サスペンションは道路の凹凸に合わせて「伸びたり縮んだり」することにより、走行中における地面からの衝撃を「吸収」し、走行中の「安定性」や「乗り心地」を向上させる役割を持つ機構(パーツ)です。
なのでもしサスペンションが無い場合には、走行中にちょっとした道路の凸凹でも車体が跳ね上げてしまうので、基本的に「安定した走行」を望むことができません。
ということで「サスペンションの性能」により走行中の乗り心地に良くも悪くも影響が大きく出ることから、バイクにとって非常に大切な要素になります。
またサスペンションには「フロントサスペンション」と「リアサスペンション」の2種類ありますが、それぞれの役割に関してはだいたい同じような感じだと思います。
ちなみに「(リア)サスペンション」は車体とタイヤを繋ぐパーツ(スイングアーム,リンク)の総称なので、単体を表すには「リアショック」や「リアショックアブソーバー」や「リアクッション」などと呼んだ方が正確なのかも知れません。
ただし一般的にはリアサスペンション(リアサス)で普通に通じるので、ここではこのままリアサスペンションと呼んでいきます。
まとめ
- サスペンションには「フロント」と「リア」の2種類ある
- サスペンションの性能によって乗り心地が違う
取り付けたリアサスペンションの紹介
それでは次に、自分のスーパーカブに取り付けたリアサスペンションの紹介をしていきます。
- メーカー
- ENDURANCE(エンデュランス)
- 保証期間
- 6ヶ月または取り付け後の走行距離5,000km
- サス長
- 345mm(JA44純正と同じ)
- カラーバリエーション
- 青・赤・メッキ
- プリロード調整
- 5段階調整方式
- 調整部ナット外径44φ
- 適合車種
- スーパーカブ110(JA44)
- クロスカブ110(JA45)
- CT125ハンターカブ(JA55)
カラーバリエーション
エンデュランス製リアサスペンションのカラバリは「全4色」です。
メッキカラーが2つありますが、ボディー部分が黒色タイプとメッキタイプで違っています。
購入場所
Amazonではこちらの製品は取り扱っていないので、基本的に「エンデュランス楽天市場店」か「エンデュランスヤフーショッピング店」のどちらかで購入することになります。
購入する場合は、よりポイントが多くもらえる方を選んでください。ちなみに自分はヤフーショッピングで購入しました。
本体と付属品の確認
セット内容(本体と付属品)の確認をしていきます。
- リアサスペンション本体×2
- 取り付けに必要なワッシャー×3
- 取り扱い説明書×2
リアサスペンション本体
キタコや武川など色々なメーカーからリアサスペンションが販売されていますが、エンデュランス社製を選んだ一番の決め手となったのはメタリックな青色がとても綺麗で気に入ったからです。
自分のスーパーカブがストリートの青色なので、前々からリアサスペンションを含むパーツの色を統一したいなぁと思っていました。(画像左側が純正品リアサス)
それでもう1つ選ぶ上で大事な要素なのがリアサス自体の性能についてです。
でも正直なところ、性能に関しては実際に使用してみないとわかりませんよね。購入者のレビューはそれぞれの体型や乗り方、道路状況などによってぜんぜん違うので参考程度にしかなりませんし…。
なのでまぁ自分的には「デザイン重視」で選びました。
その他にエンデュランス製リアサスの良い点を挙げると、「手で簡単に調整ができる」ということです。
他のメーカーでは「ピンスパナ」と呼ばれる工具を使用してリアサスのスプリング部分を調整するのですが、エンデュランス製リアサスに関しては、ピンスパナの他に素手でクルクルと回すことによっても調整ができます。
この調整に関しては記事の最後の方で触れています。
取り付けに必要なワッシャー
エンデュランス製のリアサスペンションを取り付けるのに必要なワッシャーが3つ付属しますが、それぞれ取り付ける車種によって使用するワッシャーが違います。
例えばスーパーカブ110(JA44)の場合、この3つの中から2つのワッシャー(2.3mm)を使用します。
クロスカブ110(JA45)の場合、この3つの中から1つのワッシャー(2mm)を使用して取り付けます。
ちなみにワッシャーを取り付ける理由ですが、「リアサスペンションとドライブチェーンケースが干渉するのを防ぐため」です。
詳しくは取り扱い説明書にて記載があるのでご確認ください。
取り扱い説明書
取り扱い説明書は2つ付属しています。
1つは「スーパーカブ(JA44)に取り付けるためのマニュアル」で、もう1つは「クロスカブ(JA45)に取り付けるためのマニュアル」です。
取り付ける前に、注意書きなどをよく読んでおいてください。
取り付けに使用した工具の紹介
スーパーカブ110(JA44)に「ENDURANCE(エンデュランス)社製リアサスペンション」を取り付けるのに使用した工具は以下のとおりです。
- ラチェットハンドル+14mmソケット
- トルクレンチ
ラチェットハンドル(14mmソケット)
リアサスペンションを留めている「上下のナット」の取り付け&取り外しに使用します。
なおラチェットハンドルでなくとも、T型レンチやメガネレンチでも代用できます。
トルクレンチ
HONDA公式側から指定されている「締め付けトルク」でナットを取り付けるのに使用します。
今回は4つのナットを「締め付けトルク 29N・m」で取り付けます。
リアサスペンションの取り付け作業
「ENDURANCE(エンデュランス)社製リアサスペンション」の取り付け手順と注意点に関する紹介です。
手順
手順を見て分かる通り、取り付け作業自体はとても簡単なのですぐに終わります。
- 純正品のリアサスペンションを取り外す
- 新しいリアサスペンションを取り付ける
- トルクレンチで締め付ける
注意点
エンデュランス製リアサスペンションを片側ずつ取り付けようとしても「穴の位置(高さ)が合わない」可能性があります。
なので左右2つの純正リアサスペンションを両方とも取り外してから、新しいリアサスペンションの取り付け作業を行う必要があります。
まあ要するに、「片側だけ取り外して片側だけ取り付けるのは無理よ」ってことです。
純正品のリアサスペンションを取り外す
それではまず始めに、元々スーパーカブに取り付けてある「純正品のリアサスペンション」を取り外します。
エンジンを切りセンタースタンドをかけた状態にし、ラチェットハンドル(14mmソケット)を使用して上下のナットをそれぞれ取り外していきます。
ちなみにサービスマニュアルによると、上のナットの正式名称は「アッパマウントナット」で、下のナットの正式名称は「ロアマウントナット」だそうです。
まずはアッパマウントナットを取り外し、続いて下のロアマウントナットも取り外します。このナットとワッシャーは再度使用するので、失くさないように保管しておいてください。
チェーンカバー側リアサスペンションの上下2つのナットを取り外したら反対側に周り、同じ様にマフラー側リアサスペンションの上下2つのナットを取り外します。
そして左右のリアサスペンションを、それぞれ手前に引いて取り外していきます。
2つの純正リアサスペンションを取り外しました。
なお左右のリアサスペンションを取り外すと、それに繋がっていたリアタイヤ(スイングアーム)が地面に落ちるので、事前にリアタイヤの下に何か適当な物を挟んでおくといいと思います。
自分はこのコトをすっかり忘れていたので、リアサスペンションを取り外しリアタイヤが下に落ちた後、再度リアタイヤを上に持ち上げて挟みました。(別にそれでも全然OKですが)
新しいリアサスペンションを取り付ける
それではエンデュランス製リアサスペンションを取り付けていきます。
リアサスペンションを取り付ける前に、チェーンケース干渉防止用の付属ワッシャーを2つ取り付けます。
ワッシャーはチェーンケース側のリアサスペンションにのみ使用します。
ではリアサスペンションを取り付けます。
そしてマフラー側のリアサスペンションも取り付けておきます。
次に、先ほど取り外し保管しておいた純正ナットと純正ワッシャーを使用し、左右それぞれのリアサスペンションを固定します。
最後にトルクレンチを使用し、それぞれ4つのナットを指定されている「締め付けトルク 29N・m」で取り付けて完了です。
取り付け後の外観と感想の紹介
外観
外観に関しては、車体の青色と合わせて青系のリアサスペンションを選んだので、狙い通りの満足なデキです。
感想
それで実際にエンデュランス製のリアサスペンションを取り付けた後、わざと凸凹した道を走行してみた感想ですが…。
特にこれと言った大きな変化は感じられませんでした笑
しかし若干硬さが出て走行面で安定したかなぁ~って感じもします。まぁまだ取り付けたばかりなので、これから色々と調節して馴染んできたら、もう少し違った感想が出るかもしれませんね。
リアサス(プリロード)調整方法
<出典 : エンデュランス公式>
リアサスペンションの「プリロード(スプリングの縮み具合)」を調整することにより、乗り心地や足つきなどもかなり変わってきます。
そしてこのプリロードを調整する方法についてですが、基本的には「ピンスパナ」と呼ばれる専用の工具を使用して調整を行います。
ただしこのエンデュランス製のリアサスペンションは、専門工具のピンスパナを使用せずに「手で回して簡単に調整」することができます。
波線で5段階を示しており、手で左右に回すことによりそれぞれのポジションへ調整できます。
少しだけコツがあり、イメージとしてはちょっと上に持ち上げてから回すって感じです。5段階の中から自分に合うポジションを見つけてみてください。
ただし注意点として、必ず左右で「同じポジション」にセッティングしてください。
以上でこの記事は終わりとなります。
さようなら~
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