やはり便利!
こんにちはchessinuです。
スーパーカブのリアキャリアにリアボックスを取り付ける場合、基本的に以下の3つから選ぶことになりますよね。
- ホムセン箱
- メーカー製の箱
- ホンダ公式の箱
自分は以前ホムセン箱を取り付けたことがあり、それを記事にもしてあるのでよろしければそちらも合わせて読んでみてください。
またホンダ公式の箱に関しては、個人的にはあまり好きなデザインではないので候補には入りませんでした。
なので選択肢としては「メーカー製の箱」一択になります。しかしメーカー製の箱と言っても色々とありますが、基本的に大多数の人は実績のある「GIVI製のリアボックス」で落ち着くことになると思います。
そんなわけで、今回の記事ではスーパーカブとGIVI製リアボックスの”あれやこれや”について語っていきます。
GIVI製リアボックスを取り付けた理由
先ほど述べたとおり、以前に別の記事でスーパーカブにホムセン箱(ホームセンターで売っている箱)を取り付ける方法を紹介しました。
それでしばらくの間、その取り付けたホムセン箱をリアボックスとして使用していたのですが…
しかし「耐久性」や「防犯性」および「機能性」などを考慮すると、やはりメーカー製のリアボックスを取り付けて使用した方が良いのではないかと思い始めました。
別にホムセン箱に対して特別不満があったとか言うわけではないんですけどね…。
まぁそれで実際に、この界隈で有名なツーリングボックスメーカーである「GIVI製」のリアボックスを取り付けて使用していますが、とても使いやすく現時点においては満足しています。
それぞれを比較してみる
実際にホムセン箱とメーカー製の箱を両方使用してみた上で、それぞれの項目を比較してみました。まぁあくまでもこれは個人的な考えなので参考程度に。
ホムセン箱 | メーカー製の箱 | |
耐久性 | △ | ◯ |
防犯性 | △ | ◯ |
機能性 | △ | ◎ |
安定性 | △ | ◯ |
デザイン | ◎ | × |
費用 | ◯ | × |
「耐久性」
やはりバイク専用に設計されているメーカー製の箱の方が絶対に良いと思います。というより、そうでなければイケないはずです。
「防犯性」
まぁ盗まれる時は何をしても盗まれてしまうので何とも言えませんが、専用の鍵などが付いているのでメーカー製の箱の方が多少安心感はあります。またワンタッチで箱自体を簡単に取り外して持ち運ぶ事ができるのも良いです。
「機能性」
バイク専用の(ツーリング)ボックスということで、ヘルメットが中に収めやすい構造をしています。また防水面に関しても完全防水仕様ではないのですが、よほど激しい雨とかでなければ防ぐことができる耐水性はあります。
「安定性」
これもやはりバイク専用のボックスとして作られており、またボックス専用の土台(ベース)もあるので取り付けて走行した安定感はメーカー製の箱の方が明らかに上です。
「デザイン」
はっきり言ってメーカー製の箱はほとんどが似たような形状やカラーバリエーションなので、ホムセン箱の方がデザイン面での自由度は高いです。
「費用」
物にもよりますが圧倒的にホムセン箱の方が安く取り付けられます。
GIVI製リアボックスの選び方
一口にリアボックスと言っても、実際に販売されているリアボックスには様々な種類があります。なのでここではGIVI製リアボックスの選び方について簡単に紹介をします。
基本的には以下のことを基準として選びます。
- 容量(サイズ)
- 形状(デザイン)
- モノロック/モノキー
容量(サイズ)
まず一番先に考えるべきことは、最も大事な要素の「容量」についてです。
基本的に「容量=箱の大きさ(サイズ)」になるので、「自分が何を入れたいのか?」や「バイクの大きさに合うのか?」など適切に判断する必要があります。
一番多い失敗は「大きければ大きいほど良い!」みたいな短絡的な思考で選んでしまった場合です。
確かに大きければ色々と入って便利なのは確かなのですが、やはりその分だけサイズが大きくなり走行する上で色々と不便なことも多くなります。
例えば下の画像のように容量が「6L」違うだけでも全然大きさは違ってきますからね。(左が37Lで右が43L)
一般的に容量に対する考え方としては、以下のことを目安にするといいかもしれません。
- 45L以上の大容量クラス
- 頻繁に連泊ツーリングをする方などが対象。ヘルメットは2個ほど入る。
- 32~40Lのミドルクラス
- 日常使用や1泊ツーリングをする方などが対象。ヘルメットは1個入る。
- 30L以下のスモールクラス
- 日常使用や日帰りツーリングをする方などが対象。ヘルメットは1個入る。
ちなみに自分の場合、ミドルクラスの中では小さい部類に入る「32L」を選びました。理由は日常使用にもツーリング使用にも丁度良い大きさだったからです。
流石に40L以上のクラスは自分の用途では大きすぎて邪魔になり、無駄なストレスが溜まりそうな感じがしたので選択肢から外しました。まぁたくさん荷物が入るのは魅力的なんですけどね…。
形状(デザイン)
容量(サイズ)が決まったら、次に考えるのは「形状(デザイン)」です。
基本的にリアボックスの形は以下の丸型か四角型(スクウェア)になります。流行としては丸型が多いようですが、飽きて四角型にする人も多いようです。
ちなみに自分は四角型にしました。理由としては容量を考えた時、丸型では明らかに無駄なスペースが生じ、また荷物も若干入れに難く感じました。
また形だけではなく「色」に関しても種類は少ないですが選ぶことが出来ます。個人的にはもっと色々なカラーバリエーションのボックスを出して欲しいとずっと思っているのですが、相変わらず「白・黒・灰色」の組み合わせがほとんどなのが現状です。
モノロック/モノキー
今まで紹介してきた「容量」や「形状」に関しては、他メーカー製のリアボックスを選ぶ際でも共通する要素なのですが、GIVI製のリアボックスに関しては更に「モノロック/モノキー」についても考慮する必要があります。
まぁ簡潔に違いを紹介すると、モノキーシリーズはモノロックシリーズより値段もスペックも高いって感じです。
ただしスーパーカブにモノキーのリアボックスを取り付けることはまずないので、特にここに関しては考える必要はありません。
参考までにモノキーのリアボックスを取り付ける場合、バイクの推奨排気量は「400cc以上」となっています。我々カブラーには一切関係ない話ですね笑
GIVI製リアボックスの紹介
それでは今回自分が取り付けた「GIVI製のリアボックス」を紹介していきます。
- メーカー
- GIVI社(イタリア)
- 型番
- B32NB
- 容量
- 32L
- 最大積載量
- 3kg
- サイズ
- 高さ×幅×奥行き : 30×40×43(cm)
メーカーについての補足
「GIVI(ジビ)社」はイタリア発のバイクのツーリングボックスメーカーとして世界的に大変有名な老舗企業です。
公式サイトの情報によると、社名の由来は創業者の「Giuseppe Visenzi」さんの名前から取ったそうです。ちなみにこの方は、元MoTo GPライダーでセカンドキャリアとして実業家へと転身し成功したようです。
- 世界一の販売実績
- 市場で最多数の製品ラインナップ
- 世界70カ国以上で製品の取り扱い
開封の儀
それでは届いたGIVI製品の開封作業を行っていきます。
ダンボール箱を開けると中には「取り扱い説明書」と「リアボックス本体」の2点が入っています。
リアボックス本体の外観はこの様な感じです。
更にこのリアボックス本体の中を開けると…
中には「保証書」と「汎用ベース&金具」および「スペアキー」が入っています。
全ての内容物をまとめると以下のとおりです。
- リアボックス本体
- 汎用ベース
- 金具
- スペアキー
- 取り扱い説明書
- 保証書
GIVI製リアボックスを取り付ける方法
それではスーパーカブの「純正リアキャリア」にGIVI製リアボックスを取り付けていきましょう!
取り付け方は「取り扱い説明書」に書いてある通りに行いますが、ザッと目を通した感じだと簡単に取り付けられそうです。
手順
一連の作業手順は以下のとおりになります。
- リアキャリアと汎用ベースの位置合わせをする
- 位置が決まったら付属の金具でそれぞれを取り付ける
- リアボックスを上に固定する
道具
自分で用意する道具が4つあります。
- 六角棒レンチ(5mm)
- 10mmソケットレンチ
- 12mmソケットレンチ
- 14mmソケットレンチ
六角棒レンチと10mmソケットレンチは「リアキャリアと汎用ベースを付属の金具で取り付ける時」に使用します。
12mmと14mmのソケットレンチは「リアキャリアを取り外す時」に使用します。状況によってはリアキャリアを取り外さないでも作業はできますが、基本的には取り外して作業することになると思います。
リアキャリアの取り外し方について
リアキャリアの取り外し方はとても簡単です。
まず左右のリアサスペンション上部にある「リアクッションアッパマウントナット(締め付けトルク29N・m)」を、14mmソケットレンチで緩めます。(取り外す必要はありません)
そして赤丸で囲まれている「リアキャリアマウントボルト(締め付けトルク32N・m)」2本を12mmソケットレンチで取り外します。
最後にリアキャリアをテールランプ側に引っ張れば簡単に取り外すことが出来ます。
ちなみに「リアキャリアと汎用ベースを付属の金具で取り付ける方法」に関しては、取り扱い説明書に詳しく書いてあるのでそちらを読めば大丈夫です。
なのでこの記事では割愛させてもらいます。
問題点
では早速リアボックスを取り付けていきたいのですが、実は取り付ける上で1つ大きな問題点があるんです。
それは何かというと、スーパーカブのリアキャリアの下には車体があるため、汎用ベースを付属の金具では取り付ける事ができないということです。
いや、正確に言うと一応取り付けることは出来るのですが、色々な条件が重なり汎用ベースを「真ん中」に取り付けることが出来ず、リアキャリアの端っこに取り付けることになります。
この状態でリアボックス本体を取り付けるとこの様な感じになります。
う~ん。安定性はともかく、尻でっかちになって見た目があんまり良くないですね…。
理想としてはこの様に汎用ベースを真ん中に収めたいのです。
そうすればリアボックスを取り付けた時に、安定性も見た目も良くなりますからね!
解決方法
ではどうやったらリアキャリアの真ん中に汎用ベースを取り付けることが出来るのかを色々と調べてみたのですが、基本的に「無加工では無理」という結論に達しました。
というのも、他の車種では「スペシャルキャリア」という製品をリアキャリアに取り付けることで解決できるっぽいんですが…
しかしJA44の場合【公式の案内】を見てもピンポイントで無いみたいなんです。
なのでリアキャリアを互換性のある別の車種のに取り替えて、そこにスペシャルキャリアを取り付けるとかなら可能かもしれませんが、あまりにお金と時間と手間がかかりますよね。
【追記】
それで後日、本当にJA44に取り付けられないのか気になったので、直接デイトナのカスタマーサポートに問い合わせてみました。
すると以下のような回答を頂きました。
JA44モデルに関してはデータが取れていないため、不可となっていますが実際は取り付けられる可能性があります。しかしプロモデルに関しては絶対に取り付けられません。
えぇ…ならそう記載してほしかったですよね。この書き方だと取り付け不可としか思えない笑
そして色々と調べてみたところ、JA45とJA44の純正リアキャリアが同じ型番(81200-K88-B00ZB)なんですよね。JA45には取り付けられるので、JA44にも取り付けられる可能性が高くなってきました。
実際に取り付けられた方がいらっしゃいましたら、ぜひコメント欄で報告いただければ有り難いです笑
【追記の追記】
そしてやはり気になったので、実際に自分で購入して取り付けてみました。よろしければこちらの記事を参考にしてみてください!
加工について
加工する場合は、リアキャリアと汎用ベースを留める金具の位置決めをした後、リアキャリアを留めているボルトのネジ穴部分にアクセスできるよう「穴を拡張する」必要があります。
それでリアキャリアを取り外して汎用ベースと金具で取り付けた後、再びスーパーカブにリアキャリアを取り付けるって流れになる感じです。
なぜこんな作業をするのかと言うと、まずそもそもリアキャリアを取り外さないと車体が邪魔になり、リアキャリアの真ん中に汎用ベースと付属の金具が取り付けられないんです。
でもリアキャリアを取り外して汎用ベースと金具で取り付けると、今度はリアキャリアを元に戻す時に汎用ベースの網目が邪魔で「ボルトのネジ穴」にアクセスできず、結局リアキャリアを取り付けることが出来ないんですよね(笑)
ここら辺に関しては、手元に製品が無いと説明を聞いてもイマイチよくわからないと思います。まぁ実際に弄ってみれば何が問題なのかはハッキリとすぐに分かるんですけどね…。
とりあえず、それぞれ加工の仕方は色々あると思うので自己責任の下、色々と試行錯誤をしてみてください!
実際に取り付けてみる
それで自分の場合はどうやって取り付けたのかと言うと、もういっそのこと付属の金具を一切使用せずに「結束バンド」だけでガッチガチに固定してやりましたよ…えぇ。
ぶっちゃけこれが一番手っ取り早くて楽な方法だと思います。ただし結束バンドが邪魔で汎用ベースのカバーが取り付けられないのですが、別にそんなもんいらないのでOKです。(やけくそ気味)
でも実際に結束バンドで何箇所も固定して1ヶ月近く荷物を入れて乗っていますが、全く落ちる気配などありませんしとても安定しています。欲を言えば、リアキャリアと汎用ベースの間に「滑り止めの薄いゴム」を挟んでおくことで、より強く固定できましたね。
今度暇な時にホムセンに行って、何か取り付けに良さそうなアイテムが有るか探してみることにします笑
まぁとりあえず問題が起きない限り、しばらくはこれ(結束バンド)で様子を見てみます。
GIVI製リアボックスを取り付けた外観
それでは最後にGIVI製リアボックスを取り付けた外観を紹介してこの記事は終わりとなります。
後ろから見た外観。
斜め後ろから見た外観。
リアボックスにはヘルメットやガソリン携行缶などが入っています。
真横からの画像を追加しました。
マフラーの交換方法に関する記事もぜひ!
終わりの感想
いやーまさか取り付けにこんなに苦労するとは…楽をしたくてメーカー製の箱を選んだんですけどね。なんだかよくわからない感じになってしまいました笑
まぁ今後色々と試してみて、何かいい方法があれば更新して紹介したいと思います。
ちなみに取り付ける場所にこだわらなければ、付属の金具で簡単に取り付けることはできるので安心してください!
では以上で「スーパーカブ110(JA44)にGIVIリアボックスを取り付ける方法」の紹介記事は終わりとなります。
さようなら~
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