購入推奨!?
こんにちはchessinuです。
日頃バイクに乗ってツーリングや買い物などをしていると、やはりリアボックスの重要性に気付かされます。特にカブの場合は後ろに「しっかりとした大きな荷台(リアキャリア)」があるので、これを利用しない手はないですよね。
ということで早速ネット上でも人気のある「GIVIのリアボックス」を購入し、スーパーカブのリアキャリアに取り付けようとしたのですが「ある問題」が発生!
今回の記事はその「ある問題」を解決するため、「デイトナ製スペシャルキャリア」を取り付けたお話です。
おそらく自分の乗っているスーパーカブだけではなく、クロスカブなども同様の問題が起きていると思うので、ぜひ困っている方はこちらの記事を参考にしてみてください!
GIVI製リアボックスの取り付け方法
それではまず始めに「GIVI製リアボックス(モノロックタイプ)の一般的な取り付け方」について紹介をします。
最初に付属の金具を使用し、純正(社外品)のリアキャリアに「汎用ベース」を取り付けます。
そしてその汎用ベースの上にリアボックスを取り付けて固定をするだけです。つまり「GIVI製リアボックスを取り付ける位置≒汎用ベースを取り付ける位置」となります。
スペシャルキャリアを取り付ける理由
ではそもそもなぜ「デイトナのスペシャルキャリアを別に取り付ける必要があるのか?」ということについてですが、理由はとても単純明快なんです。
先ほど紹介したとおりGIVI製リアボックスを取り付ける場合は、その土台となる「汎用ベース」が物凄く重要な役割を果たすパーツになります。
それで結論から言うと、この汎用ベースとスーパーカブ(JA44)は「めちゃくちゃ相性が悪い」んです。正確には相性が悪いと言うか、汎用ベースをリアキャリアへ取り付ける位置がかなり制限されてしまいます。
なので「自分の好きな位置へリアボックスを取り付けることはまず不可能」で、基本的にリアキャリアの後方部分にリアボックスのお尻がはみ出す形で取り付けることになります。
別にこの位置で良ければスペシャルキャリアをわざわざ取り付ける必要はないのですが、自分は「バランス」や「見た目」を考慮すると、もう少しリアボックスを真ん中に寄せたいのでこの位置だとかなり不満が残ります。
なのでこの「相性の悪さを解決する」には、デイトナの「スペシャルキャリア」を使用する必要が出てくるんです。
相性の悪い原因
ちなみになぜこの様な相性問題が発生するのかと言うと、基本的に以下の要因が関係しています。
- リアキャリア下の空間(隙間)が狭い
- リアキャリを固定しているボルトの位置
- リアキャリアの形状
リアキャリア下の空間が狭い
スーパーカブ(JA44)の場合はリアキャリアの下に車体(リアホイール)があります。
なので「めちゃくちゃ狭い空間」になっており、とても手を入れてナットやボルトなどの固定作業ができるような感じではありません。
リアキャリアを固定しているボルトの位置
リアキャリアを車体に固定している「ボルトの位置」って、実はめちゃくちゃ大事な要素だったりします。
例えばリアキャリア下の空間にスペースが無いため手を入れて作業ができない場合、リアキャリアをいったん取り外してから汎用ベースと金具で取り付けた後で、元に戻せば良いんじゃないかって思いますよね。
でもスーパーカブの場合はそれができません。なぜならリアキャリアを固定しているボルトの位置が「リアキャリアの中心付近」にあるからです。
なので元に戻そうとしても、リアキャリアを固定するボルト穴にボルトがアクセスできなくなり、汎用ベースを取り付けてからではリアキャリアを車体に取り付けることが不可能になります。
スーパーカブ(JA44)のリアキャリアの形状
スーパーカブ(JA44)のリアキャリアは「幅のあるフレーム」を使用しているため、とてもしっかりとした丈夫な作りになっています。
しかしこの太いフレームのせいで、汎用ベースの上からリアキャリアにボルトを通して固定をする時に、どうしても作業がしづらくなってしまいます。
まとめ
ここまでをまとめると以下のとおりです。
ここら辺の取り付けに関する問題点は、文字や画像だけでは伝わりにくいかもしれませんが、実際に製品を購入して作業を行ってみるとすぐに分かります。
- スーパーカブ(JA44)に汎用ベース(リアボックス)を取り付ける位置は制限される
- 取り付ける位置にこだわりがなければ付属の金具で簡単に取り付けられる
スペシャルキャリアとは?
先ほどから当たり前のように「スペシャルキャリア」と名前を出していますが、ではこのデイトナ製のスペシャルキャリアとは一体なんなのかについて紹介をします。
それでまぁ簡単に言うと「GIVI製リアボックスを取り付けやすくするためのステー」です。
実はこの「GIVI製リアボックス取り付けにくい問題」はスーパーカブだけの話ではなく、他のバイクでも全く同様の問題が発生しています。
そもそもGIVI製のリアボックスの取り付けに使用する「汎用ベース」は、「汎用」という名前の通り、特定の車種に合わせた物では一切ありません。
なので当然のことながら万能ではなく、車種による「リアキャリアの形状」や「リアキャリア周辺の構造」の違いには全く対応しておらず、そのため汎用ベースを取り付ける難易度も車種によってだいぶ変わってきます。
そしてこの上記の問題を解決するためのアイテムが、デイトナから発売されている「スペシャルキャリア」になります。
ちなみに使用方法に関しては、「純正リアキャリアの上から取り付ける」だけなので非常に楽です。
実際に使用するスペシャルキャリアを紹介
それでは、実際にスーパーカブ110(JA44)に取り付けて使用する「スペシャルキャリア」を紹介します。
- メーカー
- DAYTONA(デイトナ)
- 型番
- 77639
- 製品適合車種
- 色々※
- 推奨ケースサイズ
- E43NTL以下のケース
- 製品価格
- 約5,400円~
製品適合車種について
こちらの「スペシャルキャリア(77639)の製品適合車種」に関しては、デイトナ側の明らかな「広報不足」によりハッキリと断定することができません。
と言うのも、車種によっては「適合情報を最新版にアップデート」してないんですよね…。つまりそのスペシャルキャリアを発売した当時の型番の情報しか載せていない車種も多いんです。
例えばスーパーカブの場合は下の画像から分かるように、スーパーカブ(JA10/AA04)のみが適合車種となっており、自分が乗っているスーパーカブ(JA44/AA09)は不可となっています。
しかしいくつかの疑問点があったため、実際にデイトナのカスタマーセンターに問い合わせてみたところ、以下のような回答がありました。
JA44モデルに関してはデータが取れていないため、不可となっていますが実際には取り付けられる可能性があります。しかしプロモデルに関しては絶対に取り付けることができません。
なるほど…うん、いや、そこは確認しとけ!って思いますよね笑
少なくとも商品を販売している側である以上、それぐらいの簡単な確認作業は行っておいて欲しかったです。というか、そもそもあの書き方だと取付不可にしか思えませんからね…。
まぁしかし製品自体は確かな物なのでオススメできます。
製品のセット内容&取り付けに使用する工具の紹介
セット内容(本体&付属品)
セット内容はたったこれだけなので、素早く簡単に取り付けることができます。
- スペシャルキャリア×2
- ボルト(大)×2
- ボルト(中)×4
- ワッシャー×4
- 取り扱い説明書
使用する工具
これらはあくまでも自分が使用した工具なので、実際に作業をする際には各自で好きな工具を使用して取り付けてください。
- 六角棒スパナ(レンチ)
- ソケットレンチ+12mm
- ソケットレンチ+14mm
- トルクレンチ
六角棒スパナ(レンチ)
六角棒スパナ(レンチ)に関しては「100均で売っている製品」で大丈夫です。
トルクレンチ
トルクレンチは「リアショックを固定しているナット」を、指定されている「締め付けトルク 29N・m」で取り付ける時に使用します。
取り付けるGIVI製リアボックス
スーパーカブに取り付けるGIVI製リアボックスは、32Lミドル容量タイプの「GIVI B32NB」です。こちらは「デザイン」、及び「容量」や「機能性」に関して、とても優秀なので気にっています。
実際にスペシャルキャリアを取り付ける作業
それでは実際にスーパーカブ110(JA44)にスペシャルキャリア(77639)を、以下の作業手順のとおりに取り付けていきます。
手順
- リアショックを固定しているナットを取り外す
- リアキャリアを固定しているボルトを取り外す
- スペシャルキャリアを取り付ける
- 汎用ベースの取り付ける位置を調整
作業開始!
リアショックを固定しているナットを取り外す
まず始めにリアショックを固定している「ナット&ワッシャー」を、ソケットレンチ(14mm)で取り外します。
取り外したナットは取り付け時に再度使用するので、どこかに失くさないよう一時的に保管をしておいてください。(ワッシャーは使用しません)
リアキャリアを固定しているボルトを取り外す
次にリアキャリアを車体に固定している「ボルト(リアキャリアマウントボルト)×2」を、ソケットレンチ(12mm)を使用して取り外します。
取り外したボルトは今後使用しません。
スペシャルキャリアを取り付ける
それでは「スペシャルキャリア」をリアキャリアの上から取り付けていきます。
先ほどナットを取り外しておいた箇所に、スペシャルキャリアの先端部分を挿し込みます。
そして保管しておいたナットを使用して共締めをします。
片側が終わったら、もう片側も同じ様にして取り付けます。
そして付属のボルト(大)を六角棒スパナで取り付けます。
汎用ベースの取り付ける位置を調整
スペシャルキャリアの上に汎用ベースを置いたら、GIVIリアボックスに付属する「スクエアワッシャー」で取り付ける位置決めをします。
このスクエアワッシャーを置く位置によって、汎用ベース(リアボックス)の取り付ける場所が決まります。
汎用ベースを取り付ける位置が決まったら、スペシャルキャリア付属のボルト(小)で固定します。
そしてGIVI製リアボックスに付属する「蓋」を取り付けます。
最後にトルクレンチを使用して、リアショックを固定するナットを「締め付けトルク 29N・m」で取り付けて完成です!
スペシャルキャリアにGIVIリアボックスを取り付けた感想
それでは最後に、デイトナ製スペシャルキャリアを使用して、GIVI製リアボックスを取り付けた「外観と感想」を紹介してこの記事は終わりとなります。
とりあえずスペシャルキャリアで取り付けできる範囲の中で、「一番後ろの位置」に汎用ベースを取り付けてみました。
感想(レビュー)
ただ一言、「めちゃくちゃ便利!」というのが率直な感想です。
バイクにGIVIリアボックスを取り付ける際の、無駄なイライラや面倒くささをすぐに解消できるので、このスペシャルキャリアに約5千円を支払う価値は十分にあると思います。
まぁそもそも最初から付属してくれれば有り難いんですけどね笑
もし自分の様にリアボックスの取り付けで苦労している方は、ぜひこちらの製品を購入して取り付けることをオススメします!
この記事が気に入りましたら、下のアイコンをクリックしてSNSシェアの方をお願いします!