ハイスペックなスーパーカブ!
こんにちはchessinuです。
2018年9月にスーパーカブの「最上位モデル」にあたる初代スーパーカブC125(JA48)が発売され、当時の二輪界隈で大きな話題や注目を集めました。
そしてそれから約3年後の2021年9月に、JA48の「後継モデル」として新型スーパーカブC125(JA58)が発売され、こちらも旧型モデルと同様に人気のあるバイクとなっています。
ということで今回の記事では、その新型スーパーカブC125(JA58)の色々なことについて紹介をした記事になっているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください!
スーパーカブC125の紹介
- 発売日
- 車両本体価格
- スペック・機能
- 変速方式
- エンジン音
- 納期の目安
- バイクを探す方法
発売日
1958年(昭和33年)8月に、現在のスーパーカブC125の原型となっている「初代スーパーカブ C100」がホンダから発売されました。
そして初代スーパーカブC100の登場から「約60年後」の2018年9月14日に、ホンダから「スーパーカブC125(JA48)」が正式に発売されました。
なお発売当初の車体色は「パールニルタバブルー」のみとなっています。
初代スーパーカブC125(JA48)が登場してから「約9ヶ月後」の2019年6月21日に、新色として「パールカデットグレー」が追加されました。
パールカデットグレーが発売されてから「約1年後」の2020年7月31日に、新色として「パールシャイニングブラック」が追加され、スーパーカブC125(JA48)は「全3色」のラインナップとなりました。
そしてスーパーカブC125(JA48)が登場してから「約3年後」の2021年9月27日に初の「モデルチェンジ」が行われ、それに伴い車両型式がJA48から現行モデルの「JA58」に変更となりました。
なお発売当初の車体色は「パールニルタバブルー」と「パールネビュラレッド」の2種類で、記事を書いている2022年3月現時点においても追加色はまだありません。
ただし「一年ごと」に新色を追加している今までの流れを考えると、今年の9~10月あたりに追加色がありそうな気もしますね…。
車両本体価格
メーカー希望小売価格は「44万円(税込)」となっていて、原付二種クラスとしては中々お高い価格設定となっています。(「車体色」による値段の差はありません)
なお参考までに現行カブの希望小売価格(税込)を以下にまとめておきました。
車種名 | 価格(税込) |
スーパーカブ110 | 280,500円 |
クロスカブ110 | 341,000円 |
スーパーカブC125 | 440,000円 |
CT125・ハンターカブ | 440,000円 |
スペック・機能
スーパーカブC125(J58)のスペックや機能について、簡単に紹介しているホンダの公式動画があるのでぜひそちらも参考にしてみてください。
なおスーパーカブC125(JA58)の更に詳細なスペックが知りたい方は、ホンダ公式サイトにて確認しておいてください。
【ホンダ公式サイト】
エンジン音
スーパーカブC125(JA58)の実際の「エンジン音(排気音)」を紹介しているホンダの公式動画があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。(イヤホンまたはヘッドホン推奨)
納期の目安
スーパーカブC125(JA58)の元々の人気に加え、「コロナ」や「バイクブーム」などの社会的な影響もあり、余計に入手困難な状況になっているので、正直なところ納期に関しては「全く不明」としか言いようがありません。
まぁもっともスーパーカブC125だけでなく、基本的にどのバイクも納車までに時間がかかっている感じですが…。
ただしSNSなどで調べてみると、注文から納車までのだいたい目安として「6ヶ月」ぐらいかかるような感じですが、その時の運(タイミング)が良ければ「1~2週間」ぐらいで手に入る可能性もあります。
バイクを探す方法
ネット上でバイク(スーパーカブC125)を探す方法は色々とあり、例えば車両検索サイトの「グーバイク」を利用すれば全国にある「新車&中古車」の情報を見ることができます。
【グーバイク公式】
またホンダドリームネットワークを利用して、全国のホンダドリームにある「新車在庫」を探すこともできます。
他の方法としては実際にバイク販売店へ行き、そこで色々な情報を聞くことも大事だと思います。
というのもバイク屋は「横の繋がり」が必ずあるので、仮に自分の店にお目当てのバイクが置いてなかったとしても、他の店に置いてあれば教えてくれる可能性があるからです。
またバイク屋によっては「見込み発注」している可能性があるので、それを狙うのも大事な戦略の一つです。
旧型(JA48)と新型(JA58)の比較
それで先ほど紹介したとおり、スーパーカブC125には旧型モデルの「JA48」と新型モデルの「JA58」があり、当然のことながらそれぞれスペック(仕様)や価格などが異なっています。
ただし旧型(JA48)と新型(JA58)で何が変わったのか微妙にわかりにくいので、ここでは両車の違いについて簡単にまとめてみました。
- 車体色
- 外観
- ABS
- エンジン
- 純正オプション
- 車両本体価格
車体色
旧型のJA48は「パールニルタバブルー」と「パールカデットグレー」と「パールシャイニングブラック」の全3色展開でした。
それに対して新型のJA58は「パールニルタバブルー」と「パールネビュラレッド」の全2色展開となっているのですが、正直なところネット上の反応を見る限りでは、旧型(JA48)の車体色の方が圧倒的に人気があるように感じます。
やはり旧型のグレーやブラックに比べると、新型のレッドって結構攻め込んだ色だとは思うので、まぁ少なからず不満が出るのもわかる気がしますね…。
なので個人的にはレッドではなくもう少し「無難な色」にするか、もしくわ旧型の色にレッドを「追加」するだけでも良かったのではないかと思います。
外観
外観に関しては旧型と新型でほぼ変更点はありませんが、新型モデルは「新設計のエンジン」を採用しているので、その部分の形状(デザイン)が少し異なっている感じです。
ABS
新型モデル(JA58)からはフロントディスクブレーキに「1チャンネルABS」を採用しました。
エンジン
新型モデル(JA58)に新設計のエンジンを採用したことにより「燃費」と「最高出力」が若干向上し、またボアストローク比も旧型モデルより「ロングストローク化」したことで、低中回転域からの力強い走りに期待ができる感じです。
JA48 | JA58 | |
---|---|---|
燃費(WMTC) | 66.1km/L | 68.8km/L |
最高出力 | 9.7ps/7,500rpm | 9.8ps/7,500rpm |
最大トルク | 10N・m/5000rpm | 10N・m/6250rpm |
ボア×ストローク | 52.4mm×57.9mm | 50.0mm×63.1mm |
純正オプション
新型モデル(JA58)からは純正オプション(純正アクセサリー)として、「グリップヒーター」と「ピリオンシート」が用意されています。
なお税抜き価格はグリップヒーターが「19,000円」でピリオンシートが「13,000円」となっています。
車両本体価格
新型モデルは新型エンジンやABSを採用しているため、旧型モデルに比べて税抜き価格が「3万円」ほど高くなっています。
車両型式 | 価格(税抜) | 価格(税込) |
JA48 | 370,000円 | 407,000円 |
JA58 | 400,000円 | 440,000円 |
乗り出し価格の紹介
今回は「ホンダドリーム」で購入した場合のスーパーカブC125(JA58)の乗り出し価格を紹介しますが、基本的にはどこで購入してもそこまで大きな差は無いと思います。
なお以下の乗り出し価格は店舗独自の「値引き」や「オプション」などは入れておらず、あくまでも「フラット」な金額で計算をしてあります。
- 車体本体価格 : 440,000円
- 非課税 諸費用 : 10,590円
- 課税 諸費用 : 20,350円
- 任意保険料 : α
- 合計金額 : 470,940円+α
乗り出し価格について
最終的な乗り出し価格は、合計金額に各自で入る「任意保険料」をプラスして考えます。
ちなみにまだどのバイク保険にするのかをまだ決めていないのであれば、大手企業のSBIホールディングスが運営している、各保険会社の「バイク保険プラン内容の比較をしてくれるサービス」も有るので利用してみてください。
非課税諸費用の内訳
非課税諸費用の内訳は「自賠責保険」で、今回は「3年分(10,590円)」で計算をしてあります。
なお以下は125cc以下の自賠責保険料です。(参考までにどうぞ)
- 12ヶ月 : 7,070円
- 24ヶ月 : 8,850円
- 36ヶ月 : 10,590円
- 48ヶ月 : 12,300円
- 60ヶ月 : 13,980円
課税諸費用の内訳
課税諸費用の内訳は「手続き代行費用(18,700円)」と「グッドライダー防犯登録費用(1,650円)」を合わせた金額となっています。
なお先ほどの非課税諸費用はどこで購入しても金額は同じなのですが、こちらの課税諸費用は各店舗によって手数料が異なるので「数千円程度」の差が生じます。
ただし手続き代行費用に関しては、自分で役所にナンバー登録の手続きに行けば「0円」になる場合が多いので、基本的にほとんどの人は自分でやります。(ただしここは店の収入源になる費用なので断られる場合も有り)
またグッドライダー防犯登録は何なのかということですが、要は警察のデータベースに加入者とバイクを登録しておくことで、盗まれた時に見つけやすくする「防犯システム」に登録するかどうかってことです。
登録すると下に番号が入ったステッカーが貼られます。(画像では番号を消しています)
ちなみにグッドライダー防犯登録は「任意」なので入らなくても良いのですが、基本的には入るように促されます。
まぁそこら辺はそれぞれのご判断で。
維持費用の紹介
スーパーカブC125(JA58)を含む原付二種の、購入初年度にかかる維持費用の項目をまとめると以下のとおりになります。
ただし維持費用というのは所有者の乗り方や環境により大きく異なるので、あくまでも「ある一つの例」という感じで参考にしてみてください。
- 軽自動車税 : 2,400円
- ガソリン代 : 11,600円
- メンテナンス費用 : 10,000円
- 法定12ヶ月点検費用 : 11,000円
- 駐車場代 : β
- 合計金額 : 35,000円+β~
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険料と任意保険料に関しては、先ほど計算した乗り出し価格に含まれているので、維持費用からは差し引いて考えてあります。
軽自動車税
軽自動車税は「4月1日時点」においてバイクを所有している場合に発生する税金で、毎年4~5月に各市区町村から納税通知が所有者のもとに届き、「5月末日」までにコンビニや金融機関等を利用して納税を行う必要があります。
まぁ「節税対策」として3月に納車ができる場合でも、意図的に4月2日以降にずらして「登録」してもらう人もいたりします。
ガソリン代
スーパーカブC125(JA58)の燃費(WMTCモード値)は「68.8km/L」で、平均的なライダーが1年間に走行する距離を「5,000km」と仮定し、更にガソリン価格を「160円/L」で計算をしてみました。
- 燃費 : 68.8km/L
- 年間走行距離 : 5,000km
- ガソリン価格 : 160円/L
5000km÷68.8km/L=72.6L(5000km走るのに必要なガソリン量)
72.6L×160円/L=11.616円(5000km走るのに必要なガソリン代)
まぁスーパーカブC125(JA58)はめちゃくちゃ「燃費の良いバイク」なので、現在のガソリン価格が高騰しているご時世を考えると非常に有り難いですね…。
メンテナンス費用
購入初年度に必要なメンテナンスは人によって多少異なりますが、基本的に「オイル交換&フィルター交換」と「チェーン調整」ぐらいだと思うので、それを基準にして「ホンダドリーム」で作業を行ってもらった場合の工賃(部品代別)を調べてみました。
- エンジンオイル交換 : 800円
- オイルフィルター交換 : 600円
- ドライブチェーン調整 : 1,400円
仮にエンジンオイルの交換を年に3回、エンジンオイルフィルターの交換を年に1回、ドライブチェーンの調整を年に2回行ったとすると、購入初年度のメンテナンス費用は「約10,000円~」ぐらいになります。
ちなみにホンダドリームの作業工賃に関しては、以下の公式リンクを参考にしてみてください。
12ヶ月点検(法定点検)
ホンダの新車バイクには「2年間」のメーカー保証が付帯されるのですが、その保証修理(メーカー保証)を受けるためには、有料の「法定12ヶ月点検」をバイク屋(基本的には購入店舗)で行う必要があります。
それでそのスーパーカブC125の12ヶ月点検費用に関してですが、以下のホンダドリーム公式サイトの情報を参考にして、Bコースの「11,000円~」で計算をしました。
年間維持費の結論
年間維持費用はバイク所有者の環境によっても異なりますが、基本的に初年度の維持費用は「5万円前後」ぐらいを目安に考えておけば良いと思います。
その他の費用
新規でバイク(スーパーカブC125)を購入する人は、事前に最低限の「バイク用品」を揃えておく必要があります。
- ヘルメット
- バイク用グローブ
- プロテクター
- バイクカバー
ヘルメット
納車前にヘルメットを用意しておく必要があるのですが、初めてバイクに乗る場合にはどれを購入したら良いのか迷ってしまうと思います。
なので別の記事にてヘルメットの種類や選び方について紹介してあるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
バイクグローブ
これに関しては特に装着義務はないのですが、できればバイク専用のグローブは用意しておいた方が良いと思います。
ということで自分が使用している「デイトナ製バイクグローブ」を紹介した記事があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
プロテクター
プロテクターに関しても装着義務はないので、必要に応じてという感じになります。
バイクカバー
バイクを保管するためのガレージがない場合には、「防犯」や「風雨除け」のために必ずバイクカバーを用意しておいた方がいいと思います。
終わりに
もし納車魔に時間がかかるようであれば、その間を利用してスーパーカブC125に取り付ける「カスタムパーツ」を考えておくのも良いと思います。
まぁバイク用品を見ているだけでもワクワクしますからね。笑
それでは以上で「スーパーカブC125(JA58)の乗り出し価格や維持費」について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~