Tiakia vs Ram Mounts
こんにちはchessinuです。
スマホホルダーは日常の様々な場面で活躍をしますが、特に「バイクや自転車などで使用する場合」においては、取り付ける製品を慎重に選ぶ必要があります。
なぜなら適当に選んだ結果、もし走行中にスマホを落としてしまったら大変ですからね!
なので今回はネット上でも人気や信頼のある、「Tiakia(ティアキア)」と「Ram Mounts(ラムマウント)」のスマホホルダー製品のどちらが良いのかを、様々な視点で比較検証をしてみました。
バイクや自転車などに取り付けるスマホホルダー選びに迷っている方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
スマホホルダーを選ぶ基準
スマートフォンホルダー(Smartphone Holder)は、名前の通り「スマートフォンを固定するための補助器具」です。
ただしスマホホルダーと一口に言っても「デザイン」、及び「操作性」や「機能性」によって様々な種類があり、その中から自分の用途にあった物を選ぶ必要があるので結構悩んでしまいますよね。
でも自分のような「バイク」や「自転車」に取り付けて使用する用途であれば、選ぶ基準なんてシンプルに「ホールド能力が高い製品」に限り、デザインのことなんて二の次三の次で全然構いません。
というのもやはりバイクや自転車は走行中、大小関わらず常に振動が発生しているので、ホールド能力が低いと走行中にスマホが外れて地面に落下してしまう可能性があります。
それで被害を受けるのが自分だけならまだしも、周りの車両や人に対して損害を与えた場合、責任はこちらに発生してしまいます。
なのでお洒落なデザインの製品を優先して選ぶより、無骨なデザインでいいのでしっかりと固定してくれる能力の製品を選ぶことが大事だと思います。
それで今回はその基準を満たしているであろう「Ram Mounts(ラムマウント)」と「Tiakia(ティアキア)」のスマホホルダー製品を、色々な角度で比較をしてみました。
ちなみにこの2つの製品は、ネット上においても絶大な人気を誇っています。
Ram Mounts製品について
米国生まれのラムマウント(Ram Mounts)製品は、とても丈夫で耐久性が高いため、軍事用としても採用されています。
そして今回比較に使用するラムマウント製品は以下の3つです。
- ベース部分 : RAM-B-231U
- アーム部分 : RAM-B-201U
- グリップ部分 : RAM-HOL-UN10BU
ベース部分
ベース部分は「土台としての役割」を持っており、主にバーホルダーなどに取り付けて使用します。
また、次に紹介する「アーム部分」と連結させる役割もあります。
アーム部分
アーム部分は先ほど紹介した「ベース部分」と、次に紹介する「グリップ部分」を連結させる役割を持っています。
グリップ部分
グリップ部分は「スマホを固定する役割」を持っています。
組み立て完成形
組み立てるとこの様になります。
付属品
固定用の「テザー」が付属品として同梱されています。
グリップ部分とスマホをより強く固定することができます。ただし取り付け&取り外しが結構面倒くさいので、自分はほとんど使用することはありません。
Tiakia製品について
Tiakiaはいわゆる「中華製スマホホルダー」と呼ばれる製品の中では一番の人気となっています。
そして今回使用するTiakiaの製品はこちらになります。
セット内容は「グリップ部分」と「ベース部分」で、これを自分で組み立てて使用します。
組み立て完成形
組み立てるとこの様になります。
付属品
固定したスマホを滑りにくくするための「スポンジパッド」が付属します。
裏側が粘着テープをグリップ部分に取り付けて使用します。
比較項目について
それでは「Ram Mounts」と「Tiakia」のスマホホルダーを以下の項目で比較をしていきます。
- ホールド能力
- 操作性
- 機能性
- 拡張性
- 価格
ホールド能力
まずは一番大事な「固定する能力」を比べてみます。
それぞれのスマホホルダーに同じスマートフォンを挟んだ状態で、約1分間上下左右に激しく振り続けてみました。
結果はどちらも全く緩むことなく固定されていました。
ただし純粋な「挟む力」という点においては、確実に「ラムマウントの方が上」です。
ラムマウントの場合は4隅を「ゴムでガッチリと隙間なくホールドしてある」ので、大の男がどれだけ振り回そうがぶん投げようが「無音&無振動」で全く外れる気配はありません。
それに比べるとTiakiaの場合は、4隅を抑えている「プラスチック部分に若干の可動スペースがある」ので、強く振ったりするとカチャカチャと音を立てて若干の振動があります。
しかしそれでもバイクや自転車などの走行中に発生する振動程度では、全く問題なく使えるレベルだと思います。実際に限界まで強く振り回してみても、スマホ自体が取り外れるということはありませんでした。
結論
ホールド能力 : Ram Mounts > Tiakia
操作性
次に「操作性」に関して比較をしてみます。
操作性とはスマートフォンをホルダーに固定した後、「スマートフォンの角度調整がしやすいか?」ということです。
ラムマウント
ラムマウントのスマートフォンホルダーの場合は、アーム部分にある1ヶ所のツマミを回すだけで、「ベースとアームの連結部分」と「グリップとアームの連結部分」の2ヶ所の角度をそれぞれ別々に調節することができます。
アーム部分にあるツマミです。
このツマミを時計・反時計回りに動かし、アームの上下にある「球を掴んでいる部分」が開いたり閉じたりすることにより、締め付けを緩くしたり固くしたりします。
角度を調整する時は反時計回りに動かして緩め、調整した後に時計回り動かして固く締めます。
ラムマウントのスマートフォンホルダーは「1ヶ所のつまみを回すだけで、2ヶ所の角度を簡単に調整できる」と言うのがとても便利です。
Tiakia
Tiakiaのスマートフォンホルダーの場合は、ベース部分にある1ヶ所のツマミを回すことで、「グリップとベースの連結部分の角度を調整する」ことができます。
ベース部分にあるツマミです。
このツマミを時計・反時計回りに動かすことで角度を調整します。
結論
ラムマウントのスマホホルダーの方が「つまみ自体が大きいため回しやすく」、また「1ヶ所回すだけで2ヶ所の角度を調整することができる」ので便利です。
またラムマウントの場合はツマミがスマホの横から見えているのに対し、Tiakiaの場合はツマミがスマホの真裏にあるので、バイク乗車時の操作が若干やりにくくなるのも気になりました。
操作性 : Ram Mounts > Tiakia
機能性
機能性とはスマートフォンをホルダーに固定した後、「スマートフォンの角度調整幅が広いのか?狭いのか?」ということです。
これに関しては先ほどの「操作性」で紹介したとおり、ラムマウントの場合は2ヶ所の角度をそれぞれ別々に調整することができるので、圧倒的に角度調整幅の自由度は上です。
またラムマウントは「連結部分が球体状」になっているため、本当に色々な角度でグルグルと立体的に自由に調整できるのもめちゃくちゃ便利です。
やはりそれと比較してしまうと、Tiakiaのスマホホルダーの角度調整幅の自由度はだいぶ下がります。
もちろん上下左右にクルクルと平面的には回せるのですが、立体的にクルクルと回るような動きはかなり制限されている感じです。
結論
まぁ角度調整幅の自由度に関しては、圧倒的にラムマウントのスマホホルダーの方が上で、ハッキリ言えば比較にすらならないレベル差ですね。というより「パーツ連結部分の作りの違い」によって、ここまで動きに差が出るのかと少し感心しました。
ただし、Tiakiaのスマホホルダーも上下左右にはクルクルと動くので、立体的な動きなんか不必要な人にとっては全然問題ないレベルです。むしろラムマウントの場合は、クルクルと自由に動き過ぎてしまうことがデメリットな気さえします。
機能性 : Ram Mounts > Tiakia
拡張性
ここで言う拡張性というのは、他のオプションパーツと組み合わせることにより「取り付ける位置(場所)」や「取り付ける方法」に、様々な選択肢を持たせることができるという意味です。
それで結論から言うと、これに関しても圧倒的にラムマウントが上です。
というのも、ラムマウント製品の大きな特徴の一つに「拡張性の高さ」が挙げられます。
例えばここで紹介してきたラムマウント製品は、ベース部分をバーホルダーに挟んで使用するタイプの物でした。
しかし車などのバーホルダーが取り付けられないような環境においては、通常このタイプの製品は使用できません。ではどうするのかと言うと、そういう時はベース部分が平になっているタイプの製品を利用します。
この様に、自分の環境に合わせたオプションパーツを選択して組み合わせる事により、様々なニーズに対応することができます。
Tiakiaの製品には「バーホルダーに挟むタイプ」と「ミラーの支柱と共締めするタイプ」以外の選択肢は無いような感じです。
結論
先ほども述べましたが、拡張性の高さは圧倒的にラムマウントが上です。
ただしバーホルダーなどが使用できる環境であれば、Tiakiaでも良いと思います。
拡張性 : Ram Mounts > Tiakia
価格
それでは最後に価格について比較を紹介します。
ここまでの比較内容を見ていると、「じゃあもうラムマウント製品で良いんじゃないのか?」って思いますよね。
しかし実はラムマウント製品の最大の弱点というか、Tiakiaの最大の強みは「価格の安さ」にあります。
確かにラムマウントのスマホホルダーは、疑いの様のないくらいにめちゃくちゃ優秀です。しかし実際にそれを取り付けようと思ったら、何やかんやで費用として「約1万円」近くはかかります。
- ベース部分 : 1,500円
- アーム部分 : 1,500円
- グリップ部分 : 4,000円
- バーホルダー : 1,300円
- 合計 : 8,300円
それに比べてTiakia製品の場合は、「本体セット」と「バーホルダー」があればそれだけで取り付けることができるので、総費用としては「約3千円」程度で済むのです。
- 本体セット : 1,800円
- バーホルダー : 1,300円
- 合計 : 3,100円
この費用面って本当にめちゃくちゃ大きいと思うんです。約5,000円程度の差とは言え、2つ用意したら約1万円も違いますからね。
自分は最初にラムマウント製品を買った後にTiakia製品を買ったのですが、ぶっちゃけ先にTiakia製品を買っていれば、ラムマウントのスマホホルダーは間違いなく買わなかったと思います。
それぐらいTiakiaの製品は「コスパ面で優れている」と感じました。
また安いのでバイクに取り付けたまま買い物に行き、仮にスマホホルダーが盗まれたとしても精神的なダメージとしては、ラムマウント製品が盗まれるより遥かにマシです笑
結論
価格面(コスパ)で選ぶのであれば、圧倒的にTiakiaのスマホホルダーが上です。
価格面 : Tiakia > Ram Mounts
最終的な結論
ここまでの比較をまとめると以下のとおりです。
- ホールド能力 : Ram Mounts
- 操作性 : Ram Mounts
- 機能性 : Ram Mounts
- 拡張性 : Ram Mounts
- 価格 : Tiakia
ということから、「費用を問わず性能で選ぶのであればRam Mounts」で「性能そこそこでとにかく安く済ませたいのであればTiakia」という結論になりました。
今後もしスマホホルダーを再度購入することがあれば、自分は間違いなくTiakia製品を選ぶと思います。まぁラムマウント製品の性能は良いのですが、いかんせん高い費用がネックになりますよね…。
ただしこれはあくまでも完全に個人的な意見であり、人によって感じ方は全然違うので参考程度にとどめておいてください笑
スマホホルダーを取り付けた外観
それでは最後にそれぞれのスマートフォンホルダーを、自分の乗っているスーパーカブに取り付けてみました。
以上で「中華製スマホホルダーのTiakia」と、「米国製スマホホルダーのラムマウント」の比較をした記事は終わりとなります。
参考になれば幸いです。
さようなら~
この記事が気に入りましたら、下のアイコンをクリックしてSNSシェアの方をお願いします!