コスパ最高の大型バイク!
こんにちはchessinuです。
2021年に発売されて以来、爆発的な人気を博している「Rebel 1100」。
発売初年度に約3,000台を売り上げ、大型バイク部門の年間販売台数ではカワサキのZ900RSに次ぐ「2位」を獲得しましたが、2022年においてもその人気が衰える気配は感じられず、日に日に納車待ちの列が長くなっている印象があります。
ということで今回はそんな超大人気バイク、レブル1100の乗り出し価格や維持費用などについて紹介しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
レブル1100の紹介
- 初代レブル
- カラーバリエーション
- 車両本体価格
- スペック・機能
- エンジン音
- 乗車姿勢・足つき
- 走行シーン
- 納期の目安
- バイクを探す方法
初代レブル
現在のレブルシリーズの原型となっている初代レブルは1985年に誕生し、その正式な車名は全てアルファベット大文字で「REBEL」と表記されました。
なおREBELという英単語には「反逆」の意味があり、おしきせを排し自由に行動することをテーマにしたバイクということで、当時2ストロークのハイスペック車が人気だった時代に、あえてその流れに逆らい(反逆)、4ストローク・2気筒エンジン・最高出力21psのアメリカンスタイルバイクとして発売され注目を集めることに。
カラーバリエーション
そして1996年2月に行われた最後のマイナーチェンジから「約21年後」の2017年4月17日に、初代REBELの名を受け継いだ「Rebel 250」と「Rebel 500」が発売されました。
それから「約4年後」の2021年3月11日に、デュアル・クラッチ・トランスミッションモデルの「Rebel 1100 DCT」が発売され、当初のカラーバリエーションは「ガンメタルブラックメタリック」と「ボルドーレッドメタリック」の2種類となっています。
その「2ヶ月後」の2021年5月13日に、マニュアル・トランスミッションモデルの「Rebel 1100」が発売され、カラーバリエーションに関してはRebel 1100 DCTモデルと全く同じです。
なおDCTモデルとMTモデルの比較については後で紹介しています。
ここまでの流れをまとめると以下のようになります。
- 1985年4月に初代REBELが誕生
- 1996年2月に最後のマイナーチェンジ
- 2017年4月にRebel 250と500を発売
- 2021年3月にRebel 1100 DCTを発売
- 2021年5月にRebel 1100を発売
車両本体価格
やはりレブル1100の魅力(人気)の一つに「コスパの良さ」が挙げられると思います。
というのも、様々な最新機能を搭載したリッタークラスの大型バイクでありながら「110万~121万円」と、非常にお手頃でお求めやすい価格設定となっているからです。
車種名 | 車両本体価格 |
---|---|
レブル250(Standard) | 599,500円 |
レブル250(S Edition) | 638,000円 |
レブル500 | 799,700円 |
レブル1100(MT) | 1,100,000円 |
レブル1100(DCT) | 1,210,000円 |
スペック・機能
レブル1100のスペック(仕様)や機能について紹介している、ホンダ公式の動画があるのでぜひそちらも参考にしてみてください。
なおレブル1100の更に詳細なスペックが知りたい方は、ホンダ公式サイトにて確認しておいてください。
【ホンダ公式サイト】
エンジン音
レブル1100の「エンジン音(排気音)」を紹介しているホンダの公式動画があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。(イヤホンまたはヘッドホン推奨)
乗車姿勢・足つき
ホンダ公式サイトにて、レブル1100(シート高700mm)の「ライディングポジション&足つき」を紹介しているので参考にしてみてください。
こちらは日本人男性の平均身長170cmにおけるライディングポジション&足つきです。
こちらは日本人女性の平均身長160cmにおける&ライディングポジション&足つきです。
走行シーン
レブル1100の「走行シーン」を紹介しているホンダの公式動画(PV)があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
納期の目安
昨今の「コロナ」による部品供給不足や物流遅延などの社会的な影響もあり、ここ数年はレブル1100に限らず、ほぼ全てのバイクで入手困難な状況が続いています。
なので納期については「全く不明」としか言いようがありませんが、TwitterやInstagramなどのSNSを見る限りでは、注文から納車までのだいたいの目安として早くて「3ヶ月」、平均的には「6ヶ月」、遅くて「12ヶ月」ぐらいかかるような感じです。
ただし運良く「キャンセル車両」が出た場合には短縮されることもありますが、基本的に納車待ちの列が伸びている状況なので、本当に欲しい方はホンダドリームでなるべく早めに予約した方が良いと思います。
レブル1100を探す方法
2018年4月から250ccを超える排気量の新車バイクは「ホンダドリーム専売」になったので、レブル500とレブル1100をホンダドリーム以外のバイク屋で購入することができなくなりました。(めちゃくちゃ不便…)
それでネット上でレブル1100を探す方法に関してですが、例えば大手車両検索サイトの「グーバイク」や「バイクブロス」を利用すれば、全国のバイク屋にある「中古車」の情報を見ることができます。
他にも「ホンダドリームネットワーク」を利用して、全国のホンダドリームにある「新車&中古車」を探すこともできます。
あとはホンダドリームへ片っ端から電話をかけたり行ったりして、在庫状況(納車状況)などの情報を聞くことも大事だと思います。
また中古車に関しては割高な感じではありますが、お金さえ払えば納車はすぐにできるので、本当に早く欲しい方であれば購入を検討しても良いと思います。
DCTモデルとMTモデルの比較
それで先ほど紹介したとおり、レブル1100はDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)とMT(マニュアル・トランスミッション)の2モデルから選べるのですが、一体何が異なっているのか微妙に分かりにくいので簡単に紹介します。
それで先に結論から述べると、以下に挙げた要素以外はカタログ上において全て同スペックとなっています。
- 外観
- 変速機型式
- 変速比&減速比
- 全幅
- 車両重量
- エンジンオイル全容量
- 車両本体価格
外観
まず外観に関しては「DCTユニット」と「クラッチレバー」の箇所が異なっているだけで、それ以外では両車の見た目(デザイン)に大きな違いはありません。
また車体色も「ガンメタルブラックメタリック」と「ボルドーレッドメタリック」の2種類で全く同じなため、おそらく街中で見かけてもDCTとMTの区別がつかないレベルだと思います。(クラッチレバーの有無で判断するぐらい…)
ただしそれは裏を返せば、選ぶ際に見た目の違いで悩む必要がなくなるというメリットでもあります。
変速機型式
当然のことながらDCTモデルとMTモデルの最大の違いは変速機型式となっていて、DCTモデルの場合は「自動制御」で変速操作を行ってくれるので、MTモデルのようにクラッチレバーやシフトペダルをガチャガチャと操作する必要がなく、その代わりに手元にあるボタンで色々な設定を行います。
ただしバイクの醍醐味は変速操作という方も多いので、まぁここら辺に関しては完全に好みの問題になると思います。
- DCT : 電子式6段変速
- MT : 常時噛合式6段リターン
変速比&減速比
以下はホンダ公式が発表している変速比(ギア比)と減速比ですが、それを見る限りではDCTモデルの方が少しだけ「ハイギアード」になっていているので、MTモデルと比べて「高速域での性能」や「燃費」の面において有利な感じもします。(逆に加速面では不利)
なおここら辺の違いについて更に詳しく知りたい方は、実際の燃費や走りに関しての検証を行っているサイトや動画があると思うので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
DCT | MT | |
---|---|---|
1速 | 2.562 | 2.866 |
2速 | 1.761 | 1.888 |
3速 | 1.375 | 1.480 |
4速 | 1.133 | 1.230 |
5速 | 0.972 | 01.064 |
6速 | 0.882 | 0.972 |
減速比(1次/2次) | 1.863/2.625 | 1.717/2.625 |
車両重量
DCTモデルにはDCTユニットがある分、MTモデルよりも「10kg」ほど重くなっているので、これにより走行性能や取り回しに多少影響がありそうな気もします。(10kgの差って結構大きい…)
- DCT : 233kg
- MT : 223kg
全幅
DCTモデルにはクラッチレバーがない分、MTモデルよりも「20mm」ほど全幅が小さくなっています。
ただしハンドル幅は全く同じなので、特に両モデルのライディングポジションに影響が出る感じではないようです。
- DCT : 830mm
- MT : 850mm
エンジンオイル全容量
DCTモデルの方がMTモデルよりも「0.4L」ほど多くなっています。
- DCT : 5.2L
- MT : 4.8L
車両本体価格
DCTユニットがある分、車両本体価格(税込)はDCTモデルの方が「11万円」ほど高くなっています。
- DCT : 121万円
- MT : 110万円
レブル1100の乗り出し価格の紹介
先ほど紹介したとおりレブル1100はホンダドリーム専売になったので、ここではホンダドリームで購入した場合の乗り出し価格について紹介します。
なお以下の乗り出し価格は店舗独自の「値引き」や「オプション」などは入れておらず、あくまでも「フラット」な金額で計算をしてあります。
(※レブル1100 DCTの場合には、以下の合計金額に「+110,000円」)
- 車体本体価格 : 1,100,000円
- 非課税 諸費用 : 18,190円
- 課税 諸費用 : 35,750円
- 任意保険料 : α
- 合計金額 : 1,153,940円+α
乗り出し価格について
最終的な乗り出し価格は、合計金額に各自で入る「任意保険料」をプラスして考えます。
ちなみにまだどのバイク保険にするのかをまだ決めていないのであれば、大手企業のSBIホールディングスが運営している、各保険会社の「バイク保険プラン内容の比較をしてくれるサービス」も有るので利用してみてください。
非課税諸費用の内訳
一般的に車検が必要な二輪小型自動車(251cc以上)の自賠責保険料に関しては、新車登録車検時に次の継続車検までの期間(36ヶ月+1ヶ月)である「37ヶ月分(11,390円)」で計算をします。
また二輪小型自動車の重量税(1,900円/年)に関しては、新車登録車検時に次の継続車検までの期間である「36ヶ月分(5,700円)」を納める必要があります。
ちなみに上の非課税諸費用画像では「登録印紙代1,100円」が抜けているので、正確な非課税諸費用の合計は「18,190円」となります。(訂正)
なお以下は二輪小型自動車の自賠責保険料です。
- 12ヶ月 : 7,220円
- 24ヶ月 : 9,270円
- 36ヶ月 : 11,230円
- 37ヶ月 : 11,390円
課税諸費用の内訳
先ほどの非課税諸費用(自賠責+重量税)はどこで購入しても金額は同じなのですが、こちらの課税諸費用は各店舗によって手数料(人件費)が異なるので「数千円程度」の差が生じます。
またグッドライダー防犯登録は何なのかということですが、要は警察のデータベースに加入者とバイクを登録しておくことで、盗まれた時に見つけやすくする「防犯システム」に登録するかどうかってことです。
登録すると下に番号が入ったステッカーが貼られます。(画像では番号を消しています)
ちなみにグッドライダー防犯登録は「任意」なので入らなくても良いのですが、基本的には入るように促されます。
そしてレブル1100にはETC2.0が標準装備されているので、それを使用するための「ETCセットアップ手数料」も必要になります。
レブル1100の維持費用の紹介
レブル1100の購入初年度にかかる維持費用の項目をまとめると以下のとおりになります。
ただし維持費用というのは所有者の乗り方や環境により大きく異なるので、あくまでも「ある一つの例」という感じで参考にしてみてください。
- 軽自動車税 : 6,000円
- ガソリン代 : 42,720円
- メンテナンス費用 : 25,000円
- 法定12ヶ月点検費用 : 18,200円
- 駐車場代 : β
- 合計金額 : 91,920円+β~
自賠責保険料と任意保険料と重量税
この3つに関しては先ほど計算した乗り出し価格に含まれているので、年間の維持費用からは差し引いて考えてあります。
軽自動車税
軽自動車税は「4月1日時点」においてバイクを所有している場合に発生する税金で、毎年4~5月に各市区町村から納税通知が所有者のもとに届き、「5月末日」までにコンビニや金融機関等を利用して納税を行う必要があります。
まぁ「節税対策」として3月に納車ができる場合でも、意図的に4月2日以降にずらして「登録」してもらう人もいたりします。
ガソリン代
レブル1100の燃費(WMTCモード値)はMT&DCTともに「18.7km/L」で、平均的なライダーが1年間に走行する距離を「5,000km」と仮定し、更にガソリン価格を「160円/L」で計算をしてみました。
- 燃費 : 18.7km/L
- 年間走行距離 : 5,000km
- ガソリン価格 : 160円/L
5000km÷18.7km/L=267L(5000km走るのに必要なガソリン量)
267L×160円/L=42,720円(5000km走るのに必要なガソリン代)
メンテナンス費用
購入初年度に必要なメンテナンスは人によって多少異なりますが、基本的に「オイル&フィルター交換」と「ドライブチェーン調整」ぐらいだと思うので、それを基準にして「ホンダドリーム」で作業を行ってもらった場合の工賃(部品代別)を調べてみました。
- エンジンオイル交換 : 1,100円
- オイルフィルター交換 : 600円
- ドライブチェーン調整 : 1,400円
仮にエンジンオイル(約4.0L)の交換を年3回、オイルフィルター(2個)の交換を年1回、ドライブチェーンの調整を年2回行ったとすると、購入初年度のメンテナンス費用はだいたい「25,000円」ぐらいになります。
なおホンダドリームの作業工賃の詳細に関しては、以下の公式サイトを参考にしてみてください。
12ヶ月点検(法定点検)
ホンダの新車バイクには「2年間」のメーカー保証が付帯されます。
ただしその保証修理を受けるためには、有料の「法定12ヶ月点検」をバイク屋(基本的には購入店舗)で行う必要があり、その金額は以下のホンダドリーム公式サイトを参考にすると、おそらくレブル1100の点検費用はDコースの「18,200円」になると思われます。
年間維持費の結論
年間維持費用はバイク所有者の環境によっても異なりますが、基本的に購入初年度の維持費用は「10万円前後」ぐらいを目安に考えておけば良いと思います。
その他の費用
新規でバイク(レブル1100)を購入する方は、事前に最低限の「バイク用品」を揃えておく必要があります。
- ヘルメット
- バイク用グローブ
- プロテクター
- バイクカバー
ヘルメット
レブル1100納車前にヘルメットを用意しておく必要があるのですが、初めてバイクに乗る場合にはどれを購入したら良いのか迷ってしまうと思います。
それで別の記事にてレブルのような「ネオクラシックバイク」に似合うヘルメットについて紹介をしているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
バイクグローブ
これに関しては特に装着義務はないのですが、できればバイク専用のグローブは用意しておいた方が良いと思います。
それで別の記事にてレブルに似合うバイク用グローブについて紹介をしているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
プロテクター
プロテクターに関しても装着義務はないので、必要に応じてという感じになります。
バイクカバー
バイクを保管するためのガレージがない場合には、「防犯」や「風雨除け」のために必ずバイクカバーを用意しておいた方がいいと思います。
終わりに
大人気バイクのレブル1100は納車されるまでに時間がかかる可能性が高いので、それを待っている間に色々と準備をしておくと良いと思います。
まぁバイク用品を見ているだけでもワクワクしますからね。笑
それでは以上で「レブル1100の乗り出し価格や維持費」について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~