ついに決断!
こんにちはchessinuです。
現在所有しているスーパーカブを含めて、今までにいくつかのバイク(スクーター)に乗ってきました。
このスーパーカブは本当に優秀なバイクで、「街中」でも「ツーリング」でもオールマイティーに乗りこなすことができます。
しかし全てにおいて万能というわけではなく、原付き特有の最大の欠点があります。それは…
「高速に乗れないこと!」
やはり遠くにツーリングに行きたい時に、中型以上のバイクは一台あった方が絶対にいいですよね~。
以前中型バイクに乗っていた時はツーリング自体にあまり興味が沸かなかったのですが、最近Youtubeなどを見ている影響か、やたら「長距離ツーリング」がしたくて堪らない!(笑)
それで先に結論から言うとレブルではなく「GB350」を購入し、そして「4月25日」に無事納車されました。
実際に乗ってみた感想についてはまた別の記事で紹介しようと思いますが、簡単に一言だけ述べておくと、とにかくめちゃくちゃ乗りやすくて楽しく、そして荷物を載せて「旅に出たくなるバイク」です。
個人的にはGB350を購入して大正解!
GB350(GB350S)について
HONDAの「GB350」は、既にインド市場で販売されている「H’ness(ハイネス) CB350 DLX」というバイクがベースになっており、それを国内用にカスタマイズして販売される形となります。
そして「2021年3月30日」に、ホンダから正式に発表された「GB350(GB350S)」の主要なスペックを抜き出すとこんな感じです。
- 製造国
- 日本(熊本製作所) – ノックダウン生産
- 排気量
- 350cc(348.36cc)
- 燃費
- 49.5km/L(定地燃費値) : 41.0km/L(WMTCモード値)
- エンジンオイル全容量・オイル(フィルター)交換時・推奨オイル
- 2.5L・2.0L・10W-30(ウルトラG1)
- エンジン
- 空冷4スト単気筒SOHC
- 最高出力 : 最大トルク
- 21ps/5,500rpm : 3.06kgf・m/3,000rpm
- ボア×ストローク
- 70.0mm×90.5mmの(超)ロングストローク
- ABS・トラコン・スリッパークラッチ
- 有り
- タイヤ
- F19 R18(SモデルはR17)/チューブレス/キャストホイール
- ブレーキ
- 前後ディスクブレーキ(油圧式)
- シート高&装備重量&タンク容量
- 800mm&180kg&15L
- エンジン始動方式 : 変速方式
- セル(キックなし) : 5速リターン(シーソー式ペダル)
- 地味に嬉しい装備
- センタースタンド、パッシングスイッチ、ハザードランプ、ギアポジションインジケーター、多機能メーター、灯火類全てLED
もう少し詳しく紹介
発売時期と価格について
3月30日に公式発表予定なのでまだ分からないと言いたいところですが、ぶっちゃけ関係者の間では既に情報が出ていたりします。
それで馴染みのホンダドリームのスタッフさんから色々と話しを聞いてみると、「価格(税込)」と「発売時期」についてはだいたい決まっているっぽい感じです。
GB350 | GB350S |
4月22日 | |
青・赤・黒 | 灰色・黒 |
55万円 | 59.4万円 |
※発売延期となり「7月15日」になりました。
GB350とGB350Sの違いについて
- 「GB350」は「H’ness CB350 DLX」がベース
- 「GB350S」は「CB350RS」がベース
※「H’ness CB350 DLX」にHSVCS機能が付いた、上位版(見た目はほぼ同じ)の「H’ness CB350 DLX/PRO」があるが、こちらは日本での販売は不明。
ちなみに「GB350」と「GB350S」の比較動画から見て分かるとおり、GB350Sの方がハンドルの位置が遠く、そしてメインステップの位置も後方上部にあることで、乗車姿勢が若干ですが「前傾」になる感じです。
またFIのチューニングやマフラーの跳ね具合などを含め、全体的にはSモデルの方が「スポーティーな乗り心地」に仕上がっているそうです。
あとは「リアタイヤの大きさ」もSモデルは17インチで幅広のラジアルタイヤとなっていたり、シフトペダルもシーソーではなくノーマルであったりリアフェンダーの形状も違っていたりと、結構差別化は出来てるっぽい感じです。
これら2つのバイクの違いについて、詳しく紹介している【動画】があるので参考にしてみてください。
ちなみに上の画像が「GB350」のベースとなっている「H’ness CB350 DLX」の上位版の「H’ness CB350 DLX/PRO」で、下の画像が「GB350S」のベースとなっている「CB350RS」です。
カラーバリエーションについて
「GB350」の青色の正式な名称は「マットジーンズブルーメタリック」でマットカラー(艶なし)です。
ちなみにこれは「レブル250の青色」と全く同じ色だったりします。実際に展示車両を見てみると、マットカラーが凄くお洒落で上品でした。
なお他の色の正式な名称に関してですが、赤色は「キャンディークロモスフィアレッド」でグロスカラー(艶あり)です。
こちらの色は「CB400 SUPER FOUR」にも使われている色です。実際に展示車両を見てみると、赤色の中にラメが入っていてとても綺麗でした。
黒は「マットパールモリオンブラック」でマットカラー(艶消し)です。
こちらの色は「CB1000RR-R」にも使用しています。実際に展示車両を見た感想としては、3色の中で一番メッキパーツが映えていてカッコよかったです。
「GB350S」のカラバリは2種類あり、1つが「パールディープマッドグレー」でグロスカラー(艶あり)です。
個人的にはこの色が一番カッコよくてお洒落に見えました。
もう1つが「ガンメタルブラックメタリック」でグロスカラー(艶あり)です。
それぞれホンダのバイクに使用されている色なので、ググってみるとイメージが掴みやすいと思います。
足つきについて
SNSやYoutubeのコメント欄で、しばしば足つきに関して心配している方を見かけます。
まぁ「シート高(しーとこう)が800mm」ということで若干高く感じるかもしれませんが、そこは「シートの調整」や「サスペンションの調整」などの「ローダウン加工」により、数センチは足つきを良くすることができます。(画像をクリックすると元の動画に飛びます)
足付きが気になる方はバイク屋に行って、同じぐらいのシート高のバイクに跨ってみるとイメージしやすいと思います。例えば人気車種の「ハンターカブ」や「400X」なんかもシート高が同じ800mmだったりします。
なので個人的には足つきを心配するよりも、どちらかと言うと全体的な「取り回し」の方を気をつけたほうが良いと思っています。
というのも、「GB350」の車体(全長2163mm・全幅800mm・全高1107mm)は大型クラス並の大きさで、かつタイヤもF19・R18と中々のサイズなので、おそらく現物を見た時に想像していた以上の「ボリューム」を感じると思います。
【追記】それで実際に納車されてガレージ内に保管していますが、やはり普通に「デカイ!」(しかしそこがカッコイイ!)
でも見た目は確かに大きくて車格はありますが、実際に跨ってみると凄く「コンパクト」で乗りやすく、しかも単気筒ということもあり「めちゃくちゃ軽い」です。なので路上でエンストして立ちごけなんてことは、あまり考えることができない感じですね。
オススメの予習動画
バイク雑誌などの関係者の人達が、先行レビューしているYoutubeの動画があるので参考にしてみてください。また、ホンダの公式サイトで「GB350のエンジン音(排気音)」なども聞くことができます。
特に高速道路走行動画での「鼓動感(パルス感)」、及びミラーやスピードメーター読み取り時のブレなさから察する「走行時の振動の少なさ」などは見ていても期待できます。
カスタムパーツについて
「GB350(S)」は人気もあり色々とカスタムしやすいバイクということで、今後様々な企業から多くのカスタムパーツが販売されると思われます。
例えば「株式会社 WM(ダブルエム)」が開発しているアルミカウルなどもお洒落でカッコいいです。(現時点でのイメージ画像)
ちなみに汎用品の安い「ビキニカウル」を試しに取り付けてみました…。需要があるかわからないですが、暇な時に取り付け方法に関する記事を書いてみたいと思います。
また国内大手バイクカスタムパーツメーカーの「デイトナ」が販売を予定している、「GB350専用カスタムパーツリスト」も発表されました。(デイトナ公式FBの画像)
多くの人が欲しがっていた「タコメーター」や「エンジンガード」など、色々なパーツが載っていますので参考にしてみてください。
乗り出し価格や維持費について
GB350とGB350Sの「乗り出し価格」や「維持費」や「割引キャンペーン」などについて別の記事にまとめたので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
またこちらの記事では、3月上旬頃にインドで発表された「H’ness CB350のリコール」などについて紹介しています。
Rebel(レブル)について
HONDAのレブルに関しては、今更紹介が必要ないくらい有名で人気のある車種です。
見た目のスタイリッシュでお洒落な感じと、シート高が「690mm」と足付きが抜群なこともあり、特に女性ライダーを中心に爆発的な人気を博しています。(ちなみにスーパーカブは約740mm)
あるデータによると、「126~250cc」のバイク部門で3年連続(2018~2020年)で一位の販売台数となっており、2020年においては「約14,000台」と、2位のADV150にダブルスコアを付ける形となっています。
実際に街中や観光地を走行していても、結構な頻度でレブル乗りライダーを目撃します。
ちなみにレブルの排気量は「250cc」と「500cc」がありますが、車検や車両価格の影響もあり、圧倒的に250ccが売れています。
※1100cc(DCT)は3月11日発売予定
レブルに試乗してみる
既にレブルに乗っている人のブログや動画を見ることで、色々と参考になりイメージが掴みやすいとは思いますが、やはり自分で実際にレブルを運転してみるのが一番ハッキリと分かりやすいです。
ということで、今回は「ホンダドリーム」へ行き、実際に「Rebel(レブル)250」に試乗させてもらうことにしました。
ちなみに本当は「Rebel500」に乗りたかったのですが、どこの店舗を探しても250ccしか試乗できなかったので、こちらで妥協をすることにしました。
試乗方法
バイクの試乗方法に関してですが、自分の場合は確実性を考慮し、事前にホンダドリームの方へ電話で試乗日を予約しておきました。
しかし電話等で予約をしていなくても、訪れた当日にバイクが空いている場合はそのまま乗れるそうです。
ただし当然ですが、「免許証」は必ず用意しなくてはいけません。(メットやバイクグローブは貸出可)
試乗の際のルール
試乗の際にいくつかの規則があるので紹介をしておきます。
- 試乗は無料
- 半袖・半ズボン・サンダルはNG
- 試乗コースは決められている(約15分程度)
- 強雨時は中止
- 20歳未満は保護者の同意が必要
その他のサービス
ホンダドリームで試乗する場合には「時間」や「コース」などの制限があるので、色々と物足りなさを感じてしまうことがあると思います。
なのでその様な場合には、「HondaGO BIKE RENTAL(ホンダゴー・バイクレンタル)」という、ホンダ公式のバイクレンタルサービスを利用することをオススメします。
こちらは有料サービスとなっていますが、自分が乗りたい「好きなバイク」を「好きな場所・時間」で自由に選択して走行することができるので、先ほどの試乗では満足できなかった方にはうってつけの内容となっています。
ちなみにこちらのレンタル料金は、それぞれ車種によって変わってくるのでご注意ください。
他に「ライコランド」や「NAPS(ナップス)」などのバイク用品店でも、有料のレンタルバイクサービスを行っているので、興味のある方はぜひ調べてみてください。
レブルの良かった点と悪かった点
実際に「Rebel(レブル)250」に乗ってみて感じた、「良かった点」と「悪かった点(不満点)」について簡単に紹介をします。
ただしこれはあくまでも「約15分程度の決まったコースを1回試乗した」だけなので、まぁそういう感想もあるんだなぁ…程度の参考にとどめておいてください。
おそらくもっと長い間乗ることにより、全然違った印象になると思います。
良かった点
まずはレブルに試乗してみて良かった点について紹介をします。
- 足付きが良い&車体が軽い
- 運転(操作)しやすい
- 見た目がカッコよくてお洒落
足付きが良い&車体が軽い
先ほども紹介しましたが、まず乗ってみてビックリするのは「圧倒的な足付きの良さ」ということです。
これは「クルーザータイプ」ということもあるのですが、レブルの「シート形状」や「シート周辺の構造」も大きく関係していると思います。
ちなみに足付きが良いことによるメリットとしては、乗車中における「立ちごけ」の恐怖が軽減されるので、精神的に余裕を持って運転ができるということです。
また、車体の大きさの割に重量がかなり軽いので「取り回しが容易」というのも、女性ライダーに人気がある要因の一つだと思います。
運転(操作)しやすい
実際に運転してみると「操作性(ハンドリング)」の良さに驚きました。
一般道の平地を走っただけですが、軽くニーグリップもできるので「コーナリング」もすいすいと気持ち良くでき、「発進~加速」に関しても特にひっかかるような違和感はありませんでした。
個人的に思っていたクルーザータイプバイクの概念を、良い意味で変えてくれる結果となりました。
また「アシストスリッパークラッチ」を採用しているので、クラッチ操作もめちゃくちゃ軽く、運転していて楽でしたね。
見た目がカッコよくてお洒落
個人的にレブルの一番好きな所は、この唯一無二と言っても過言ではない「見た目のお洒落さ」です。
やはりバイクはファッション的な要素も強いので、街中で乗る時にはかっこいいバイクがいいですよね。
悪かった点(不満点)
次にレブルに乗っていて悪かった点というか、個人的に「不満に思った点」を紹介します。
ただし先ほども述べましたが、これはあくまでも「短時間&短距離」走行という制限された条件下で感じたことなので、人によっては全然違う感想や印象を持つと言うのをご了承ください。
- ハンドルが微妙に遠い
- 乗車姿勢(ポジション)が良くわからない
- 腰が痛くなる
- 若干の窮屈感がある
- ハンドルの振動が割とある
ハンドルが微妙に遠い
これに関しては自分だけではなく、レブルに乗っている人のブログや動画を見ると、結構多くの人から言われている問題(?)だったりします。
なので例えば「ハリケーン」を始めとする多くのサードパーティから、「改善用のハンドル」が販売されていたりもします。
ちなみに自分は身長が「175cm」で、手足の長さもその身長の平均的な感じなのですが、それでもやはりハンドルが微妙に遠く感じたので、これは決して小柄な女性ライダーだけの問題ではないような気がします。
非常に言葉で表しづらいのですが、なんか変な距離感なんですよね(笑)
個人的には純正ハンドルの形状を、もう少しギュッと前に絞ってある方が乗りやすいと思いました。
乗車姿勢(ポジション)が良くわからない
それでハンドルが微妙に遠いことにより、後ろにゆったりともたれかかるような姿勢で運転することができず、背筋真っ直ぐ or 若干の前傾姿勢で運転をすることになります。(ここが乗る前に想像していた感じと大きく違う点)
そんなお尻と腕の位置が定まらない妙な感じの姿勢で運転をし続けていると、「腰が痛くなる」という悪循環が発生してしまいます。
実際に約15分程度運転しただけでも結構腰に負担がかかってるのが感じられ、他の方のブログや動画のレビューでも、やはりこの腰痛問題について語っているのを割と多くお見かけしました。
ただしこの問題に関しては、「純正のハンドルを社外製品のハンドルと交換をする」という解決方法があったりします。
この様にハンドルを交換することで、前傾での「乗車姿勢」がだいぶ改善されるようです。
また長いこと乗り続けている内に、自分にとっての「ベストポジション」も見つかり、乗車姿勢も安定してくるだろうとも思います。
若干の窮屈感
良かった点で「足付きが良い」というのを紹介しましたが、逆に足付きが良すぎて若干の窮屈感がありました。
というのも、運転中も停車中も常に膝が曲がった状態なので、いわゆる「ちょっと背の高い椅子に座っているような感覚」に近く、長い時間運転した場合に脚が段々とダルくなっていくのではないかと思いました。
まぁこれは体格差にも依るのでしょうが、個人的にはシート高があと「20~30mm」あって調度良いような気がしました。
何というかステップとシートとハンドルの位置や高さが、それぞれ絶妙に噛み合ってない感じが否めません。
ハンドルの振動が割とある
走行していて大体「80km/h~」を超えた辺りから、急にハンドルの振動が「ダダダダダダッ」っと強くなりだしました。
気になったので他の方のレビューを見てみると、やはり同じ様に振動に悩んでいる人がたくさんいる模様。
高速に乗って長時間スピードを出すことを考えると結構気になるポイントではありますが、こちらもハンドルを変えることにより多少は解決できそうな感じです。
まとめ
試乗してみて個人的に思った不満点を、一言でまとめるとこんな感じです。
「乗車姿勢が思ってたんと違うっ!そして腰が痛ぇっ!」
ただし逆に考えれば、これはハンドルやシートを社外品に交換するだけでもだいぶマシになる問題だとも思いました。
GB350とレブル250を乗り比べた感想
実際にGB350とレブル250を乗り比べた結果、レブルではなく「GB350」を選んだ理由について以下にまとめてみました。
ただしこれは試乗したレブル「250」と比べた上での感想であり、レブル(500 or 1100)と比較したものではありませんので予めご了承ください。
- 乗り比べた感想
- 排気音(エンジン音)
- 低中速域での力強さ
- タンデム(二人乗り)
- 荷物積載性
- 乗車姿勢
- 目線の高さと景色
- その他の感想
- 買えない(売ってない)
- 排気量で悩む
- 見た目と価格
- スペック
- 国内新発売
乗り比べた感想
排気音(エンジン音)
言い方が少しアレになってしまいますが、でもハッキリ言ってレブル250のノーマル状態での排気音(エンジン音)はかなり「ショボい」と思います。
これは跨ってアクセルを回した瞬間に即感じました。
実際にレブルをレビューしている他の方の動画を見ても、やはりエンジン音が「物足りない」と言う意見がかなり多くあります。
というか正直な所、比較対象の「GB350」がエンジン音にめちゃくちゃこだわっているバイクなので、余計にショボく感じたということもあると思います。
ちなみにエンジン音をYoutubeの動画などで聞くのもいいですが、実際に試乗して「自分自身で聞き比べてみる」と、何となく自分の言ってる事がわかってもらえると思います。
低中速域での力強さ
これに関してはレブル250にしか乗ってないので、「500ccや1100cc」がどうなのかは全くわからないという前提での感想です。
それでハッキリ言って、発進から加速までの「低中速域」における力強さが完全にレベチでした。
まぁ排気量の差も当然あるのでしょうが、何というかやはりGB350は低中速域を重視して作られたエンジンを載せているだけあって、本当に色々と違いを感じましたね。
ただ「高速域」に関しては一般道しか走っていないので、両バイクにどれぐらいの違いがあるのか分かりませんが、街中を走行するのであれば間違いなくGB350の方が乗りやすいと感じました。
タンデム(二人乗り)
もしタンデム走行を頻繁にするのであれば、間違いなく「GB350」にした方が良いです。
なぜならレブルの純正タンデムシートは「小さくて硬い」ので、ちょっと乗っているだけでも結構疲れたりします。また運転者との間隔も狭く、かなり窮屈な姿勢で乗り続けなければならないのがキツイ感じです。
それに比べるとGB350はシートがかなり広いので座りやすく、また運転者との距離も余裕があるのでめちゃくちゃタンデム走行しやすいです。
また低速域での力強さがあるので、タンデムしていても発進が凄く楽にできます。
まぁ元々このバイクは「インド市場向け」に作られているということもあり、タンデム走行面での快適さをかなり意識して設計されていると思います。
インドでは2人乗りどころか3~4人乗りは当たり前のように行われていますからね笑
荷物積載性
またシートが広くてスペースに余裕があるので、「荷物の積みやすさ」や「積載量」もレブルよりGB350の方が良いと思います。
なので荷物を多く積んで「ツーリング」や「キャンプ」をする人にとっては、GB350の方が良いのではないでしょうか?
乗車姿勢
走行中の乗車姿勢に関しては、「超圧倒的」にGB350の方が良いと思いました。
これは決してレブルの乗車姿勢が悪いというわけではなく、GB350の乗車姿勢があまりにも「楽で心地良過ぎる」せいなんです。
マジで「永遠に乗ってられるんじゃね?」ってぐらい楽なので、おそらくこの世にある全てのバイクの中でも極めて上位のランクに位置する楽さ加減だと思います。
それで何でこんなに楽なポジションなのかと言うと、やはりハンドルやステップやシートの高さなどがそれぞれ「絶妙な位置関係」を保っているせいだと考えます。
実際にホンダ公式の紹介文を読んでみるとやはりその通りで、かなり「エルゴノミクス(人間工学)」に力を入れた作りなんだろうなぁと思います。
それに比べるとレブルの場合は先ほど紹介したとおり、長く乗っていると「腰に負担」がかかりそうな乗車姿勢なんですよね。
なので良くも悪くも「かなり独特な乗り心地」なので、レブル購入を検討している方は必ず試乗してから決めた方が良いと思います。
足つきや見た目だけで選んでしまうと「アレ?」って感じになる可能性が高い気がします。
乗車中の目線の高さと景色
GB350のデメリットの1つとしてよく挙げられている「シート高の高さ」についてですが、確かにシート高が800mmでリアサスもあまり沈み込まずサイドカバーも左右に出っ張っているので、実際のシート高の数値よりも跨った時に高く感じるかもしれません。
しかしシート高が高いというのは、デメリットだけではなく「メリット」もたくさんあります。
例えばシート高が高いことにより自然と視線(目線)が高くなり、ツーリングの際に「風景(景色)」が綺麗に見え、また人混みの多い街中での走行時でも「周囲を見渡せる」ので安全に運転ができます。
それに比べるとレブルの場合は「シート高が低い」ので足付きに関しては凄く良いのですが、やはり乗車中の視線が低くなるので、周りを車に囲まれると割と「圧迫感」はあったりしました。
そもそもレブルとGB350のシート高は、単純に数値だけで比べても「11cm(110mm)」も違うので、走行中に見えている風景も変わってくるというのはまぁ当然っちゃ当然の話しですよね。
その他の理由
買えない
まずそもそもレブルが「どこにも売ってないから乗りたくても買えねぇ!」っていう状況になっています。
というのも、コロナの影響により世界中で「コンテナ不足」になっているため、組み上がったレブル本体は生産国のタイにあるのですが、それを日本に運べない状態になっています。
それに加えてレブル自体の人気もあるので、余計に入手困難になっています。
なので安定した供給が行われる目処が全く立っていません。
実際に色々なバイクショップの人に聞いてみると、去年(2020年)の9月に注文したレブルが未だに届いていないなんて事態にもなっています。
また今からレブルを発注した場合、最悪今年中(2021年)には無理かもしれないなんて言われたりもしました(笑)
しかし「GB350」に関しては、既にホンダドリームの方へ仮予約を入れてあるので、おそらく「発売日1~2週間以内」には確実に入手できると思われます。
排気量で悩む
レブルの場合は「250cc・500cc・1100cc」と3つの排気量クラスに分かれています。
仮に250ccを買った場合、後で物足りなく感じて500cc~を欲しくなる可能性もあります。
しかし500ccを買うなら、同じ大型バイク区分の1100ccでも良いような気がするんですよね…ただ1100ccまで行くと色々とオーバースペックな気さえします(笑)
なので結局どのクラスのレブルを購入しても、何かしら気になる点が残りそうなのが悩みどころです。
しかしGB350の場合は350ccの「1クラス」しかないので、特に悩む必要がないのはかなり大きなポイントです。
スペック
カタログ上での最高出力に関しては、同じ中型クラスの「レブル250」の方が「26ps/9,500rpm」と、「GB350」の「21ps/5,500rpm」よりも若干高い数値になっています。
しかし「GB350」のエンジンの魅力は、最大トルクの「3.06kgf・m/3,000rpm」や「超ロングストローク+空冷単気筒」ということから分かるように、低中速域トルクからの力強いパワフルなドコドコした走りや鼓動を感じることができるという点です。
なのでこの様なトルクが太いバイクは、街中やツーリング先で走るには最高に乗りやすいと思います。
(ちなみにレブル250の最大トルクは「2.20kgf・m/7,700rpm」となっています)
また燃費に関しても「GB350」が「41.0km/L(WMTCモード値)」と、レブル250の「34.0km/L(WMTCモード値)」よりも優れた数値を出しているのでお財布にも優しいです。
しかも「GB350」はタンクも「15.0L」と中々のサイズなので(レブル250は11.0L)、航続可能距離が「約615km」という凄いことになっています。
ちなみにギアチェンジペダルが、今乗っているスーパーカブと同じ「シーソー式」というのも、何となく運命を感じてしまうところです(笑)
見た目と価格
もちろんレブルもかっこいいバイクなのですが、GB350のような昔ながらの「The バイク」って感じの方が純粋に好きっていうのも選んだ理由として挙げられます。
まぁこれは完全に好みの問題なので、結構人によって意見が分かれると思います。
そして車体価格に関してですが、「GB350」の方がレブル250(税込60万)よりも「5万円」ほど安く、また「U39割」というキャンペーンを利用すれば更に「5万円」安くなります。
つまり最終的にはレブル250より「10万円」も安くなるのです!
ただしその分GB350には「車検」がありますが、一回あたりの車検費用はだいたい5万円ぐらいなので、結局のところ車検があってもGB350の方がトータルで安いんですよね。
しかも燃費もGB350の方が良いので、「ガソリン代」もレブルよりかかりません。
国内新発売
「GB350」は国内新発売の2021年モデルのバイクということで、やはりまだ乗ってる人が少ないというのは「新鮮味」があり、良くも悪くも自分がそのバイクの「開拓者」となれるのは嬉しいことです。
ただしリコールが発生して人柱になるリスクもありますが(笑)
最終的な結論
ここまで色々と長々紹介してきましたが個人的な結論を出すと、足付きと車検を苦にしないのであればレブル250よりも「GB350」をオススメします。以上!
自分もベースとなる「H’ness CB350」からよほどヘンテコな変更を加えない限りは、「GB350 マットブルー」を購入する決意に変わりはありません。
というか、既にホンダドリームで予約してあるという用意周到さ(笑)
あぁ~早く発売日になってほしい~めちゃくちゃ楽しみです!
ホンダドリームに「GB350」の実車が出てきたら、皆さんもぜひ実際に見に行ってみてはいかがでしょうか。
ではさようなら~