神聖な清めの儀式!?
こんにちはchessinuです。
ずーっと見て見ぬ振りをしながら過ごしていましたが、ようやく重い腰を上げ、家の庭にある古いトイレや井戸を取り壊す&埋めることを決意。
しかし決意したところで、一体どのような手順を踏んで行えばいいのかなどは全く知りませんでした。まさか何もせず、いきなりハンマーでベルリンの壁崩壊映像みたいな感じで取り壊すのは流石に罰が当たりそうで怖いです笑
それでお祓いをしてもらうかどうかで悩んでいましたが、家族と相談した結果、神職の方にお祓いをしてもらうことにしました。
それで先に結論から言うとやはりお祓いをしてもらって良かったと思います。決して目に見える効果とかではないのですが、心情的な観点から見ると謎の安心感は持てたりします。
ということで、今回は実際にそのお祓いをしてもらうまでの流れや実際のお祓いの様子、また事前に用意する物などを紹介した記事となっていますのでぜひ参考にしてみてください!
取り壊すきっかけ
そもそもなぜ古いトイレや井戸を取り壊そうと思ったのかというと、主な理由は以下の3つになります。
- 庭のスペースの確保
- 野良動物や虫の溜まり場になる
- 雨風によるきしんだ音がうるさい
庭のスペースの確保
まず真っ先に思いつく理由としては、純粋にトイレや井戸があることにより「デッドスペース」が生じるので、せっかくの庭を「有効活用できない」ということがあります。そもそも家には井戸が2ヶ所あり、取り壊す予定の井戸は現在使用していなかったので、ずっと放置されていた状態でした。
野良動物などの溜まり場
この前、家の庭でハクビシンとタヌキを目撃しました。明らかに古いトイレを「根城」にしているような感じです。
また庭の隣に個人規模の畑があるのですが、せっかく育てている農作物などにも被害が及びそうで怖いです。糞なども撒き散らし、衛生上にも良くないので最悪ですね。
雨風による騒音
強風や横殴りの雨により、錆びついた扉や天井の板がバンバンとなってかなりうるさいですね。自分の家だけでなく、周りの家にも迷惑になりそうなぐらいの騒音です。
特に台風でどこかに吹き飛ばされて車や家に突き刺さったりしたら危険です。
お祓いをする必要性について
ではなぜお祓いをする必要があるのか気になったので色々と調べてみたところ、結論としては「まぁ何となく」って感じです。
ハッキリ言えば、お祓いなんて別にしてもしなくてもどっちでも良いんです。
ただ日本には「八百万の神が居る」と言われている通り、やはりトイレや井戸にも神様という存在を何となくですが感じてしまいますよね。(トイレの神様なんて歌があるくらいですから笑)
まぁ個人的にお祓いに関しては神様云々というよりも、トイレや井戸に対して「今までの労をねぎらう」という意味合いの方が強い感じです。
要は人に対するそれと同じような感覚ですね。
神社へ相談へ行く
お祓いの必要性は理解しました。
しかしそうは言っても庭にあるトイレを取り壊すなんて初めての事なので、正直どうしたらいいのか分からない…。とりあえずネットで検索して調べてみても、何が何やら曖昧な感じの情報しか出てきません。
ということで、悩んでても仕方ないので何となく「神社へ行って相談」をしてみることにしました。
そして数日後、地元では有名な神社へ行き、神主(おそらく宮司)さんに話を聞いてもらうことに成功。(ちなみに神社へ行く前に、電話でちゃんとアポイントメントを取っておきました)
それで神主さんと話をしてみたのですが、やはりこういう相談は多いらしいですね。例えばトイレや井戸の取り壊しの他に、「人形の供養」とか「大きな古い樹木を切る時の供養」などの相談もあるそうです。
そして結論から言うと、後日ここの神社の関係者の人が家に来て、取り壊す前に行う清めの儀式的な事をしてくれることになりました。
事前に用意する物
とりあえず色々と目処が立ったのでよかったよかったと一安心!
しかしだからといって、ただ当日になるのを待っているだけでは駄目です。というのも、神主さんから言われた物を事前に用意しておく必要があるからです。
今回自分が用意した物は以下のとおりです。
- 米
- 塩
- 水
- 日本酒(一升瓶)
- 御初穂料
「米と塩と水」に関しては、家にあった物を器に入れただけです。「日本酒」に関しては、お祓いの際に一時的に供えた後、神主さんが飲む用に持って帰りました。本来であればお祓いが終わった後、みんなで打ち上げ的な感じで飲むらしいのですが、まぁお互いの時間の関係上これは省略をしました。
「御初穂料(はつほりょう)」はお祓い、および祈祷や祝詞などの謝礼として神社側に対して納めるお金です。
初穂というのは「その年に初めて収穫された農作物」のことで、要するに大昔は儀式のお礼の際に、お金ではなく農作物が納められていたことが関係しているようです。
ちなみに金額としては「1万円」を御初穂料として納めました。(この中にガソリン代なども含まれています)
なので全体としてかかった金額は、日本酒代と御初穂料ぐらいなので「約1万2~3千円程度」でした。思っていたよりも全然安く済んだ感じですね。
最初はその他諸々で10万ぐらい必要なんじゃないかと思ってたので笑
ちなみに六曜に関しては「仏滅」以外なら良いとのことなので、お祓い実行日はお互いのスケジュールが合う日曜日(大安)にしました。
まぁ個人的にここら辺は割と気にしない感じですが。
実際にお祓いを行う
なんやかんやでお祓い当日になりました。
実際に現場に来たのは「禰宜(ねぎ)」という神職の方で、神社で打ち合わせをした方とは違う人でした。ちなみにその方は凄く丁寧で物腰の柔らかい60代ぐらいの方で、ジャージ姿で車に乗って家の庭まで入ってきました。
それで一旦、家の中で「装束」に着替えさせてくれとのことなので、空いている部屋まで案内をしました。ちなみに装束というのは神職の方の正装みたいなもので、何となく平安貴族のおじゃる丸を思い出す風貌でしたね。
実際にお祓いをする時に使用した物がこちらです。供え物を置く「台」と白いファサファサした「御幣(ごへい)」は、禰宜さん側で用意して持って来た物です。
お祓い開始!
そしてついにお祓いが始まりました!
流石にスマホのカメラでパシャパシャ撮るのは失礼に当たるので、首からGo Proをぶら下げて映像を残すことにしました。
まず最初に禰宜さんが儀式開始の呪文みたいなのを唱え始めました。しかしそれにしてもなんて良い天気なんでしょうか。これは絶好のお祓い日和なんですかね?笑
次にあの例の白いファサファサした「御幣(ごへい)」と呼ばれる物を手に取られました。
そしてその御幣を頭の上でファサファサしてもらいました。
その後、(風が強かったため)御幣をどこかにかたしてくれとお願いされたので、とりあえず玄関に置いておきました。
いよいよお祓いも終盤に入り、懐に入っていた紙を取り出して読み始めました。
それを読み終えると皆で一礼をしてお祓いの儀式終了となりました。ここまでおおよそ10分程度でした。
お祓い終了後
お祓いが終了したら、禰宜さんと家の中でお茶を飲みながら少し世間話をしました。
まぁ色々と忙しいようで、今日もこの後にお宮参り(初宮参り)などの予定が入っているそうです。
そして禰宜さんが帰る際に、事前に用意しておいた日本酒と御初穂料を渡して車を見送った後、塩を身体とトイレや井戸の周辺に軽く撒いて全てのお祓い作業が終了しました。
まぁ全体を通して約30分程度で終わったので、特にその後の用事などに差し支えはありませんでした。
この後は頑張ってトイレを解体して、色々とそのスペースを活用していきたいと思います。しかしこんなに簡単ですぐ終わるのであれば、もっと早くお願いしておけば良かったぁ~なんて思ったり笑
それでは以上で、庭にあるトイレなどのお祓い作業の一連の流れを紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~