選ぶポイントは何?
こんにちはchessinuです。
ガソリン携行缶を持っていると色々な場面で役に立ちますよね。
しかしいざガソリン携行缶を購入しようと思ってネット上で色々と調べてみても、たくさん種類があるので結局どれを購入したら良いのか迷ってしまいますよね。
そこで今回はそんな方のために、Amazonを始めとするECサイト(楽天・ヤフーショピング)で特に人気のある小型のガソリン携行缶を3つ紹介します。
基本的にこの3つのガソリン携行缶「X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000」・「EMERSON(エマーソン) EM-134」・「MELTEC(メルテック) FK-06」の中から購入すれば大きな失敗はないと思います。
どのガソリン携行缶を購入するか悩んでいる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!
比較するガソリン携行缶
まず始めに、今回比較するガソリン携行缶について紹介していきます。
- X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
- EMERSON(エマーソン) EM-134
- MELTEC(メルテック) FK-06
ただしその前に一点だけ注意点があります。
EMERSON(エマーソン)とMELTEC(メルテック)のガソリン携行缶に関しては、「カラー」と「付属品(給油ノズル・収納袋・取り扱い説明書)」が違うだけで、本体(ボトル)のスペックはほぼ同じです。(重さが若干違う)
まぁ完全に憶測ですが、本体(ボトル)に関しては販売元が違うだけの同一製品だったりするんですかね。何となく中国の同じ工場で作ってるのかなぁなんて勝手に想像していますが実際はどうだか…(^^;)?
X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
X-EUROPE(クロスヨーロッパ)のガソリン携行缶には1000mLタイプの「BT-1000」の他に、750mLタイプの「BT-750」と500mLタイプの「BT-500」があります。
この製品については別の記事にて詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
EMERSON(エマーソン) EM-134
EMERSON(エマーソン)のガソリン携行缶には1000mLタイプの「EM-134」の他に、750mLタイプの「EM-133」と500mLタイプの「EM-132」があります。
付属品と本体カラー以外は、MELTEC(メルテック)とほぼ同じスペックの製品です。
この製品については別の記事にて詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
MELTEC(メルテック) FK-06
MELTEC(メルテック)のガソリン携行缶には1000mLタイプの「FK-06」の他に、750mLタイプの「FK-05」があります。
付属品と本体カラー以外は、EMERSON(エマーソン)とほぼ同じスペックの製品です。
この製品については別の記事にて詳しく紹介していますので、合わせて参考にしてみてください。
比較点
それぞれのガソリン携行缶について、以下の項目を比較していきます。
携行缶本体
それではまず携行缶本体(ボトル)から比較していきます。
比較する点は以下の3つです。
- 大きさ
- 重さ
- 材質
大きさ
それぞれの携行缶の大きさに関しては以下のとおりになります。
- X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
- 高さ : 20cm
- 直径 : 9.0cm(90φ)
- EMERSON(エマーソン) EM-134
- 高さ : 24.6cm
- 直径 : 8.0cm(80φ)
- MELTEC(メルテック) FK-06
- 高さ : 24.5cm
- 直径 : 8.0cm(80φ)
X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
X-EUROPE(クロスヨーロッパ)の携行缶は3つの中で横幅が一番大きくずんぐりしているので、立てた状態での安定感は一番ありますが、横幅が広いため手の小さい人には若干持ちにくいかもしれません。
ちなみに製品紹介で高さが20cmとなっていますが、実際に計測してみると約19cm前後ぐらいしかありませんでした。
なので並べてみると、他の2つより明らかに高さが低いのが分かります。
EMERSON(エマーソン) EM-134
EMERSON(エマーソン)のガソリン携行缶は先程のX-EUROPE(クロスヨーロッパ)と比べると、縦に長く横に狭いスリム体型です。
色もレッドとお洒落なので、デザイン面での人気もあります。
MELTEC(メルテック) FK-06
事前に紹介したとおり、こちらはEMERSON(エマーソン)のガソリン携行缶と本体の大きさに関しては全く同じです。
ちなみにキャップ部分も口周りの部分も全く同じですね。
なので見た目上は「レッド」か「シルバー」かという色の違いだけです。
重さ
それぞれの携行缶の重さに関しては以下のようになります。
これに関しては特筆することもなく製品紹介どおりです。ちなみにX-EUROPEの携行缶は他の携行缶の2倍近い重さが有るので、やはり実際に持ってみるとずっしり感はありました。
まぁ安定性という意味で良いのかも知れませんが。
- X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
- 308g
- EMERSON(エマーソン) EM-134
- 150g
- MELTEC(メルテック) FK-06
- 165g
材質
それぞれの携行缶の材質に関しては以下のとおりになります。
こちらも製品紹介どおりなので特筆することは無いのですが、基本的に3つとも全て材質等の加工による「耐食性」や「耐摩耗性」を売りにしています。
ちなみにキャップと組み合わせて使用する「ゴムパッキン」は必ず劣化する物なので、定期的にチェックをして適切に交換をしてください。
- X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
- 厚さ : 0.6mm
- 本体 : 電気亜鉛メッキ鋼板(SECE)
- キャップ : ステンレス
- パッキン : ニトリルゴム(NBR)
- EMERSON(エマーソン) EM-134
- 厚さ : 0.8mm
- 本体 : アルミニウム(アルマイト加工)
- キャップ : アルミニウム(アルマイト加工)
- パッキン : ニトリルゴム(NBR)
- MELTEC(メルテック) FK-06
- 厚さ : 0.8mm
- 本体 : アルミニウム(アルマイト加工)
- キャップ : アルミニウム(アルマイト加工)
- パッキン : ニトリルゴム(NBR)
個人的な携行缶本体に関する結論
まぁ人それぞれ好みはありますが、個人的にこの3つの中で一番気に入ったのは「X-EUROPE(エックスヨーロッパ)」ですね。
やはりずっしりとした安定感があり、そしてデザインも無骨な感じでいかにもガソリン携行缶って見た目が好きです。
あとはキャップの形状も他の2つと比べて回しやすく、ゴムパッキンも外に露出していないのが良いです。
付属品
次に付属品の質などを比べてみます。
基本的に付属品は以下の3つですが、エマーソンのガソリン携行缶だけ「内容物表示ステッカー」が入っています。
- 給油ノズル
- 持ち運び収納袋
- 取り扱い説明書
給油ノズル
給油ノズルはガソリン携行缶によって、デザインや機能が結構変わってきます。本体と同等、もしくわそれ以上に大事な部分かもしれません。
- X-EUROPE(クロスヨーロッパ) BT-1000
- 全体長 : 8cm
- ホース長 : 7cm
- 注ぎ口の大きさ : 約0.7cm
- 締付部分 : 材質不明
- ホース部分 : ポリ塩化ビニル(PVC)
- パッキン : ニトリルゴム(NBR)
- EMERSON(エマーソン) EM-134
- 全体長 : 17cm
- ホース長 : 14cm
- 注ぎ口の大きさ : 約1cm
- 締付部分 : ポリプロピレン(PP)
- ホース部分 : ポリ塩化ビニル(PVC)
- パッキン : ニトリルゴム(NBR)
- MELTEC(メルテック) FK-06
- 全体長 : 19cm
- ホース長 : 17cm
- 注ぎ口の大きさ : 約1cm
- 締付部分 : ポリエチレン(PE)
- ホース部分 : ポリ塩化ビニル(PVC)
- パッキン : ニトリルゴム(NBR)
X-EUROPEの給油ノズル
X-EUROPE(クロスヨーロッパ)の給油ノズルは他の2つの給油ノズルと違い、本体のボトル内に収納するタイプです。
なのでメリットは嵩張ることが無いという点で、デメリットは給油ノズルを装着する時にどうしてもガソリンが手に付着してしまうということです。
そしてもう一つのデメリットというか気になる点は、他の2つのノズルに比べて長さが短く、また注ぎ口の大きさも狭いこと。なので給油する際に時間がかかったりして少し不便だったりします。
EMERSONの給油ノズル
EMERSON(エマーソン)の給油ノズルの他の2つと違う大きな特徴は、ノズル自体に「空気穴」が付いていることです。
ただしこの「空気穴」があるため、給油する際にノズルの向きに気を付けなければ、中にある燃料が漏れてきてしまいます。ちなみにノズルは2番目に長いです。
MELTECの給油ノズル
MELTEC(メルテック)の給油ノズルの他の2つと違う大きな特徴は、ノズルにジャバラ部分があるということです。
このジャバラ部分があることで給油の際に角度を柔軟に調整できるのですが、デメリットとしては給油後の掃除の際に内側のジャバラ部分に燃料が付着して残りやすいということです。ちなみにノズルは3つの中で一番長いです。
持ち運び収納袋
持ち運び収納袋は全てのガソリン携行缶に付属し、そしてそれぞれ少しづつデザインや機能面で違います。ただし一つだけ共通して言えることがあります。
それは「所詮おまけレベル」って事です。
なので品質面に関しては期待しないほうが良いです。実際にAmazonのレビューなどを見ても、やはり収納袋に関しては余り評判は良くない感じですね。ちなみに材質は3つとも「不織布」です。
X-EUROPEの収納袋
これが3つの中で一番シンプルです。特に機能も何もなく、本当にただ入れるだけって感じの袋です。
頭まですっぽり入らないのが地味に不満だったり…。
EMERSONの収納袋
個人的には3つの中で一番デザインが好きです。
またベルト通しの機能もあります。
MELTECの収納袋
見た目はエマーソンの収納袋と同じ様な感じです。
こちらにはベルト通しの他にカラビナもあるので、どこかに引っ掛ける事が出来ます。ただしかなり貧弱な感じです。
その他の付属品
取り扱い説明書
取り扱い説明書に関しては、3つとも1枚の紙が入っているだけです。基本的に内容は一緒で、ガソリン携行缶の使用方法や注意点などが書いてあります。
内容物表示ステッカー
エマーソンのガソリン携行缶だけに付属している物です。
携行缶の中に入っている石油の種類を識別するため、携行缶または収納袋などに貼っておくステッカーです。意外と役に立ちそうな気がします。
個人的な付属品に関する結論
「給油ノズル」に関しては、個人的に内蔵タイプの方が好きなのでクロスヨーロッパが一番です。逆にエマーソンの給油ノズルは、空気穴の向きをつい忘れてしまいそうなのが少しマイナスポイントですね。
「収納袋」に関しては先程も述べましたが、どれも全て品質的に微妙なので引き分けです。ということで、収納袋は別にどこかで買ったほうが良いと思います。自分は100均に良い大きさのがあったのでそちらを購入しました。
「取り扱い説明書」に関してはどれも大して変わりませんが、メルテックとエマーソンが図などを載せて説明していたり、取り扱い説明書自体も大きく見やすかったので良かったです。逆にクロスヨーロッパは文字が小さすぎて読みにくかったです。
その他の項目
その他の細かな項目に関して比べてみます。
- 価格
- 認証規格
- 給油中の様子
価格
それぞれの価格に関して「ECサイト」における最安値(税込)で比べてみます。なおポイントは考慮しておらず、送料に関しては東京都基準です。
メルテックはクロスヨーロッパやエマーソンと比べると若干安いです。人気に関しては、Amazonでのレビュー数や星評価で見るに大体同じ様な感じですね。
クロス | エマ | メル | |
---|---|---|---|
アマ | 2,400円 | 2,500円 | 1,800円 |
ヤフショ | 2,500円 | 2,400円 | 2,100円 |
楽天 | 2,600円 | 2,400円 | 2,100円 |
(2020年8月現在)
認証規格
危険物運搬容器には「KHK規格」と「UN規格」の2種類の規格があります。どちらかの規格の合格認定を受けていないと、ガソリンを入れる容器として使用することが出来ません。
この3つの容器は全て「UN規格」に合格して認証を受けた製品です。
X-EUROPE(クロスヨーロッパ)
EMERSON(エマーソン)
MELTEC(メルテック)の携行缶でも探したのですが、他の2つとは違い本体に刻印やシールが無かったです。ただし「UN規格」にはきちんと合格しています。
給油中の様子
実際に給油してる時の画像です。
X-EUROPE(クロスヨーロッパ)。デメリットは注ぎ口が狭いので給油するのに若干時間がかかることです。個人的にノズルが短いのはあまり気になりませんでした。
EMERSON(エマーソン)。デメリットは給油する際に「空気穴」を上に向ける必要があることです。忘れて下に向けると燃料がポタポタと漏れてしまいます。
MELTEC(メルテック)。デメリットは給油後にジャバラ部分に溜まった燃料の掃除が若干めんどくさいことです。
ガソリン携行缶の選び方について
ここまで色々と比較してきましたが、総合的な結論としては「自分の好きな物を買う!」です。
いや、これを言ったらそれまでなんですが、ハッキリ言ってこの3つはどれを購入してもほとんど同じだと思います。
強いて選ぶポイントを言うのであれば以下の3点です。
- 本体の大きさ
- 本体のデザイン
- ノズルのタイプ
大きさに関しては「縦長タイプ」が良いのか、もしくわ「幅広タイプ」が良いのかを自分の用途などに応じて選ぶことになります。
ノズルのタイプに関しては、まず「内蔵タイプ」が良いのか「別々タイプ」が良いのかを選び、更にノズルの形状なども考慮します。
そして地味に大事だと思うのが「本体のデザイン」です。結局どれを購入しても大差ないのであれば、デザイン面で気に入ったものを購入するのが一番だと思います。
ちなみに自分はこの3つの中であれば「X-EUROPE(クロスヨーロッパ)」を一番気に入っています。
以上でネットで人気のあるガソリン携行缶を比較した記事は終わりです。
さようなら~
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