意外と知られていない?
こんにちはchessinuです。
ホンダのバイクを購入しようと考えたら、まず真っ先に思いつくであろう「Honda Dream(ホンダドリーム)」。
ただしこのホンダドリームってそもそも「何なのか?」というのを、あまり多くの人に知られてはいないと思います。(かくいう自分も知りませんでした)
やはりバイクというのは購入して終わりではなく、その後もメンテナンスなどのアフターサポートで必ずお世話になるので、購入前にそのお店についてある程度知っておく必要があります。
ということで今回は「ホンダドリームについての紹介」と、「ホンダドリームについて個人的に思うこと」をまとめた記事となっているので、ホンダドリームでバイクを購入する際の参考にしてみてください!
ホンダドリームとは?
それではまず始めに「Honda Dream(ホンダドリーム)」について紹介をします。
と言いたいところなんですが、自分もホンダドリームについては「ホンダのバイクを販売している店」ぐらいの知識しかなかったので、ググったりして色々と調べてみることにしました。
そして調べてみて分かったのは、「なんかちょっとややこしい!」ということ。
正直なところ、これから紹介する内容が正確なのかどうかさえ分からないぐらいにはややこしい!(もし何か間違えていたらコメント欄で教えて下さい笑)
それで自分が何に対してややこしく思ったのかは以下のとおりです。
- 販売店の区分が色々ある
- 店舗ごとに経営(運営)している会社が違う
販売店の区分(形態)が色々ある
ホンダのバイクを販売している店にはそれぞれの「区分」があり、これがまぁ初見では本当に分かりにくい!
それでこれを理解するには、まずザックリとしたホンダドリームの歴史について知っておく必要があります。
ホンダドリーム設立の簡単な歴史
1996年 – ホンダはバイクに関する知識の専門性を高めて客のニーズに応えるため、今までホンダのバイクを販売していた全国約16,000店を、ホンダの全排気量のバイクを取り扱う「PRO’S(プロス)店」と、ホンダの250ccまでのバイクを取り扱う「Honda店」の2つの販売区分にすることを決める。
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2002年 – ホンダは今まで以上のサービス向上を目的とし、「Honda Dream(ホンダドリーム)」を全国に設立することを目指す。
計画は主に、ホンダ技研の子会社である「ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)」を中心として行っていたが、その際に「PRO’S店」にも参画に加わることを求めた。
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2017年 – それでなんやかんやあって2017年までに、ホンダの全排気量のバイクを取り扱う「Honda Dream」と「PRO’S WING」と「PRO’S」の3販売区分と、ホンダの250ccまでのバイクを取り扱う「Honda WING」と「Honda」の2販売区分ができていた。
- Honda Dream(111店舗)
- PR’OS WING(130店舗)
- PRO’S(300店舗)
- Honda WING(370店舗)
- Honda(4,589店舗)
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2018年 – しかし2018年の4月からこれらの5販売区分を再編成し、ホンダの全排気量のバイクを取り扱う「Honda Dream」と、ホンダの250cc以下のバイクを取り扱う「Honda Commuter(コミューター)」の2販売区分にすることを決定し現在に至る。
- Honda Dream(150店舗)
- Honda Commuter(5,350店舗)
補足事項
それぞれの販売店で取り扱えるバイクについて調べてみたので紹介をします。
- Honda : ホンダのバイクは250cc以下までで、ホンダ以外のバイクも販売可。
- Honda WING : ホンダのバイクは250cc以下までで、ホンダ以外のバイクは販売不可。
- PRO’S : ホンダのバイクは全て取り扱い、ホンダ以外のバイクも販売可。
- PRO’S WING : ホンダのバイクは全て取り扱い、ホンダ以外のバイクは販売不可。
- Honda Dream : ホンダのバイクは全て取り扱い、ホンダ以外のバイクは販売不可。駐車場の広さや整備士の資格など特定の条件をクリアしないとホンダドリームにはなれない。
2018年4月からは上記のことが再編され、「Honda Dream」以外では「250ccを超えるホンダの新車バイク」を購入することができなくなりました。(中古バイクなら可能)
しかしそれならば、もっと全国的にホンダドリームの店舗数を増やしてから再編を行ってほしかったですよね。
というのも地域によってはホンダドリームが一切なかったりするので、そういう人たちにとってはホンダの250ccを超える新車バイクを購入するのが不便な状態になっています。
ちなみに2021年3月現在において、全国にホンダドリームは「161店舗」あるそうです。
しかしホンダ側の当初の目標としては2020年までに全国に「200店舗」を予定していたそうなので、展開にかなり遅れを感じてしまいますが、コロナの影響などもあるので仕方がないのかもしれません。
店舗によって経営している会社が違う
更にホンダドリームについて調べてみると、「各店舗ごとに経営会社が違う!」ということが発覚しました。
ずっと自分は全てのホンダドリームが「ホンダの直営店舗」だと思っていたのですが、どうやらそれは大きな間違いだったようです。
ではホンダドリームの各店舗はどのような経営形態なのかと言うと、大きく分ければ以下の2通りになるようです。
- ホンダの子会社(HMJ)が出資している会社の店舗
- 直接的な資本関係がない会社の店舗
ホンダの子会社(HMJ)が出資している会社の店舗
まず一つ目のパターンは、ホンダ技研の子会社である「ホンダモーターサイクルジャパン(HMJ)」が100%出資している会社運営の店舗です。
それぞれのホンダドリーム店の会社概要の会社名欄に「株式会社ホンダドリーム〇〇」と記載があれば、おそらくHMJが出資している会社の店舗だと思われます。
例としては株式会社ホンダドリーム「関東・東京・近畿・九州…etc」が挙げられ、ここが運営しているホンダドリーム店のことを、一般的には「ホンダ子会社(HMJ)の直営店舗」と呼ばれています。
ちなみにそれぞれが運営している店舗をまとめてみました。(どっか抜けていたらスイマセン)
- 株式会社ホンダドリーム関東
- 埼玉 : 鴻巣・所沢・大宮・狭山・東浦和・草加・新座・ふかや花園
- 千葉 : 船橋・松戸・蘇我
- 茨城 : 水戸北
- 東北 : 盛岡・仙台泉・郡山
- 株式会社ホンダドリーム東京
- 東京 : 世田谷・板橋・練馬・西東京・立川・武蔵村山・葛飾・大田
- 神奈川 : 磯子・横浜都筑・横浜旭・横浜緑・川崎宮前
- 株式会社ホンダドリーム近畿
- 大阪 : 箕面・豊中・東淀川・藤井寺・堺
- 京都 : 京都右京・京都伏見・京都北山
- 兵庫 : 尼崎・姫路・神戸灘
- 奈良 : 奈良
- 株式会社ホンダドリーム中国四国
- 広島・福山・高松・岡山・高知・徳島
- 株式会社ホンダドリーム九州
- 博多・福岡西・福岡東・福岡春日・久留米・熊本
追記(2022年4月1日)
何やらホンダドリーム関東からしっかりとした手紙が来ているので、事前予約をしていたバイクについての納期情報かと思ってウキウキしながら中身を確認してみたところ、それとは全く関係のない「社名変更」のご案内でした…。笑
それで手紙の詳細な内容としては、上で紹介した株式会社ホンダドリーム関東、東京、近畿、中国四国、九州が合併して、2022年4月1日より「株式会社 ホンダドリームジャパン」に社名変更となるようです。
まぁ合併することで具体的にどの様なサービス向上に繋がるのかはまだ分かりませんが、グループ企業間における在庫管理などの連携がスムーズになってくれると個人的には有り難いです。
直接的な資本関係がない会社の店舗
次に紹介する二つ目のパターンは、先ほどの株式会社ホンダドリームとは違い、それぞれの企業がホンダドリームの加盟店(フランチャイズ契約)となり、バイクの販売や整備などのサービスを提供しています。
例えば東京都のホンダドリームを見てみると、ホンダドリーム世田谷や練馬などの運営は「株式会社ホンダドリーム東京」が行っているのに対し、ホンダドリーム新宿や吉祥寺などは「株式会社 桜井ホンダ」となっています。
またホンダドリーム王子や足立を運営している「株式会社 Moto-UP」は、ホンダドリームの他に「Moto-UP 岩槻本店」というバイクショップも運営しています。
なので自分の利用しているホンダドリームを調べてみると、その会社について色々と分かったりするので役に立つかもしれません。
直営店とフランチャイズ店ってどっちがいいの?
新しくバイクを購入する際に、「ホンダドリーム直営店とフランチャイズ店ではどちらの方が良いのか?」、ということに関しての個人的な意見を紹介します。
ただしこれはあくまでも「過去の経験からの個人的な考え」なので、購入する際の参考程度までに留めておいてください。
それで先に結論から述べると、「直営店よりフランチャイズ店の方がサービスは良い傾向が高い」と思いました。
ではなぜそう思ったのかという理由は以下のとおりで、これらを一言で簡潔に表すと「全体的に各企業の努力が伺える」ということです。逆に言うと直営店は「殿様商売」っぽさを要所要所で感じました。
- 接客態度が良い
- 色々と融通が利く
- 無駄なオプションを付けない
- 値引き交渉に割と応じてくれる
接客態度が良い&融通が利く
まぁ基本的には直営・フランチャイズ関係なく、どこのホンダドリームも接客態度は悪くはないのですが、やはりフランチャイズ店の方が全体的に良かった記憶があります。
例えば新車をそのホンダドリーム店で購入していなくても、フランチャイズ店の場合はメンテナンスに関するアフターサポートをしてくれたり相談を聞いてくれたりしました。
しかし直営店のホンダドリームでは、自分の所で購入したバイク以外のアフターサポートや相談は「一切受け付けない」と店長に断言されました。
一方でフランチャイズの店長は「どこでバイクを購入しようが、ホンダの製品を買ってくれたことに変わりはない」と言って、乗っていたバイクを丁寧にサポートしてくれたので、恩返しのために新車をここで購入しました。
これは直営3店舗で聞いて全く同じ対応だったので、おそらく上の方針としてそうなっているのかなぁ~?って感じですね。
無駄なオプションを付けない&値引き交渉に割と応じてくれる
新車でバイクを購入する際の、「見積もり」においても結構違いを感じました。
直営店の見積もりでは、明らかに必要のなさそうなオプション(保険・メンテナンス系)を色々な理由をつけて強引に組み込まれたりしましたが、フランチャイズ店の方では一切そういうことがなかったです。
また「値引き交渉」や「事前予約」においても、フランチャイズ店の方では柔軟に対応してもらえました。
例えば値引きができない場合でも、総支払い額は据え置きで「オプション(装備品)」を無料でサービスしてくれたり、また新発売のバイクの事前予約に関しても、「手付金」を支払わなくても良かったりと色々と親切にしてもらえました。
ホンダドリームに関する個人的な結論
それでここまで紹介してきた内容の個人的な結論としては、ホンダドリームでバイクを購入する際には以下の点を意識してみてください。
(ただし居住地の付近にホンダドリームが複数店舗存在しているという方に限りますが…。)
- 口コミ(レビュー)をしっかりと見ておく
- 事前に下見をしておく
- 複数の店舗で見積もりを取ってもらう
- 店長の人柄(性格)が大事
- できるだけ近場が良い
口コミ(レビュー)をしっかりと見ておく
そのホンダドリームの店舗名をググれば「Googleのクチコミ」が出てきます。
まぁクチコミも全部が全部信用できるというわけではないのですが、それでもその店舗の情報を知るには十分だと思います。
実際に自分もクチコミを見た後にその店舗へ行って書かれていたことを確認しましたが、やはりレビュー通りだったことの方が遥かに多いです。
そういうこともあり個人的な結論としては、「店舗の質はクチコミのコメント数と星の数でほぼ間違いない」&「クチコミのコメント内容は絶対にしっかりと読んでおく」ということです。
一応の目安としては「★1.0~3.5は微妙、★3.6~4.0は普通、★4.1~5.0は良」って感じです。
事前に下見をしておく
それでクチコミを見た後に必ずその店舗を下見で訪れて、店舗内の雰囲気をチェックしておきます。
やはりクチコミだけでは分からないことの方が多いですからね。
複数の店舗で見積もりを取ってもらう
そして下見に訪れたついでに見積もりを取ってもらい、その際の「スタッフさんの印象」や「値引きの可否」など聞いた上で各店舗の比較をします。
店長の人柄が大事
実はこれがめちゃくちゃ大事なことで、その店舗の良し悪しというのは、そこを取り仕切る店長によってほぼ決まってくると思います。
なので機会があれば店長と直接話しをして、どんな人なのかをチェックしてみるのも大切なことだと考えます。
できるだけ近場が良い
各店舗をトータルで比較して大した差がないと感じた場合は、できるだけ居住地から近場のホンダドリームを選んだ方が良いです。
やはりいざ何かしらの車体トラブルが発生した時に、それを持ち込む場所や取りに行く場所が遠いと何彼と不便ですからね。
ホンダドリームのキャンペーン情報
ホンダドリームでは定期的にライダーにお得なキャンペーンを行っていて、現在(2022年4月)は29歳以下限定の「免許取得応援キャンペーン」が開催されています。
こちらはバイク購入店舗でのエントリーが必須なので、もし利用される方は忘れないように注意してください。
なおこちらのキャンペーンの詳細については、下記のホンダドリームキャンペーン公式サイトからご確認ください。
あとがき
それでは最後になりますが、自分の場合は県内の複数店舗を巡った結果、一生付き合えるような素晴らしいホンダドリーム店にようやく出会うことができました!
皆さんにも良き出会いが有ることを祈りつつ、「ホンダドリームについて紹介した記事」は終わりとなります。
さようなら~