世界に一つだけのヘルメット
こんにちはchessinuです。
各メーカーから様々なデザインのヘルメットが販売されてはいますが、やはり自分にとって「100点満点」の物って中々見つからなかったりしますよね。
例えばフォルムは好きだけど色がしっくりこないとか、逆に色は良いんだけどフォルムがイマイチ…みたいなもどかしさ。笑
ではどうしたらいいのかというと解決方法は至って単純。要は好きなフォルムのヘルメットを自分の好みに塗装してしまえば良いだけの話です。
ということで今回の記事では、実際に自分がカスタムペイント業者にヘルメットの塗装を依頼した際の「費用」や「納期」について紹介しているので、興味のある方は是非参考にしてみてください。
バイクヘルメットを塗装した理由
以下の理由により、バイクのヘルメットを塗装することにしました。
- 特別に好きな色がある
- バイクの色と合わせたい
特別に好きな色がある
自分はアライのクラシックエア(CLASSIC AIR)に採用されている「アイスブルー」という色が本当に大好きで、アイスブルーのためにクラシックエアーを購入したと言ってもいいくらい気に入っています。
そして現在そのアライのクラシックエアーとは別に、ショウエイのグラムスター(Glamster)も使用しているのですが、フォルムや被り心地は大変気に入っているものの、ぶっちゃけ「ラグナブルー」という色に関してはそこまでって感じでした。
(消去法で選んだみたいな…)
そんなモヤモヤした気持ちで過ごしていたある日、とうとう「転機」が訪れました。
なんとたまたま寄ったバイク用品店に、アライのラパイドネオの新色としてアイスブルーが発売されていたのです!(2022年秋モデル)
クラシックエアーのアイスブルーは凄い人気があると聞いていたので、いずれラパイドネオでも出るんだろうなぁって思っていたら本当に出てびっくり。笑
いや~しかしやっぱりアイスブルーはいいなぁ…。いいなぁ…。
ということで我慢できず、自分のグラムスターも塗装することを即決意!
塗装するぐらいならグラムスターを売ってラパイドネオを買った方が良いんじゃね?って思われるかもしれませんが、自分はラパイドネオよりもグラムスターのフォルムや被り心地が好きなので、あくまでグラムスターにこだわりました。
バイクの色と合わせたい
塗装をしたもう一つの理由として、現在乗っているバイクの色(青系)に合わせたいということもありました。
別にラグナブルーでも凄く合ってる感じはしますが、やはりアイスブルーの方が個人的には絶対に良いと思います。
青色が大好きなのでボンネビル、ダックス、スーパーカブ。どれも青系で揃える徹底ぶり。笑
ざっくりとでしたが、ヘルメットを塗装した理由としてはこんな感じです。
まぁ人それぞれ好みはありますよね。
塗装業者に任せた理由
最初はDIYでヘルメットを塗装しようかと考えていたのですが、色々と調べ、様々なことを考慮した結果、素直に塗装業者へ任せることにしました。
- 塗装作業が難しい
- 失敗したくない
- 長く使用する物
塗装作業が難しい
塗装作業自体はサンドペーパーでやすりがけをし、その後ヘルメットをマスキング、下地処理、塗装のような手順で行っていくシンプルな構成なので一見簡単そうに思えます。
しかし冷静に考えてみると一つ一つの作業がシンプルだからこそ、むしろ「技術の差」が顕著に出るはずです。
というかそもそもスプレーガンなどの基本的な道具も持っていないし、希望のアイスブルーに近い色の作り方もよくわからない。
一から道具や知識を用意するのはお金も時間も掛かるので、それならいっそのこと業者に任せてしまった方が良いという結論に至りました。
失敗したくない
例えばホームセンターやドン・○ホーテで買ったような、特にこだわりのない安いヘルメットであれば失敗してもダメージは少ないのですが、今回塗装するヘルメットはショウエイのグラムスターでなかなかのいいお値段。しかも大のお気に入り。
これをDIY塗装で失敗したら、立ち直るまでに相当の時間が掛かること間違いなし…。なんなら立ち直れない気さえ。
まぁ業者に任せても失敗する可能性は十分ありますが、少なくとも(素人の)自分でやるよりはマシなはずです。
長く使用する物
ヘルメットメーカー側は「2~3年」を目安に買い替えてくれ!なんて言っていますが、そんな頻繁に買い替えるユーザーなんてほとんどいないはず。
特に自分の場合は気に入ったヘルメットを最低でも5年ぐらいは使用するので、下手な妥協は絶対にしたくない!というのも理由の一つにあります。
塗装業者に任せるデメリット
塗装業者に任せるデメリットについて考えてみました。
- 費用が掛かる
- ヘルメットが使えなくなる
- 仕上がりがどうなるか不明
費用が掛かる
当然のことながらある程度の費用(数千円~数万円)は掛かります。
ヘルメットが使えなくなる
塗装業者にヘルメットを預けてしまうので、だいたい一ヶ月ぐらいは使用不可になります。
もしその間にバイクに乗る場合は、別のヘルメットを用意しておく必要があります。
仕上がりがどうなるか不明
その道のプロとは言え、完成品が自分の希望通りになるかどうかは一切不明です。
ただただひたすらに祈るしかありません。笑
塗装業者の探し方
ヘルメットの塗装業者の探し方として以下の方法が挙げられます。
- ググってみる
- SNSで情報収集
- 知人やバイク屋などに聞く
ググってみる
例えばGoogle検索で「ヘルメット 塗装 業者」、「ヘルメット カスタムペイント 業者」…etc.のような感じで調べると、全国にある様々な塗装業者が候補として表示されるので、それを一つずつ虱潰しに見ていくという方法があります。
そしてその際に「公式HPの作り込み方」や、他の人の「Googleレビュー(クチコミ)」をしっかりとチェックしておくことも大事です。
SNSで情報収集
Twitter、Instagram、FacebookなどのSNSで検索をすると、実際に塗装されたヘルメットの様子や依頼主の感想、及びその塗装業者のやり取りなども見られるので、何となく雰囲気を感じ取れると思います。
知人やバイク屋などに聞く
実際にヘルメットの塗装依頼をしたことのある知人に聞くのも、一つの方法としてあります。
他にもバイク用品店やバイク屋は塗装業者と繋がりがあったりするので、試しに聞いてみるのも良いと思います。
塗装業者の選び方
ただし自分の場合はそのような知人もおらず、バイク用品店やバイク屋に聞いてもイマイチな回答しか得られなかったので、結局のところ「ネット」で情報収集をすることにしました。
そしてその際に自分が比較項目としてチェックしたのは以下のとおりです。
- 費用
- 納期
- 家からの距離
- レビュー(クチコミ)
- 公式HPの作り込み方
費用
複数の塗装業者のホームページを見たところ、フルフェイスヘルメット単色塗装のおおよその相場は「2万円前後」ぐらいです。
ちなみに自分が見た限りでは最も安くて1万円、最も高くて6万円ぐらいでした。
ただしこれはフルフェイスヘルメット単色塗装の金額なので、絵を書いたりする「デザイン塗装」だとこれに+数万円以上はかかります。(デザインの複雑さにより金額は異なる)
また半ヘルやジェットヘルメットの場合は塗装面積が少ないので、当然のことながら費用はフルフェイスよりもかなり安くなります。
まぁ金額の差によって仕上がりに違いがあるのかどうかは一切不明なので、他の項目と合わせて考える必要がありそうです。
納期
こちらも複数の塗装業者のホームページを見たところ、早くて「2週間」、平均で「1ヶ月」、遅いと「2~3ヶ月」ぐらいでした。
ただし納期に関しては、依頼時の混み具合やデザインの複雑さなどによって多少異なってきます。
家からの距離
業者と電話やネットで塗装内容のやり取りをし、宅配便でヘルメットを送って依頼をするという事もできますが、自分の場合は直接持ち込んで色々と相談したかったので、家から行ける距離にあるというのも重視しました。
特に複雑な「デザイン塗装」をされる方は、業者に直接会って説明した方が伝わりやすいかと。
レビュー(クチコミ)
レビューだけでその業者の良し悪しを一概に判断はできませんが、ある程度の目安にはなると思います。
やはり経験上、評価が悪いところは本当に酷かったことのほうが多いですからね…。
公式HPの作り込み方
ホームページに「費用」、「納期」、「作品ギャラリー」、「会社概要」などの情報をきちんと載せている業者と、そうでない業者では信用面で大きく差が出ると思います。
塗装業者に依頼してから完成するまでの流れ
実際にヘルメットを塗装に出し、自分の手元に届くまでの流れをまとめてみました。
- 依頼する塗装業者を選ぶ
- メールまたは電話で打ち合わせ
- ヘルメットを宅配便または店舗持込
- 塗装業者から塗装完了の連絡
- 宅配便または店舗へ引取
1.依頼する塗装業者を選ぶ
塗装業者を選ぶ際の条件を費用が1~2万円ぐらい、納期が最大で1ヶ月、家からバイク(車)で行ける距離、公式HPがしっかりしている、という感じで設定。
あとはネットでその条件に見合う業者をひたすら探す。探す。探す。
やることをやったら最後は「運を天に任せる」だけです。笑
2.メールまたは電話で打ち合わせ
自分の場合は直接会って塗装内容を伝えたかったので、店舗に伺う日時だけを電話で決めました。
3.ヘルメットを宅配便または店舗持込
当日は現地へバイクで行ったのですが、色モデル用のARAIのクラシックエアー、塗装してもらう用のSHOEIのグラムスター、そして帰りに被ってくる用のヘルメットで、「合計3個」のヘルメットを家から持参することに。笑
そして店舗に到着後、塗装内容について10分ほど熱弁。
その際に業者から大体の費用(約2万円)と納期(約1ヶ月)について聞かされました。(費用の支払いは完成後)
4.塗装業者から塗装完了の連絡
そしてヘルメットを預けてから約一ヶ月後(正確には34日)、塗装業者から完成したとの連絡が携帯に!
まぁ事前に言われていた通りの納期で一安心。(30日を過ぎた頃から若干ドキドキしていたのは内緒)
また費用に関しても、特に追加分はなく「2万円(税抜き)」でした。
5.宅配便または店舗へ引取
ヘルメットを宅配便で送ってもらっても良かったのですが、その場合は銀行振込になるので面倒くさいし「手数料」も「送料」も掛かる…。
ということで、またもやバイクで受け取りに行くことに。
ちなみにここの塗装業者の支払い方法は「現金のみ」でした。
完成したヘルメットの紹介
- 外観紹介
- 不満点
- やっておくこと
外観紹介
まずは塗装したグラムスターだけの画像。(シールドの汚れは気にしないでください笑)
そしてコピー元であるアイスブルーとの比較です。
この様に並べてみるとよく分かるのですが、本家のアイスブルーよりも少し青色(水色)が濃いですよね。
上から見ても色の違いが分かると思います。
太陽の光に当ててみるとこんな感じです。うん、やはりどう見ても濃い。
日陰だと若干分かりにくい感じかな…。まぁ本家のアイスブルーと若干異なりますが、ぶっちゃけこの色はこの色でかなり気に入ってたりします。
不満点
ただ色自体は気に入っているのですが、不満点もいくつかあります。
例えば塗装する際のマスキングが不十分で、エアインテークのところに塗料が付いていたり…。
また塗装自体がされておらず、下地の色が見えている小さな場所があったりしました。(なんかよく分からない白い粉がいっぱい付いていた場所も…)
う~ん、ヘルメットの塗装をしてもらったのは今回が初めてなので、もしかすると他の塗装業者でもこれが標準なんですかねぇ…?
やっておくこと
とりあえず手元に塗装したヘルメットが届いたら、プレクサスやバリアスコート(←おすすめ)を用いてコーティングしておき、走行時の傷や汚れなどから保護しましょう。
そしてコーティングが終わったら、必要に応じてインカムやシールなどを取り付けます。
自分の場合は塗装業者におでこのSHOEIシールを剥がされていたので、別のシールを買い直して貼り付けました。(こっちのシールの方が純正よりも格好いい!)
終わりに
この塗装業者をGoogleレビュー風に評価をすると★3.5ぐらいですね。
色に関しては全く同じにするのは難しいと思うので仕方ないにしても、もう少し細かい部分まで気を配って作業をして欲しかったかなぁって感じですね。
まぁもし次に塗装する時は別の業者に頼むと思います。笑
それでは以上で「ヘルメットのカスタムペイントの費用や納期」について紹介した記事は終わりとなります。
皆さんもぜひ世界に一つだけのヘルメットを作ってみてはいかがでしょうか?
さようなら~