色々な選択肢がある
こんにちはchessinuです。
バイクに乗り出すと実際に使用するかどうかは別として、色々な装備を付けたくなりますよね。
- USB電源
- ドラレコ
- ETC
- グリップヒーター
- …etc.
この中でも特に「USB電源(ソケット)」は頻繁に使用され重要度が高い装備なのですが、車と違いバイクの場合はこれを取り付けるのに少しだけ知識と手間が必要となるため、意外と取り付け方法を知らない方も多いと思います。
なので今回はGB350とGB350Sに「USB電源を取り付ける方法(ACC電源を取り出す方法)」を紹介した記事を書きましたので、ぜひ取り付ける際の参考にしてみてください!
バイクにUSB電源を取り付けるには?
まずバイクにUSB電源を取り付けるには、それに電気を「供給するための電源」を用意する必要があります。
そして基本的にその電源は以下の方法で取り出すことになります。
- バッテリーに直接繋ぐ(バッ直)
- バッ直+リレー(バッ直リレー)
- 既存の配線を加工して分岐させる
- 既存の配線を加工せずに割り込ませる
アクセサリー電源と常時電源
一般的にバイクにUSB電源(ソケット)を取り付ける時には「アクセサリー電源(ACC電源)」という、キーを「ON」にした時にのみ通電する電源を利用することになります。
というのもこのアクセサリー電源を利用することで「キーON・OFF連動」になるので、「バッテリー上がり」のリスクを減らすことができるからです。
例えばアクセサリー電源とは別に「常時電源」と呼ばれる、キーが「OFF」でも通電している電源を利用する方法もあります。
ただしこの方法ではバイクに乗っていない時でも常に電気(暗電流)が流れているため、「バッテリー上がり」が起きる可能性が高く、通常は先ほど紹介した「アクセサリー電源」を利用してUSB電源を取り付けます。
ただし「リレー」を使用すれば常時電源でもACC電源として利用することができ、それを使いやすく製品化しているのがデイトナの「D-UNIT」です。(記事の最後の方で紹介)
既存の配線の加工・無加工
バイクに取り付けられている「既存の配線」を切って加工し、そこから分岐させて電源を確保する方法もありますが、これは素人作業ではリスクがあるので余り推奨しません。
なのでこれから紹介していく「ACC電源取り出し方法」に関しては、既存の配線に市販されている別の配線を「割り込ませる」タイプの物を紹介していきます。
既存の配線に割り込ませるだけなので、既存の配線を切ったりする必要はなく「無加工」で行えるので、作業上のリスクはかなり軽減できると思います。
GB350にUSB電源を取り付ける方法
GB350にUSB電源を取り付けるのに必要な「ACC電源」を取り出す方法は以下のとおりです。
ただしこれが全てではないので、また何か思いついたら随時追記していきたいと思います。
- オプション端子から取リ出す
- キタコ製USBキット
- ホンダ純正USBキット
- ブレーキスイッチから取リ出す
- デイトナ製USBキット
- ライセンスランプから取リ出す
- キタコ製電源取り出しハーネス
- ヒューズボックスから取り出す
- キタコ製ミニ平型ヒューズ電源
- その他の取り出す方法
- デイトナ D-UNIT
オプション端子からACC電源を取り出す方法
GB350のヘッドライトケース内に「USBチャージャコネクタ」というオプション端子があるので、それを利用してACC電源を取り出して利用する方法です。
赤丸で囲ってあるココの部分にあります。
USBチャージャーコネクタ(ギボシ端子)は「フォグライトスイッチ3Pカプラ」と一緒に絶縁テープで巻かれているので、それをハサミやカッターなどで切って取り出す必要があります。
ちなみにこのオプション端子は「USBチャージャ」という名前のとおり、元々USB電源を取り付ける際に使用する目的で存在しているっぽいです。
そして「ホンダ純正USB」と「キタコ製USB」は、このUSBチャージャーを利用して電源を取っています。
ホンダ純正USB電源キット
ホンダの純正製品ということで、メーターとUSB電源本体を自然な感じで「一体化」させて取り付けることができます。
キタコ製USBキット
そしてキタコの場合は、ACC電源取り出しハーネスとUSB電源(ソケット)をセットにした「GB350&GB350S専用 USB 電源 KIT(キット)」という製品を販売しています。
このUSB電源キットはホンダ純正USBと同じように、ステーを使用して「メーターの横」にUSB本体を取り付けるタイプなので、ハンドル周りの配線をスッキリさせることができます。
製品比較
ホンダの純正USBは「1ポート(5V/1.5A)」で、端子形状が「USB Type-C」になっており、価格は税込で「7,150円」です。
そしてキタコ製USB電源は「2ポート(1ポート使用時のみ5V/2A)」で、端子形状が「USB Type-A」になっており、価格は税込で「4,840円」です。
またUSB本体の「デザイン」にも割と違いがあるので、この辺を各自で考慮しながら選ぶ必要があります。
ちなみに自分はキタコのUSB電源キットを購入して使用しています。取り付け方に関しては別の記事に詳しく書いてあるので、そちらを参考にしてみてください。
まぁキタコは元々バイクパーツにおいて有名なメーカーで製品のクオリティーも割と良いので、購入を検討して見る価値は十分にあると思います。
ただし市販品を利用せず、自分で「電源取り出しハーネス」を作成してUSBチャージャコネクタと接続し、好きなUSBソケットをハンドル周りに取り付けても良いと思います。
ブレーキスイッチからACC電源を取り出す方法
次に紹介するのは、右ハンドル周りにある「ブレーキスイッチ(GBは茶線の平端子)」を利用してACC電源を取る方法です。
この方法でUSB電源を取り付けるには、デイトナから販売されている「ブレーキスイッチ接続型USB電源」という、めちゃくちゃ有名な汎用製品を利用することになります。
USB電源本体の「形状」や「性能」の違いによっていくつかの種類に分かれており、その1つがこんな感じの小柄で「場所を選ばないタイプ」のUSB電源で、自分もこれを取り付けて使用しています。
なお取り付ける方法に関しては別の記事で詳しく紹介しているので、こちらの製品の購入を検討している方は是非参考にしてみてください。
他にもハンドル周りの「狭い隙間(スペース)」に取り付けることが可能な「スリムタイプ」のUSB電源があります。なおこちらは先ほど紹介した小柄なタイプと「形状が違う」だけで、機能・性能面に関しては全く同じになります。
ちなみにデイトナのUSB電源は「ブレーキスイッチからACC電源を簡単に取れる」こと以外にも色々なメリットがあり、例えば「高出力」なことや「防水性能が良い」ということが挙げられます。
逆にデメリットとしては「配線を綺麗に隠すことが難しい」という点です。(変圧器が結構大きい…)
特にGB350はネイキッドバイクということもあり、フルカウルバイクのように配線を隠せるような「スペース」が無いので余計にキツイ感じです。
なのでハンドル周りの「配線の綺麗さ」を優先したい人は、先ほど紹介した「キタコ」や「ホンダ純正」の製品を利用した方が良いと思います。
ライセンスランプからACC電源を取り出す方法
3つ目に、GB350のシート下にある「ライセンスランプ(ナンバー灯)」の接続に割り込みをして、USB電源取り付けに必要なACC電源を取り出す方法を紹介します。
こちらはキタコから販売されている「電源取り出しハーネス」を既存の配線に割り込ませることで、(既存の配線を)傷つけること無く簡単に「ACC電源(+)」と「アース(-)」を取り出すことができます。
またGB350S専用の電源取り出しハーネスもデイトナから販売されており、こちらもキタコと同様にシート下にある「ライセンスランプの配線」に割り込んで取り出して使用します。
電工ペンチなどの道具を持っていれば自分で電源取り出しハーネスを自作することもできますが、道具を持っていない場合は既製品を購入してしまった方が安く済みます。
ヒューズボックスからACC電源を取り出す方法
そして4つ目に、シート下にある「ヒューズボックス」からACC電源を取り出す方法について紹介をします。
ヒューズボックスの中には車体の色々な電源を管理する「ヒューズ」が入っており、これを電源取り出し用のヒューズと「差し替える」ことで、ACC電源を簡単に取り出すことができます。
ちなみに検電テスターでそれぞれのヒューズを確認してみた所、ACC電源が通っているのは「7.5A OP(オプション)」と「7.5A HEAD LIGNT」と「10A SIGNAL OTHER」でした。(それ以外は常時電源)
この中であれば基本的にはどれを利用しても大丈夫そうですが、自分の場合は「10A SIGNAL OTHER」を利用してACC電源を取り出しています。
ただしこの方法の難点としてはヒューズボックスが「閉まらなくなる」ということが挙げられ、自分も現在この方法でACC電源を取り出しているのですが「割と不便」だったりするので、先ほどのライセンスランプ配線に割り込ませるタイプの方が良さそうな気がします。
その他の方法について
デイトナ D-UNIT
今までACC電源をそれぞれ「バラバラ」に別の場所から取っていましたが、それだと電源の管理をするのが面倒くさかったりします。
そんな時に便利なのが「デイトナ D-UNIT(ディーユニット)」という超有名製品で、これを使用することにより(ACC)電源を「一括で管理」することができます。
例えばシート下からACC電源を1つ取っておき、そのACC電源を「D-UNIT」の専用端子(ギボシ)に接続することで、最大3~4つのACC電源を「バッテリー」から取り出すことができます。(シート下のACC電源の他に、バッテリーのプラスとマイナスに接続が必要)
しかしバッテリーに配線を直接繋いでいるので「バッテリー上がり」が心配になりますが、この製品は「リレー回路」となっているので、シート下のACC電源のON/OFFと連動して電気が流れる仕組みなため無問題。
ただこのD-UNITは割と「スペース」を取ったりするので、設置の際には色々と考えて配置する必要があります。
まとめ
とりあえずGB350でACC電源を取る方法について思いついた限りまとめてみましたが、まだ他にも色々と方法はあるのかもしれません。
ただしどの方法でやるにせよ、車体に電装品をむやみにやたらに取り付けるのは避け、本当に必要な「最低限の装備」だけにしておくのが安全上好ましいです。
例えば自分の場合は「USB電源」、及び「ETC」と「ドラレコ」ぐらいですね。ちなみに「グリップヒーター(グリヒ)」に関してはあまり好きではないので使用しません。
以上でGB350(GB350S)にUSB電源を取り付ける方法についての記事は終わりとなります。
さようなら~
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