GB350(GB350S)を購入する上で気になる点について考えてみる！

購入前の確認作業

こんにちはchessinuです。

今回は「GB350(GB350S)」を購入する上での「ネック」と言うか「注意点」と言うか、多くの人が気になっているであろうことについて、バイク初心者の自分なりに色々と考えてみました。

別にこの記事を読んだからと言って問題がすぐに解決されるわけではありませんが、自分と同じ様なバイク初心者の方にとっては、何となく気休め程度の参考にはなると思います。

その他の関連記事

ちなみにGB350(GB350S)の「乗り出し価格＆維持費」や「スペック」などについては、別の記事でまとめてあるのでそちらを参考にしてみてください。

【バイク購入費用】GB350の乗り出し価格と維持費について

【新バイク購入！】レブルとGB350のどちらにするか悩んだ結果…

GB350(GB350S)の気になる点

「GB350(GB350S)」の国内販売が発表され、ネット上では様々な情報が出てきました。

その中でも購入希望者の多くが気になるであろう点について、以下のようにいくつかピックアップをしてみました。

なお紹介する順番は適当で、特に意味はなく羅列しただけなので気にしないください。

気になる点～前半～

近くにホンダドリームがない

2018年4月より、ホンダの「250ccを超える(251cc以上)新車バイク」に関しては、ホンダドリーム以外では購入することができなくなりました。

これはメーカー側にとっては色々とメリットが有るのでしょうが、購入する側からしてみれば「不便極まりない事態」になっています。

例えば周りに複数のホンダドリームがあれば別に問題はないのですが、場所によってはホンダドリームが1店舗もない地域があり、「GB350(GB350S)」を購入したくても中々難しい状況になっています。

なのでどうすれば良いのかと言うと、遠くても「直接ドリームへ購入したバイクを取りに行く」か、または購入手続きだけをしてバイクを「有料で家まで輸送してもらう」かのどっちかになると思います。

他の方法としては250ccを超えても「中古」であればホンダドリーム以外で販売しても大丈夫なので、フリマサイトやバイク屋でそれを買うかってぐらいですかね…。ただし最近は中古バイクが異様に「高騰」しているので、それを買うというのも何かなぁって思ってしまいます。

ただ実はこれホンダだけではなく、他のカワサキやヤマハなども似たような形で追随しているんです。

【バイク購入】ホンダドリームについての個人的な考え

ホンダドリームでの支払い方法

それでホンダドリーム以外では新車の「GB350」を購入することができないので、当然ホンダドリームで購入することになります。

その際の支払い方法に関してですが、基本的にほとんどのホンダドリームでは「クレジットカードでの支払いには対応していない」と考えておいたほうが良いです。

仮に使えたとしても、支払い上限額が「30万円」ぐらいまでの所がほとんどだと思います。

なので基本的に支払い方法は以下のようになります。

ただしクレジットカードでの支払い関しては、各ホンダドリームによって上限額などの対応が全然違ってくるので、必ずバイクを購入する前に聞いておいてください。

※ホンダクレジットと据え置きクレジットに関しては、「ホンダファイナンス」での審査を受ける必要があります。

車検がある

皆さんもよくご存知のとおり、250ccを超える(=251cc以上)排気量のバイクには「車検を受ける義務」が発生し、もし車検が切れたバイクで公道を走行した場合には以下の罰が科せられます。

そして「GB350」は250ccを超える排気量の「350cc(348.36cc)」なので、公道を走行する場合には必ず車検を受けなければなりません。

この「車検の有無」というのは、バイクを購入する際の大きな悩みどころの一つになると思います。

でも個人的にはそこまで気にしていません。

というのも違法な改造などをせずに、日頃のメンテナンスをきちんと行いながら普通に乗っているのであれば、ディーラーやバイク屋で車検を通してもそこまでの費用は掛からないからです。

例えば有名なバイク用品店の「NAPS(ナップス)」で車検を頼んだ場合の費用を見てみると、プランはいくつかありますが、一番安いのだと「約4万円」ぐらいから受けることができます。

また「新車割引」や「早期予約割引」などのサービスを利用すれば、更にここからおよそ数千円以上は安くなります。

それではこの車検はいつ受ける必要があるのかと言うと、新車バイクを購入した場合の初回車検は登録から「3年目」で、その後は「2年毎」に受けることになります。

なのでもし車検費用を払うのが嫌であれば、車検が切れる前(または切れた後)に「バイクを売ってしまう」のも一つの手だと思います。

またこのバイクは人気車種ということもあり、おそらく2~3年後には「GB350」のマイナーチェンジモデルなども出ていると思うので(もしかしてGB500~750なんてのも出てたり？笑)、バイクを売ってその新しいモデルや他のバイクに乗り換えるのもいいと思います。

または公道を走らずにガレージで保管するとかであれば、別に車検を受ける必要はないので、「廃車手続き」をしてガレージ内に放置しておく方法もあります。

あと他にはディーラーやバイク屋を通さずに自分で車検を通す「ユーザー車検」というものがあり、ある程度の知識と時間が必要となりますが、費用的には「約2万円程度」とディーラー車検の半額程度で済ますことができます。

ちなみに自分の場合は「GB350」を約5年間(4年と数ヶ月)乗るつもりなので、ディーラー車検で通したとしても実質的な5年間の車検費用は「年に約1万円」と考えれば別に高いとは思わないです。

まとめ

ということで、車検について強引にまとめてました。

任意保険料が気になる

「任意」と言う名前がついていますが、バイクに乗る以上は絶対に入っておいたほうが良い保険です。

125cc以下のいわゆる原付バイクでは「ファミリーバイク特約(通称ファミバイ)」がありましたが、125ccを超えるバイクではファミバイは契約できません。

なので、きちんと自分で保険会社や保険内容を比較して選び契約する必要があります。

それでバイク保険には「代理店型」と「ダイレクト型(通販型・ネット型)」があるのですが、ダイレクト型は代理店手数料などの中間コストを軽減しているので、基本的には代理店型よりは安くなります。

またダイレクト型は「インターネット割引」や「新車割引」など、様々な割引サービスも充実しています。

なのでなるべく保険費用を抑えたい方は、「ダイレクト型」を一度検討してみるのもいいと思います。

ちなみにどのバイク保険にするのかをまだ決めていないのであれば、大手企業のSBIホールディングスが運営している、各保険会社の「バイク保険プランの比較をしてくれるサービス」も有るので利用してみてください。

年間に必要な維持費用が気になる

当然のことながらバイクは購入して終わりではなく、その後にも「メンテナンス費用」や「税金」や「車検」などで色々とお金がかかってしまいます。

なので購入後のGB350(GB350S)の「年間維持費」がどれくらいになるのかを細かく計算した記事を書きましたので、気になっている方はぜひそちらを参考にしてみてください。

【車検費用】GB350(GB350S)の年間維持費について計算をしてみた！

予約&納車日

ホンダドリームのスタッフさんの話を聞く限りでは、この「GB350(GB350S)」はかなり人気や注目があるようで、幅広い年齢層から購入や予約に関する問い合わせがめちゃくちゃ多いそうです。

自分の場合はネット上で発売が噂されている早い段階(2月下旬頃)から仮予約をしていたので、その店舗の「初回入荷分」を抑えることができました。

そういうこともあり、4月22日の発売から三日後の「4月25日」に無事納車されました。

しかし次の2次入荷組に関しては、納車日が「7~8月頃」になるんではないか？とも言われてたので、3次,4次,…となるに連れてどんどんと遅くなり、納車が「来年以降」になる可能性も十分に考えられます。(レブル250で経験済み)

なので買うと決めたら出来るだけ早く契約を済ませた方が、色々とストレスも溜まらなくていいと思います。やはり悩んでいる間にも、他の方の契約が次々に決まっていってしまいますからね…。

ただし「GB350(GB350S)」の組み立て自体はノックダウン生産を採用した国内製造(熊本製作所)なので、レブル250(タイ製造)のような状況にはならないんではないかと淡い期待を抱いています。

久しぶりにバイクに乗るので心配

二輪免許を取ったものの、しばらくバイクに乗っておらず運転に自信がない人は、「ライディングスクール」や「レンタルバイク」を利用するのをオススメします。

その事について紹介した別の記事があるので、ぜひ参考にしてみてください。

【解決方法】久しぶりにバイクに乗る人はどうしたらいいのか？

気になる点～中盤～

リコール問題

ネット上で「GB350」に関連する記事を読み漁っていたところ、GB350のベースとなっている「H’ness CB350」で、2021年3月上旬に何やら「リコール」が発生したとの情報を発見。

ホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・インディア(HMSI)の公式情報によれば、「2020年11月25日から12月12日」の間に製造されたモデルが対象となっており、ホンダ側では自主回収を発表した模様。

自主回収の原因としては、カウンターシャフトの4速ギアだけに「異なるグレード素材のパーツ」を使用して組み立ててしまったらしく、長時間運転すると何かしらの不具合が生じる可能性があるとのこと。

ただしあくまで「可能性がある」とのことなので、これまでに不具合が生じた報告はないようですが、事前の予防策として自主回収をしてそのパーツを交換するらしいです。

なのでとりあえず日本の熊本製作所で作られている「GB350(GB350S)」に関しては、現状において特に問題は無いと思います。

まぁ迅速にリコールを発表しているので、品質管理をちゃんと行っているのだと前向きに捉えるようにしました笑

GB350とGB350Sの選び方

今まで色々なメディアのインプレ動画や記事を見てきた感想としては、「GB350」と「GB350S」を選ぶ基準は「乗車姿勢」、及び「価格」と「発売日」になると思います。

「GB350S」は「GB350」に比べてハンドルの位置が遠くなっており、また足を乗せるステップも後部上方にあります。なので乗車時に自然と若干の「前傾姿勢」になるので、GB350に比べて「スポーティーな乗り心地」になっています。

他には「GB350S」にはグラブバーが無かったり、リアタイヤの大きさやマフラー&シフトペダルの形状なども違っていたりします。

そこら辺の違いについて詳しく紹介している【インプレ動画】があるので、ぜひ参考にしてみてください。

あとは「GB350S」の車体価格が「59.4万円」と、GB350に比べて「4.4万円」高くなっています。

また発売日に関しても「GB350S」の方が「7月15日」と、GB350に比べて「約3ヶ月」遅くなっています。

なので「どちらが良いのか？」と聞かれたら、ここら辺を考慮して各自で選んでくださいとしか言いようがない感じです。

ちなみに自分が「GB350」を選んだ理由はシンプルに「早く乗りたい」からです。

ぶっちゃけデザイン的には「GB350S」の方が好きなんですが、発売日がかなり遅いのでウズウズして待ってられませんでした。

なので仮に両方のバイクが同時に発売されていたら「GB350S」を購入していたと思います。

足つきが悪くなる原因

おそらく「GB350」の購入を考えている多くの人が、一番の懸念材料として考えているであろう「シート高(しーとこう)」の高さによる足つき問題。

「GB350」のシート高自体は「800mm」なので、数値上はそこまでめちゃめちゃに高いわけではないのですが、ある「2つの理由」によってカタログ数値以上に足付きが悪くなっています。

まず1つ目は「サイドカバーのポッコリとした膨らみ」です。

これはGB350における特徴的でお洒落なデザインではありますが、ハッキリ言ってこの左右に張り出したサイドカバーの膨らみのせいで、地面に対する足つきに少なからず影響が出ています。

画像から見て分かるとおり、シート自体は先細っていて足つきには良い感じなのですが、その下にあるサイドカバーのせいで両足が左右に強制的に開かされてしまい足つきが悪くなります。

真上から見てみるとよく分かるのですが、やはり結構サイドに張り出してる感はありますね。

「じゃあサイドカバー取り外せば良くね？」って普通は思いますよね。それで当然自分も気になったので、実際に取り外して跨ってみたのですが足付きに大きな変化は有りませんでした。

理由は単純に両サイドカバーを取り外しても左側には「バッテリー」があり、右側には「エアクリーナーの吸気経路」があるので、そもそもの構造自体が外側に膨らんでいるからです。

なのでサイドカバーを外しても、根本的な事が何も改善されていないので足つきに殆ど変化はありません。（ただしサイドカバー自体はもう少しスリムにできそうな気がしますね）

そして2つ目に「リアサスペンションの硬さ」が挙げられます。

こちらも試乗インプレ動画で多くの人が、座った時の「沈み込まなさ」についてコメントをしていました。

まぁ元々はインドで販売されているバイクを逆輸入した感じなので、そのインドの「路面状況」などに合わせたセッティングになっているのだろうとは思います。（向こうは2人乗りとかも多そうですし）

なので改善方法として考えられるのは、サスペンションの「プリロード調整（イニシャル調整）」と、サスペンション自体を「社外品の物と交換する」ことです。

【足つき改善】GB350のリアサスペンションの交換方法を紹介

ちなみに純正リアサスの初期状態のプリロードは5段階中の2になっているので、あと「1段階」だけ柔らかくすることができます。

プリロード調整は「ピンスパナ(フックレンチ)」という専用工具を使用することで、自分でも簡単に調整することができます。

なおピンスパナはGB350のシート裏に車載工具として付属しています。

もしくわ納車時に、ホンダドリームのスタッフさんにプリロード調整をしてもらっても良いと思います。

ただシート高が800mmあることによる「メリット」も色々とあったりします。

例を一つ挙げると、乗車時に自然と「目線が高くなる」ので景色が綺麗に見え、また周囲の状況もよく分かるので安全に運転することができます。

またシート高が高いことにより、とても自然で楽な姿勢で乗車することができています。(何というか優雅に乗馬してる感じで笑)

例えばシート高が低いことで有名な「レブル」に乗ると、確かに足付きが抜群に良くて運転していて安心するのですが、やはり目線が低くなるので見える風景も全然違ってきます。

足付き改善策

一応両足がベッタリと地面に着くのが理想ではありますが、ベタ足でなくともお尻を少しズラして片足がある程度着くのであれば特に問題はないと思います。

例えばこの足つきインプレ動画の女性は身長160cmなんですが、これぐらいの状態であれば十分OKじゃないでしょうか？(画像をクリックすると元のYoutube動画へ飛びます)

それでもやはり足付きが気になる方は、以下のような足付き改善方法(ローダウン加工)を検討してみてください。

ただしローダウン加工に関しては、そのバイクの「乗り心地」や「フィーリング」が変わるから駄目という意見もありますが、足つきの悪さを改善してストレスを軽減できるのであれば、多少の感覚の違いなどぶっちゃけどうでも良いと個人的には思います。

それである程度バイクに慣れてきたら、そのローダウン加工を「元に戻せばいい」だけの話です。

なので社外製品の「ローダウンシートに交換」を検討してみるのもいいと思います。

また「ローダウンサスと交換」することでも、足付きを改善することができます。(画像をクリックすると元の動画に飛びます)

他には「底の厚い靴(厚底)」を検討してもいいと思います。ただし靴底が厚過ぎると、足裏の感覚が鈍ってブレーキ操作やギアチェンジなどがやりづらくなってしまうので注意が必要です。

まぁ何にせよ、足つきの悪さによって乗りたいバイクを制限されるのは悲しいことなので、色々とやれることを検討してみてください。

ちなみにGB350＆GB350Sのローダウン方法については、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

【ローダウン】GB350(GB350S)の足つき改善方法について考えてみる

立ちごけ＆引き起こし

足つきの悪さなどからくる立ちごけにより、バイクを傷つけたくないという方は「エンジンガード」の装備をおすすめします。

またエンジンガードを取り付けることにより、バイクが完全に地面へ横倒れしなくなるので、バイクを「引き起こす際」にも楽になります。

見た目が気になる方もいると思いますが、それよりも車体の保護は何より大事ですし、そもそも「GB350」の無骨な感じのデザインだとむしろ調和してカッコよくなると個人的に思います。

何ならこのエンジンガードを利用して、アクションカメラをここに取り付けて「車載動画」を撮影したり、足周りの風よけに「風防的な物」を取り付けるなどカスタマイズする際にも役立つかもしれません。

もしかしたら、スーパーカブみたいなレッグシールドを作れるかも？？笑

デイトナのGB350/GB350S専用エンジンガード(アッパー)がこちらです。

同じくデイトナのGB350専用エンジンガード(ロワー)がこちらです。

なおGB350とGB350Sに適合する全てのエンジンガードの詳細や選び方については、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

GB350(GB350S)のエンジンガードの取り付け方と選び方について

シフトペダル

「GB350」のシフトペダルは「シーソータイプ」となっていますが、ギアの変速方式はスーパーカブのようなロータリー式ではなく、一般的なMTバイクで採用されている「リターン式」となっています。

また「GB350」のギアチェンジの仕方は、スーパーカブのように「前ペダルでシフトアップ」＆「後ろペダルでシフトダウン」ではありません。

要は一般的なMTバイクのシフトペダルに「踵部分が付いた」だけと言う感じです。もちろん踵部分でもギア操作(シフトアップ)はできるので、「紐靴」でも乗れるし「革靴」で乗っても傷がつかないという、むしろお得な仕様になっています。

なので別にシーソータイプのペダルだからと言って、踵部分を使わなければ普通のシフトペダルなので気にする必要はありません。

しかしふとした瞬間に、踵で間違えて踏みこみシフトアップしてしまうことを心配しているのであれば、デイトナから発売されているGB350専用の「ノーマルシフトペダル」に取り替えればいいだけです。

ちなみに「GB350S」のシフトペダルに関しては、通常のMTバイクと同じ「ノーマルタイプのペダル」になっています。

ETC取り付け場所

TwitterなどのSNSを見ていると「ETCの取り付け場所」に難儀している方が多かったので、実際に自分も色々と確認をしてみることにしました。

それで一応事前の候補場所としては「シート下」か「サイドカバー内」だと思っていたのですが、結論としては…。

個人的なオススメとしては「社外製品」を利用して設置するという方法ですね。

例えばエンデュランス(ENDURANCE)から発売されている「ETCケース＋ステーセット」とかが良いと思います。

この「バツ印」みたいなのが付いてるのがETCケースです。お洒落ですよね。笑

またはレンタルバイクや試乗車などで多く採用されている、サイドバッグや小さいレザーケースに入れておくと言う方法もあります。

ちなみに1月27日から取り付け費用が1万円安くなる「ETC助成金キャンペーン2022」という、大変お得な企画が始まるのでこちらを待った方が良いと思います。

なおGB350とGB350SにETCを設置する方法について詳しく紹介している別の記事があるので、興味のある方はぜひそちらも確認しておいてください。

【解決】GB350(GB350S)にETCを取り付ける方法を紹介

気になる点～後半～

カラー選びに迷う

「GB350(S)」の色選びで迷っている人は、必ず「実物を確認」してから決めた方が良いと思います。

というのも実際に自分の目で見るバイクと、ネット上にある画像や動画を経由して見るバイクとでは、全体的な雰囲気などにかなり違いがあるからです。

例えば自分の場合、実物を見るまではマットブラックはちょっと地味過ぎるかなぁ…なんて思っていました。しかし実際にそれを見てみると、黒色に「メッキが映えて」めちゃくちゃカッコよく、一気に印象が変わりました。

なのでどの色にしようか迷っているのであれば、必ずホンダドリームへ行ってそれぞれの色を含めた全体的な外観の様子を確認しておいた方がいいです。

好きなカラーがない

もし「GB350(S)」のカラーバリエーション(青・赤・黒)の中に好きな色がなかった場合は、「タンク」と「サイドカバー」を取り外して塗装してしまうのが一番手っ取り早いと思います。

例えば「CB350 DLX PRO」のようなツートンカラーを希望して待っていても、実際にホンダ側から発売されるかどうかなんてわからないですからね。

なので多少費用が掛かっても、さっさと業者に頼むなりして塗装してしまった方が精神衛生上にもいいと思います。

もしくわこの様な「カッティングシート」などで装飾してみるのもいいと思います。

ちなみに自分もGB350の「純正フェンダー」が気に入らなかったので、クロムメッキ加工を業者に依頼してピカピカにしました。やはり自分好みにカスタマイズする楽しさや満足感は最高ですよね。

なおクロムメッキ加工やシートカバーの交換方法に関しては、別の記事で詳しく紹介しているのでそちらを参考にしみてください。

GB350のフェンダーをクロムメッキ加工してみた！

【模様替え】GB350のシートカバーの交換方法を紹介

タコメーターが無い

ネット上では「タコメーター」が付いていないことが不満点として挙げられていますが、まぁ確かに自分もぶっちゃけタコメーターは欲しかった派です。

が、しかし無いものは無いので仕方がない！…ということで、どうしても欲しい人はデイトナなどから発売されている「社外品のタコメーター」を取り付けるか、ホンダから「純正品パーツ」として販売されるのを待つしかないです。

こちらのデイトナから発売されているタコメーター(Φ48とΦ60)は、GB350専用品なので簡単に取り付けることができます。

ちなみに自分はこちらの「汎用品」のタコメーターを購入して取り付けたので、暇な時に記事を書いて紹介したいと思います。

【図解】GB350にタコメーターを取り付ける方法を紹介

ただしタコメーターに目を瞑れば、メーター自体のデザインはとても「シンプルでスタイリッシュ」な感じがあり、そしてそこに「デジタルな機能性」も混ざり合っているので個人的には好きです。

色々と表示設定を変えることができるので、ツーリングをする時などにも役に立ちます。

ちなみにGB350(GB350S)のメーターの使用方法について紹介した記事もありますので、興味ある方はぜひ参考にしてみてください。

【図解】GB350のメーターの機能や使い方を紹介！

カスタムパーツについて

「GB350(S)」は人気もあり色々とカスタムしやすいバイクということで、今後様々な企業から多くのカスタムパーツが販売されると思われます。

例えば「株式会社 WM(ダブルエム)」が開発しているアルミカウルなどもお洒落でカッコいいです。(現時点でのイメージ画像)

また国内大手バイクカスタムパーツメーカーの「デイトナ」が販売を予定している、「GB350専用カスタムパーツリスト」も発表されました。(画像はデイトナの公式FBより)

多くの人が欲しがっていた「タコメーター」や「エンジンガード」など、色々なパーツが載っていますので参考にしてみてください。

【パーツリストリンク】

またデイトナ公式のカスタムパーツ紹介動画もあるので、ぜひ購入の際の参考にしてみてください。

【デイトナ公式動画】

なおGB350とGB350Sのカスタムパーツについては、別の記事で詳しく紹介しているのでそちらを参考にしてみてください。

【2022年最新版】GB350とGB350Sのカスタムパーツをまとめて紹介！

馬力の低さ

確かにスペック上での最高出力は「15.5kW(21.08PS)/5500rpm」となっているので、高速域での伸びに少し物足りなさを感じるかもしれません。

しかし「GB350」の注目すべき数値は最大トルクの「30N・m(3.05kgf・m)/3000rpm」で、しかもボア×ストロークが「70mm×90.5mm」の超ロングストロークと言うこともあり、低中速域からの力強いトルクを感じるドコドコとした乗り心地を楽しむためのバイクだと思います。

なので街中を走る分には最高に楽しくて乗りやすい実用性の高いバイクだとは思いますが、高速で乗ると追い越しなどの際に少しだけパワー不足を感じる場面があるかもしれませんね。

とは言え、インドの高速道路での走行動画を見る限りでは「90~100km/h」ぐらいでは全く問題はなさそうに見えましたが、こればかりは実際に乗ってみないと車体振動などを含めてわからないです。

また「スプロケット」や「マフラー」などを交換することにより、高速域での走行性能を改善することもできるので、個人的にはそこまで気にしていません。

【図解】GB350のスプロケットの交換方法を紹介

ちなみに「GB350(GB350S)」の公式コンセプトは「肩肘張らず自然体で楽しみたい人へ」ということで、やはり公道でのスピード競争をするためのバイクではなく、のんびりと流しながら音や乗り心地を楽しむツーリング向きのバイクなんだと思います。

まぁしかし一切乗ってもいないので、完全な想像による話でしかないのですが笑、おそらく「60~70km/h」ぐらいのスピードで走るのが一番気持ちよさそうなバイクですね。

高速道路での走行

とは言え、やはり「馬力が低い」と高速道路での走行に不安があるとは思います。

自分も現時点においては「GB350」に乗って一般道すら走っていないので、高速を走ったらどうなるのかなんて事は分かりません。

ただし以前に「GB350」より低馬力&低排気量のバイクで高速を走った感想としては、スピードを出して流れに付いていくことよりも、スピードを出した時の「車体の振動」や「風」がウザかった印象があります。

しかし「GB350(GB350S)」は不快な振動を抑える「バランサー関係」にかなり力を入れているようなので、海外の高速走行のインプレ動画やそのコメント欄を見ていても、「振動が少ない」との感想をよく見かけます。

なのでどちらかと言うと、問題は「風」の方だと思います。

ただしこれは「GB350」の問題と言うよりも、排気量に関わらずネイキッド系バイクで高速走行をする上での「宿命」みたいなものです。

やはりフルカウル系のバイクよりも、明らかに「自然風・走行風」の影響を受けやすいので、風が強い日に高速に乗るのは個人的には結構怖い感じです。

まぁ実際に納車されて高速を走ったら、改めて感想を紹介したいと思います。

【追記】ということで、GB350を納車後に自分でも「100km/h」ぐらい出して高速走行してみました。

うんなるほど、個人的には振動とスピードに関しては全く問題ないですね！…ただし想像していたとおり「風」がかなりキツイ感じです。

と言うのも、このGB350の乗車姿勢は「前傾」ではなく、背筋がピンと立った状態に近いので風をダイレクトに受けてしまいます。

なので風防を取り付けるなどすれば、風の問題に関して多少改善できるかもしれませんね。

ということで実際に格安の「風防(ビキニカウル)」を取り付けてみたので、また今度高速に乗ってどんな効果があるのか試してきたいと思います。

【風防】GB350にお洒落なビキニカウルを取り付けてみた！

試乗動画を見た感想

MotoBasicさんによる【試乗動画】です。GB350に乗って高速道路を走っているので、そのあたりの走行感などの様子が気になる方はぜひ参考にしてみてください。

またこちらはプロレーサーの丸山浩さんによる【試乗動画】です。

丸山さんの動画内容をザックリまとめるとこんな感じだと思います。

他にも色々とありましたが、皆さんでそれぞれ動画を見て確認してみてください。

自分が「GB350」の購入を決めた理由

まぁ色々と理由はありますが、簡単にまとめると以下が決め手となりました。

圧倒的な燃費の良さ

実燃費に近いと言われているWMTCモード値で「41.0km/L」という、このクラスにおいては笑えるくらい驚異的な数値を叩き出しています。

例えば何故かよく比較されている同じ空冷単気筒の「SR400」、このバイクのWMTCモード値は「29.7km/L」で単純に「約11.0km/L」の差があります。

また同じホンダのバイクで人気の「レブル250」、このバイクのWMTCモード値は「34.1km/L」で単純に「約7.0km/L」の差があります。

しかも「GB350」の場合はタンク容量も「15.0L」とかなりの余裕があり、一度満タン給油をしたら単純計算で航続可能距離が「615km」と凄いことになっています。

ガソリンスタンドでの面倒くさい給油作業を減らすことができるのは、個人的にはめちゃくちゃ嬉しいポイントの一つです。

ちなみにレブル250のタンク容量が「11.0L」で航続可能距離が「375km」、SR400のタンク容量が「12.0L」で航続可能距離が「356km」となっています。

外観・カスタマイズ性

見た目に関してはただ一言、「カッコイイ」。

そして車体の大きさも気に入っています。

中には車体の大きさをネックにしている人もいますが、車体が大きいことにより「チープ感」がなくなり、また周りから見た時にも「威圧感」があるのでナメられたり煽り運転などが減る可能性もあります。

他にも自分好みに色々とパーツを取り付けることができる「カスタマイズ性」の高さや、センタースタンドが付いていることによりオイル交換を始めとする色々な「メンテナンス」のしやすさもGOODなポイントです。

特に最近のバイクには付いていないことが多い「センタースタンド」。

たかがセンタースタンドと思うかもしれませんが、これが有るか無いかによって、バイクライフにおける様々な場面での「利便性」がほんとっーーーに変わってきます。

コスパの良さ

「ABS」、及び「アシストスリッパークラッチ」や「トルクコントロール」など、その他様々な最新機能がついて車体価格が「55万円」というのは、個人的には安すぎる気さえします。

しかもここから「U39割」で5万円安くなるので実質「50万」…もうこれ買うしかねぇだろ！って感じです。

同じクラスの「SR400が60万5千円」で「レブル250が60万円」なので、いかに安いのかが分かると思います。

更に燃費性能も抜群に良く、また空冷単気筒ということもあり修理もしやすく部品コストも抑えられるので、トータルで見ると「超コスパの良いバイク」なのは間違いないです。

まとめ

とりあえず思いついた事をひと通りまとめてみましたが、ぶっちゃけ気になりだしたらキリがないので、ある程度は妥協してバイクを購入する必要があります。

やはり世の中に自分が求める完璧なバイクなんて存在はしないですからね。

それでも乗っている内にどんどんと愛着も湧き、むしろ欠点さえも可愛く感じてくると思います。

では以上で「GB350(GB350S)」を購入前に考慮する点について紹介した記事は終わりとなりますが、何かまた気になる点を思いついたら追記していきたいと思います。

さようなら～