どんと来い、高速道路
こんにちはchessinuです。
GB350(GB350S)はお世辞にも速いバイクとは言えません。笑
まぁそれでも街乗り程度であれば十分なのですが、やはり「高速道路」を走っている時に若干のパワー不足は否めない感じではあります。
しかしこのような低馬力のバイクを自分なりに色々工夫し、高速走行する上での「快適性」などを向上させていくのも、バイク乗りにとって楽しみの一つではないでしょうか?
ということで今回は、GB350(GB350S)で高速道路を走る際に「やっておきたいこと」についてまとめてみたので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
傾向と対策
- 風防
- 風雨や飛来物から身を守る
- スプロケット交換
- 最高速を上げる
- ドライブチェーン交換
- 走行性能向上
- グリップ、バーエンド交換&パフォーマンスダンパー装着
- 手や体に伝わる振動を抑制
- スマホホルダー
- スマホに伝わる振動を抑制(iPhoneユーザーは要注意)
- ヘルメット
- ジェッペルよりフルフェイス
- タイヤの空気圧調整
- タイヤのバースト(破裂)を防ぐ
- その他
- 大型トラックやバスの周りは避ける
- 仲間の速いバイクには合わせない
- 定期的にSA・PAで休憩を取る
- Google MAPや動画で予習
- 合流は3速、走行は4速
- ETCは必須な時代
風防
バイクで高速道路を走行する時の最大の敵、それはやはり「風」ですね。
特にGB350(GB350S)は風を受け流すための「カウル」が付いておらず、また乗車姿勢(ライディングポジション)も背筋がピンとした「直立」に近いので、走行中においては風の影響をダイレクトに受けてしまい、自分の思うようにスピードが出せなかったり、体が持っていかれそうになったりします。
そこで風対策として最もオススメなのが「風防」を取り付けることで、基本的にはその風防のサイズが大きければ大きいほど防風効果は高くなります。
まぁ実際に風防を装着して高速道路を走れば納得。走行中及び走行後の全体的な「疲労感」が全然違いますね。特に100km/h以上出している時なんかは余計に。
ハッキリ言って、風防が無い状態には戻りたくない。笑
そもそも高速道路では風や雨だけではなく、虫や砂利などの危険な「飛来物」が割りと頻繁に襲ってくるので、やはりそういう物からも身を守る目的で風防は必要かと。
なおGB350&GB350Sに適合している風防については、サイト内にある別の記事を参考にしてみてください。
ちなみに自分は「旭風防」を装着していますが、見た目的にも性能的にもオススメの風防です。
スプロケット交換
GB350(GB350S)は最高出力が「約20ps」と、決して早いバイクではありません。
まぁ走行車線を80~100km/hぐらいで走る分には特に問題ないのですが、やはり追い越し車線や全体的に流れの早い高速道路などでは、できれば「最高速」をもう少しだけ上げて余裕を持たせたいとは感じます。
それでその対策として、最もお手軽でオススメな方法は「スプロケット」を交換することです。
ただし一口にスプロケットと言っても、ドライブ(フロント)、ドリブン(リア)、歯数(T)、などによって得られる走行性能に違いがあり、一般的にその違いは以下の表のようになっています。
つまり最高速を上げるにはドライブスプロケットの歯数を増やす、またはドリブンスプロケットの歯数を減らせばいい感じですね。(※ドライブ1Tの変更はドリブン3Tの変更とほぼ同じ)
ちなみにGB350の純正スプロケットはドライブが「14T」、ドリブンが「35T」となっていて、自分の場合はとりあえずフロントを「15T」に交換してみましたが、確かに高速域におけるスピードや振動が改善されたような気がします。(最高速が上がったどうかは不明)
いずれドリブンスプロケットも交換しようと検討中。
ドライブチェーン交換
GB350(GB350S)の純正ドライブチェーンの「質」はあまり良くないとの噂が各方面からあります。
なのでこれを交換するだけでも軽量化やフリクションロスの改善によって、エンジンからのパワーを無駄なく伝えられるようになり、その結果として走行性能(加速・最高速)や燃費の向上に期待できます。
それで実際に自分も江沼のEKチェーンに交換しましたが、純正チェーンと比べて明らかに乗り心地が良くなり、特に「発進時」の滑らかさには感動しました。(見た目もお洒落に)
まぁ個人的には納車後すぐにチェーンを交換した方がいいと思いますが、一応純正状態でもある程度乗っておかないと社外品との違いが分かりにくいので、納車されてから約500~1000kmぐらいを目安に交換って感じでいいかと。
グリップ、バーエンド交換&パフォーマンスダンパー装着
GB350(GB350S)はバランサーが非常に優秀ということで、同じ単気筒バイクの中でも「振動」が比較的少ない方ではありますが、やはりそれでも高速域(100km/h以上)においては、特に「ハンドル部分」からの振動を割と感じるため、連続した長時間の高速走行をしていると手などがピリピリと痺れてきたりします。
例えばその対策として定期的にSA・PAで休んだり、ハンドルから軽く手を離して休ませたりする方法もありますが、それだと根本的な解決にはなっていない感じも…。
なので発生する振動自体を抑制する方法を考えてみたところ、一般的には社外パーツの「ハンドルグリップ」や「バーエンド」の交換などが挙げられます。
またアクティブ(ACTIVE)からGB350S専用の「パフォーマンスダンパー」が発売されているので、こちらの製品の装着を考えてみてもいいと思います、(GB350への装着可否については現在アクティブが確認中とのこと)
なおSNS上で実際にこの製品を装着している方たちのレビューを見る限りでは、普通に振動抑制に効果があるような感じで、手の痺れ以外にも操作感が増したとの情報も。
スマホホルダー
2021年9月頃、Appleから「バイクの振動はiPhoneのカメラに悪影響あるよ~」との注意喚起がありました。
それでもう少し詳しく調べてみたところ、どうやらバイクから生じる特定周波数の振動により、iPhoneの光学式手ぶれ補正機能が故障し、撮影画面がグワングワンに歪んで使い物にならなくなってしまう模様。
やはり高速道路は一般道よりも振動が増えるので、特にiPhoneユーザーの場合はスマホを固定する「スマホホルダー」を選ぶ際には気をつける必要があります。
ではどのスマホホルダーが良いのか?って話なんですが、一応iPhoneユーザーからは「クアッドロック」が人気で、実際にクアッドロックもこの問題については前から取り組んでいたらしく、同社の【公式HP】にも大丈夫だとかなり自信ありげに紹介されています。(詳しくはHP参照)
ちなみに同社から発売されている「衝撃吸収ダンパー」を組み合わせることで、より振動からスマートフォンを保護してくれるらしいです。
ヘルメット
やはり安全面や快適性を考えた場合、高速道路を走る時のヘルメットは「フルフェイス」が一番良いと思います。
例えばジェットヘルメットだと高速走行時の「風切り音」がうるさいので必要以上に疲れたり、またインカムのナビ音声や会話や音楽が非常に聞こえづらくなって不便だったりします。
他にも後方確認(車線変更・合流)するために振り向いた時、風でシールドがパカパカ開閉して邪魔だったり、シールドの隙間から何かが弾丸のように入り込んで来たり…などなど色々あるので(全て実体験に基づく)、基本的にはフルフェイス推奨です。
それで一応自分はSHOEI(ショウエイ)の「グラムスター」を使用していますが、被り心地・通気性・視界の広さ・軽さ・デザインなど全てにおいて満足しているので、他の方にも自信を持ってオススメできます。
なおGB350(GB350S)に似合うオススメのヘルメットについては、また別の記事で紹介してあるので参考にしてみてください。
タイヤの空気圧
タイヤの空気圧が指定値より低い状態で高速走行をすると、タイヤの表面が波状に変形をする「スタンディングウェーブ現象」が発生し、タイヤのバースト(破裂)を引き起こす原因となってしまいます。
なので高速道路走る際には普段より空気圧を「少しだけ高め」に設定しておく必要があり、具体的な数値としてはメーカー指定値の「1割増」ぐらいでいいそうです。
つまりGB350のタイヤの空気圧指定値は前後ともに200kPa(一人乗り時)なので「約220kPa」、ただしツーリングなどで荷物をシートにたくさん乗せている場合などはその重さを考慮し、「後輪」の空気圧をもう少しだけ増やしてあげても良さそうな感じもします。
ちなみにGB350Sのタイヤの空気圧指定値は、一人乗り時も二人乗り時も変わらずに前後ともに「250kPa」となっていて、GB350とは数値が異なっているので注意してください。
その他
- 定期的にSA・PAで休憩を取る
- 大型トラックやバスの周りは避ける
- 仲間の早いバイクに合わせない
- Google MAPや動画で予習
- 合流は3速、走行は4速
- ETCは必須の時代
定期的にSA・PAで休憩を取る
GB350は空冷単気筒エンジンのネイキッドバイクということで、他のバイクよりも「振動」や「風」の影響を受けやすく疲れやすいため、1時間に1回程度はSA・PAで最低15分ぐらいの休暇を取るようにした方がいいです。
ちなみにNEXCOの情報によると、高速道路のSAの設置間隔は「50kmに1つ」、PAの設置間隔は「15kmに1つ」を目安にしているそうです。参考までに。
大型トラックやバスの周りは避ける
大型トラックや観光バスは周りの車両と比べて速度が遅く、風除けにも役立つので後ろに張り付きがちですが、前方の「視界」や「状況」がほぼ完全に塞がれるのでなるべく避けた方がいいかと。
また後ろではなく横を走っていても、強い風圧を受けてバランスを崩したりするので注意。
なので自分の場合はのんびり走っている大型トラックやバスを見かけたら、安全のためにさっさと追い越しておきます。
仲間の速いバイクには合わせない
複数人と高速道路を走る際には速度の早い「SSバイク」などには合わせず、あくまでも自分のペースで走る必要があります。
やはりGB350で無理にスピードを出そうとすると危険なので、そこら辺は事前にツーリング仲間に伝え、先に行っててもらうか、または一緒のペースで走ってもらうかって感じです。
Google MAPや動画で予習
特に「首都高」などの複雑な高速道路を走る場合には、必ずWeb地図やYoutubeの動画でルートを事前に確認しておいてください。
ちなみに首都高速道路株式会社が運営する【首都高ドライバーズサイト】では、首都高の走り方やルートを動画で紹介しているので参考までにどうぞ。
合流は3速、走行は4速
まぁ人それぞれ異なりますが、自分の場合は合流に「2~3速」、本線に入ったら「3~4速」で走っています。
なお5速はあまり役に立たない感じ…笑
ETCは必須の時代
世はまさに大ETC時代!
最近になって「スマートIC」や「ETC車限定割引サービス」がどんどん増えているので、もはやETCを装着しない理由を見つける方が難しい感じですね。
特に仲間と一緒に高速に乗る場合には、自分だけ通れないICがあったりすると凄く迷惑になる可能性高し。
まとめ
個人的なおすすめ
高速道路を利用する上でやっておきたいことは色々ありますが、以下に挙げたことを最低限しておくだけでも快適さが格段に変わると思います。
- 大きいサイズの風防を装着する
- ドライブスプロケットを15Tに交換する
- 江沼や大同やRKなどの良いチェーンに交換する
- ARAIやSHOEIのフルフェイスヘルメットを装着する
- Google MAPやYoutubeでルートを確認しておく
終わりに
まぁ「首都高」のような一部特殊な場所を除けば、基本的には一般道よりも高速道路の方が楽しく安全に走れるので、そこまで肩に力を入れる必要もなく、周りの流れに合わせて走れば特に問題はないと思います。
それでは皆さん良きツーリングライフを!