真冬のバイク管理方法!
こんにちはchessinuです。
冬本番になり寒さもより一層厳しさを増すと、やはりバイクに乗りたい気持ちが徐々に薄れてきたり、または乗りたくても「雪」や「路面の凍結」などで諦めざるを得ない場合もあると思います。
なのでいったんバイクを「冬眠」させる方も多いと思いますが、その際に何もせず、そのままの状態でバイクを放置しておくのは「色々と問題がある」ため、何かしらの対策を講じなければなりません。
ということで今回は、「冬場におけるバイクの正しい保管方法」について紹介した記事となっています。
バイクの冬支度をした方が良い理由
自分のバイクを長期保管する前に、きちんと「冬支度」を行っておいた方が良い理由を考えてみました。
- バイクが劣化しやすい
- 余計にお金がかかる
- バイクの状態を把握できる
バイクが劣化しやすい
冬の間はバイクに乗らないからと言って何もせずにそのまま「放置」しておくと、やはりきちんと冬支度をした場合と比べてシンプルにバイクが劣化しやすいです。(車と違ってバイクは色々剥き出しですからね)
しかもそれは見えている外側の部分だけであればまだマシなのですが、問題はエンジンなどの「内部」の方にダメージが及ぶことだと思います。
余計にお金がかかる
それで後から劣化した箇所を「修理」しようとすると、冬支度にかかる金額よりも遥かに高い「修理費用」がかかってしまうので、結果的には冬支度をした方が安上がりになる可能性の方が高いです。
自分のバイクの状態を把握できる
頻繁にバイクを弄っている人であれば良いのですが、やはりそれは少数派だと思うので、冬季保管前の冬支度を利用してバイクの状態をざっと確認しておくだけでも意味があると思います。
バイクの冬支度の方法を紹介
GB350(GB350S)を冬季保管する前の冬支度として、最低限やっておきたいことをまとめてみました。
ちなみに番号通り、上から順番に作業を行っていくと良いと思います。
- ガソリンを満タンにする
- エンジンオイルの交換をする
- バッテリーを取り外しておく
- センタースタンドをかけておく
- タイヤの空気圧を高めにしておく
- 洗車とグリスアップとコーティング
- マフラーの穴を塞ぐ
- 貴重品を取り外しておく
- バイクカバーをかける
- たまに日光に当てて乾燥させる
- 冬支度に関する個人的な結論
バイクの冬支度の作業~前編~
- ガソリンを満タンにする
- エンジンオイルの交換をする
- バッテリーを取り外しておく
- センタースタンドをかけておく
- タイヤの空気圧を高めにしておく
ガソリン満タン
燃料タンク内に空間があることで外部との温度差により「結露」が生じ、タンク内部の錆びつく原因となるのでガソリンを「満タン」にしておく必要があります。
なおガソリンを入れる量は「フィラーネックの下端」が限度となっているので、ここまで入れると実質的に「満タン」という事になります。
ちなみに「ワコーズのフューエルワン」には燃料の「酸化防止効果」があるので、ガソリンを満タンにした後に入れておくことで、よりタンク内部の錆びつきを防ぐことができるのでオススメです。(防錆効果)
またGB350(GB350S)をガソリンスタンドで給油する方法については、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
エンジンオイルの交換をする
走行に使用して劣化(酸化)したエンジンオイルのまま長期保管をすると、腐食や汚れの堆積による「エンジン内部の劣化」に繋がるそうなので、一般的には休眠前に新しいエンジンオイルと交換しておく方が良いと言われています。
なおGB350(GB350S)のエンジンオイル交換の方法については、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
バッテリーを取り外す
バッテリーはバイクに乗っていない時でも微弱ながら常に「(自然)放電」しているので、そのままの状態で長期保管をしておくと、いざ乗ろうとした時にバッテリーが上がっていて全く動かなくなる恐れがあります。
なのでそれを避けるためにバッテリーの「マイナス端子」を外しておくか、または「バッテリー本体」ごと取り外して温度変化の少ない室内で保管しておくかのどちらかになります。
ただGB350(GB350S)は他の車種に比べてバッテリーが「めちゃくちゃ脱着しやすい箇所」にあるので、個人的な意見としてはバッテリー本体ごと取り外しておいて、たまにエンジンをかける際に取り付ければ良いのではないかと思います。
ちなみに冬の間は全くバイクに乗らないという人でも、暖かい日を狙って定期的にエンジンをかけて「軽い暖機運転」をしてあげた方が良いと思います。
なおGB350(GB350S)のバッテリーの取り外し方については、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
センタースタンドをかけておく
長期保管中にセンタースタンドではなく「サイドスタンド」をかけたままの状態にしておくと、地面と接しているタイヤの片側だけにずっと「負荷」がかかってしまいます。
そうするとタイヤの「変形」や「歪み」の原因となるので、なるべく「センタースタンド」をかけた状態にしておくのが好ましいです。
ちなみにセンタースタンドをかけると後輪は「浮かぶ」ので負荷がかからなくて良いのですが、「前輪」に関しては浮かばずに地面と接しているので、定期的に前輪を回して「地面との接地箇所」を変えてあげると良いです。
まぁ最近はセンタースタンドが付いていないバイクが多い中で、GB350(GB350S)はせっかくセンタースタンドが付いているのですから利用しない手はないですよね。笑
ただし「風が強い日」にセンタースタンドをかけておくと倒されてしまう可能性が高くなるので、基本的にはサイドスタンドをかけておく方が良いとされています。
タイヤの空気圧を高めにしておく
バイクに乗らなくても自然とタイヤの空気は少しずつ抜けていくので、当然のことながらタイヤの「空気圧」も少しずつ減少していきます。
それでタイヤの空気圧が「減少した状態」で長期間放置しておくと、地面と接している箇所に負荷がかかってタイヤが「変形」してしまう恐れがあります。
と言うことでそれを防ぐために、タイヤの空気圧をメーカー側の指定値より「10~20%」ほど高くなるように空気を入れておきます。
なおGB350とGB350Sでは使用しているタイヤの「メーカー」や「サイズ」が違うので、当然のことながら指定されている空気圧も異なっています。
「GB350」の空気圧!
- 2名乗車時
- 前輪200kPa : 後輪225kPa
- 1名乗車時
- 前輪200kPa : 後輪200kPa
「GB350S」の空気圧!
- 2名乗車時
- 前輪250kPa : 後輪250kPa
- 1名乗車時
- 前輪250kPa : 後輪250kPa
とりあえず今回は自分のGB350のタイヤを「+10%」の空気圧にするので、「前輪220kPa」&「後輪220kPa」になるように空気を入れておきます。
ただし「後輪」に関しては先ほど紹介したとおり、センタースタンドをかけて「浮いた状態」にしているので、乗車時の空気圧にしておいても良いと思います。
なおGB350とGB350Sのタイヤの空気圧を調整する方法に関しては、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
バイクの冬支度の作業~中編~
- 洗車とグリスアップとコーティング
- マフラーの穴を塞いでおく
洗車とグリスアップとコーティング
長期保管をする前に洗車をして全体的に汚れを落とし、その後に「グリスアップ」や「コーティング」をしておくことで、汚れの付着や錆の発生を防ぐことができます。
ちなみに自分は水をかけるような洗車は好きではなく、基本的には「拭き作業」をメインにしています。やはり水をかけただけでは汚れはあまり落ちないですし、何より水分が車体の「変な場所」に入り込む恐れがありますからね。
ということで個人的にオススメする掃除グッズは「ワコーズ フォーミングマルチクリーナー」で、この製品は「塗装面」や「素材」を選ばずに「水なし洗浄」ができるので、自分の様な「マット塗装」のバイクにも使用することできます。
しかもほぼ無臭で洗浄力があり価格も安く使いやすいので、Amazonを始めとするECサイトでも「非常に人気のある製品」です。ぶっちゃけこれ一本あればほとんどの箇所の掃除ができますね。
基本的にはどこの場所にも問題なく使用できるので、適当な「柔らかいタオル」などに吹き付けて掃除します。まぁ清掃箇所に直接吹きかけても良いのですが、割と泡が飛散するので自分はタオル経由にしています。
燃料タンクやサイドカバーのマット塗装に使用しても、特に塗装の質が変わることなく汚れを取ることができます。
あとはホイール周りやマフラーなど様々な箇所を掃除しておきます。
そしてGB350の特徴的なアルミメッキ?の「フィン」はメタルコンパウンドを使用して磨き、錆びやすいフロントフォークにはシリコンスプレーで「コーティング」しておきます。あとはベアリングなどの気になる場所に「グリス」を塗布しておけばOKです。
ちなみにKUREのシリコンスプレーには「耐熱性」があるので、マフラーやフィンのコーティングに使用しても多分大丈夫だと思います。
また燃料タンクやサイドカバーのコーティングをする場合には、ワコーズの「バリアスコート」なんかが人気あります。
他にはドライブチェーンの「掃除&注油作業」も行っておき、もし余裕があれば緩み量の「調整」もしておいた方が良いです。
なおGB350(GB350S)のドライブチェーンの清掃&注油作業と緩み量の調整作業については、別の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
マフラーの穴を塞いでおく
マフラー(サイレンサー)の穴から「虫」や「ゴミ(ホコリ)」や「雨(湿気)」などが入らないように、適当なタオルかウエスを詰めて塞いでおきます。
まぁガムテープとかを貼ってる人もいますが、それだと途中で剥がれてしまったり、またマフラーに剥がした後が付いたりするのも嫌なんで自分は詰め物をしておきます。
なおエンジンをかけて暖機運転などをする際には、必ずマフラーに詰めた物を取り外してから行ってください。これが意外と忘れやすかったりするんで。笑
それでは以上で冬支度の作業(中編)は終わりです。
バイクの冬支度の作業~後編~
- 貴重品は外しておく
- バイクカバーをかける
- たまには日光に当てて乾燥させる
貴重品は外しておく
屋外で長期保管する場合には「サイドバッグ」や「シートバッグ」などのバッグ類は、仮に中に何も入っていなかったとしても変な奴が寄って来ないように、デキるだけ取り外しておいた方が良いと思います。
また「ナンバープレート」に対するイタズラも割と多いので、もし全く乗らないのであれば外しておいても良いと思います。ただし次回乗る時にナンバープレートの取り付けを忘れないように気をつけてください。
バイクカバーをかける
屋外で長期間保管しておく場合には「風雨除け」や「防犯目的」のために、必ずバイクカバーをかけておいた方が良いです。
もしバイクカバーが無い場合には毛布やタオルで「代用」することもできますが、やはり屋外で使用することを前提に作られている「専用設計」のバイクカバーの方が良いのは間違いありません。
しかし一口にバイクカバーと言っても色々な種類があるので、一体どれを購入していいのか迷ってしまうと思いますが、一応デイトナからGB350(GB350S)の「車体サイズ」に合うバイクカバーが販売されているので検討してみてはいかがでしょうか。
たまには日光に当てて乾燥させる
バイクカバーのかけっぱなしやガレージ内に入れたままにしておくと、やはりどうしても「湿っぽく」なってしまうので、晴れた暖かい日には太陽に晒してバイクを「乾燥」させた方が良いと思います。
あとはバイクの上に跨り「ギア」をカチャカチャ変えてみたり、「ブレーキレバー」や「クラッチレバー」を何度かニギニギして動かしてみるのも良いと思います。
冬支度に関する個人的な結論
まぁここまで色々な冬支度の方法を紹介してきて今更こんなことを言うのもアレなんですが、やはりバイクにとって一番良いのは、定期的にエンジンをかけて多少なりとも乗ってあげることだと思います。
本当に「ガチの雪国」に住んでいて、冬季の間は全く乗ることができないのであればそれは仕方ありませんが、大多数の人は少しの寒さを我慢すれば乗れる状況ではあるはずなので、たまに暖かい日を狙って近場を1時間ほど軽く走る程度のことはできると思います。
それに「冬の景色」を見ながら走るのも楽しいですよ!
ということで冬場のバイクに関する個人的な結論としては「乗れる環境下であれば寒さを我慢して乗る」って感じです。笑
まぁ2週間に1回程度乗ってあげるだけでも全然違うと思います。
それでは以上で「GB350とGB350Sの冬場におけるバイクの管理方法」を紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~