見た目と機能
こんにちはchessinuです。
乗りはじめの頃は見た目のことも考えて「風防」を取り付けていなかったのですが、やはり季節に関係なく風防はとても「便利なアイテム」なので、最近になってやせ我慢をやめて購入を検討し始めました。
それで調べてみたところGB350(GB350S)専用の風防が「複数のメーカー」から販売されているのですが、違いがイマイチ分かりにくいので、それらをまとめて比較してみることに。
ということで今回は記事の前半で各メーカーが販売している「風防の紹介」をし、後半では実際にそれらの「風防の取り付け方」について紹介をしています。
GBオーナーで風防の購入の検討をしている方はぜひ参考にしてみてください。
風防を装着する目的
バイクに風防を装着する「目的(理由)」は以下のとおりです。
- 風除け
- 疲労軽減
- 速度up
- 防寒
- 雨除け
- パーツ保護
- 防寒
- 飛来物除け
- 怪我防止
- 事故防止
- お洒落
風除け
風防という名前のとおり、走行中の体に対する風当たりを和らげることで「疲労軽減」や「防寒」の効果があります。
また走行時における風が「整流」されることで「空気抵抗」が減り、何も付けていない時に比べ速度向上に繋がることもあります。
雨除け
走行中の「体」に対する雨除けと言うよりは、スピードメーター周りの「(電子)機器」などを濡らさないように保護する効果が大きいと思います。
飛来物除け
バイクで走行している時って「虫」や「砂利」など、色々な物が飛んでくるので普通に危険です。
特に夏場はカナブンや正体不明の「甲虫」が弾丸の様に体にヒットするので、それに驚いてバランスを崩し転倒する恐れがあります。
お洒落
風防の中でも特に「ビキニカウル」や「ロケットカウル」などは、外観のドレスアップ目的で人気があります。
風防の種類
一口に風防と言っても色々な種類があるのですが、その中でもGB350(GB350S)に「関係のある風防」は以下のとおりです。
- ウインドスクリーン
- 見た目より機能重視
- メーターバイザー
- ある程度の見た目と機能
- ビキニカウル&ロケットカウル
- 見た目に強いこだわりがある
ウインドスクリーン
ヘッドライト周りを中心に「ハンドル中央を覆う大型の風防」をウインドスクリーン(ウインドシールド)と呼んでいます。
ちなみにこれは自分のスーパーカブに取り付けてあるウインドスクリーンですが、見た目はともかく「防風効果」は半端じゃないくらいあるので、特に冬場はこれが無いと絶対に走りたくない感じです。
メーターバイザー
メーターバイザー(メーターカウル)は名前のとおり「スピードメーターの周りを覆う程度の小型の風防」のことで、先ほどのウインドスクリーンに比べると「スクリーン部分が小さい」ので防風効果は劣りますが、バイクの外観を極力崩すことなく取り付けることができます。
ビキニカウル
ヘッドライトを覆う程度の小型カウルのことを「ビキニカウル」と呼んでおり、実際に自分のGB350にビキニカウルを付けて走行した感想としては、多少の「防雨効果」はありますが「防風効果」はあまり期待しない方が良いですね。笑
まぁ次に紹介する「ロケットカウル」を含め、スクリーン部分が丸みを帯びているので走行中の「空気抵抗」が減って多少は走りやすくなるかもしれませんが、おそらくその効果を感じるのは「前傾姿勢」で走るようなバイクでの話だと思います。
なのでGB350(GB350S)にビキニカウルやロケットカウルを取り付ける「メリット」は、見た目と若干の機能(防雨&防風)ぐらいではないでしょうか。
ちなみにビキニカウルの取り付け方に関しては、別の記事で詳しく紹介しているの参考にしてみてください。
ロケットカウル
車体を覆う丸みを帯びた形状(流線型)のカウルを「ロケットカウル」と呼んでおり、下の参考画像はモリワキがGB350を「レース仕様」にカスタムした車両です。
やはりこの手のカウルは防風と言うよりは風を受け流して「空気抵抗を減らす目的」の方が強いので、前傾姿勢で乗るようなバイクでこそ効果を発揮すると思います。
あとはGB350(GB350S)を「カフェレーサー仕様」にする人は、このようなロケットカウルを取り付けてもいいのではないでしょうか。
メーターバイザーの紹介
それではGB350&GB350Sの専用品と汎用品のメーターバイザーについて紹介をしていきます。
ただし以下にまとめた製品は現在記事を書いている「2022年1月上旬」におけるものなので、新しいメーターバイザーが発売され次第、随時更新していきます。
- 専用品
- デイトナ
- エンデュランス
- ワールドウォーク
- 汎用品
- ai-NET
- アルキャンハンズ
- 旭風防
メーターバイザーを選ぶ際のポイント
メーターバイザーが大きいほど風防としての「効果」は高まりますが、全体的な見た目とのバランスも考える必要があります。
またメーターバイザーを取り付けるステーの「形状」や「取り付ける方法」によっては、既存のパーツと「干渉」してしまう恐れがあるので、その点にも注意して選ぶ必要があります。
- 価格
- 大きさ
- デザイン
- ステーの形状
- 取り付ける方法
メーターバイザーを選ぶ際にするべきこと
最も大事なのはSNS(Twitter,Instagram)やYotubeで、実際にメーターバイザーを取り付けている人の画像や動画を見ることです。
そして気になる点があれば、その人に「質問」してみるのも良いと思います。
デイトナ
製品の特徴
- ポリカーボネート
- ステーとメーターバイザーが別売り
- デイトナのタコメーターキット装着OK
- 純正USBソケット装着OK
- 3段階の角度調整が可能
製品の紹介
デイトナの製品の最大の特徴は、共通ステーに対して取り付けられるメーターバイザーが「3種類」あるので、自分好みの「大きさ」や「形状」を選ぶことができるという点です。
左からエアロバイザー、ブラストバリアー、ブラストバリアーX、となっており、また色も「クリア」と「スモーク」の2種類用意されているので、取り付けるメーターバイザーを「全6種類」の中から選ぶことができます。
先に共通ステーをセットしておきます。
実際にメーターバイザーを装着するとこんな感じになります。
また体格に合わせてメーターバイザーの角度を「3段階」に調整することも可能です。
個人的な感想
おそらく製品としての質は良いのだろうとは思いますが、いかんせん他のメーカーよりも「若干値段が高い」のが気になりますね。
ちなみに希望小売価格(税込)は以下のとおりで、メーターバイザーの色による価格差はありません。
- 共通ステー : 14,850円
- ブラストバリアー : 13,200円
- ブラストバリアーX : 13,200円
- エアロバイザー : 5,390円
やはり一番安い組み合わせの「共通ステー+エアロバイザー」でも2万円近くにはなってしまいますが、これは希望小売価格なので、実際にはもっと安くはなっています…それでも正直高いけど。笑
ただし他のメーカー製品よりも「サイズが大きい」ので、風防としての効果は一番期待でき、また「角度調整機能」が付いているのも良いと思います。
あとシンプルにデザインがかっこいい(特にブラストバリアーXとステーの形状が)。
参考動画
実際にGB350にブラストバリアーXを装着したデイトナ公式の紹介動画があるので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
製品リンク
GB350&GB350S共通ステー。
メーターバイザー本体。
エンデュランス
製品の特徴
- 価格が安い
- アクリル樹脂
- サイズ選びに迷わない
- ステー部の穴(φ6)を利用可能
製品の紹介
エンデュランスのメーターバイザーの色はクリアとスモークの2種類ありますが、サイズに関しては「1種類」しかないので、選ぶ際に大きさで悩む必要がないので良いと思います。
またステーとメーターバイザーのセット価格が「9,900円(税込)」なのでお手頃な感じですね。
個人的な感想
まぁ特に何の癖もないような「シンプルなメーターバイザー」で、先ほど紹介したデイトナのエアロバイザーに大きさもデザインも似ているような感じです。
ただ個人的にはサイズがちょっと小さいかな?って気がするのと、横から見た時の「ステーの形状」がデイトナに比べると若干ダサく感じますね。
というか、やはりデイトナは価格が高いだけあって作りが全然違いますよ。だってステーだけで「1万円」を超えているのですから。笑
左がエンデュランスで右がデイトナ。
製品のリンク
GB350専用メーターバイザーセット(クリア)
GB350専用メーターバイザーセット(スモーク)
GB350S専用メーターバイザーセット(クリア)
GB350S専用メーターバイザーセット(スモーク)
ワールドウォーク
製品の特徴
- 価格が安い
- アクリル樹脂
- ステーがシンプル
製品の紹介
ショートとミドルの2サイズが用意されています。
またそれぞれ色もクリアとスモークの2種類用意されています。
個人的な感想
値段も形状もエンデュランスと似ていますが、ステーの取り付け方に関しては他のメーカーとは違い「フロントフォークに挟むタイプ」なので、これをどう考えるかなーって感じです。
個人的にはシンプルで好きですが、中には「ステー丸出し」なのが嫌いな方もいると思います。
まぁ「汎用品のメーターバイザー」の取り付けでよく使うようなステーなので、これを専用品で使うんかい!って言うツッコミです。
製品のリンク
GB350&GB350S専用のメーターバイザーセット(ショート)
GB350&GB350S専用のメーターバイザーセット(ミドル)
汎用品
汎用品の風防に関しては色々あるのですが、ここではGBオーナーも多く利用している以下の2メーカーの製品を紹介します。
- ai-NET
- アルキャンハンズ
- 旭風防
ai-NET
ai-NETの汎用メーターバイザーは「ハンドルバー」にステーを取り付けるタイプなので、簡単に脱着作業できることがメリットの一つとして挙げられます。
また価格もステー込みで5千円程度と安く、その割にサイズも大きいので「単純な風雨除け」としては優秀だと思います。
ただ逆にデメリットとしてはハンドル周りが邪魔くさくなったり、ハンドル周りにある他のパーツと「干渉」する可能性があります。
ちなみにai-NETのメーターバイザーの取り付け方をYoutubeに投稿している方(あまとー様)がいるので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
アルキャンハンズ
こちらも先ほどのai-NETの風防と同様にハンドルバーにステーを取り付けるタイプですが、アルキャンハンズのスクリーンは縦の長さが「可変式」となっているので、その時の状況や用途に合わせて変えることができます。
なお今回紹介する風防の中では最もサイズが大きいので、おそらく純粋な風防としての機能では一番優れているのかもしれません。
旭風防
そして実際に自分がGB350に装着しているのは、旭精機器製作所の「旭風防」です。
なお旭風防の取り付け方などについては別の記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひそちらも参考にしてみてください。
汎用品の風防の取り付け方について
例えば先ほど紹介したハンドルにステーを取り付ける方法の他に、ワールドウォークのメーターバイザーのようにフロントフォークに「ヘッドライトブラケット」を挟み、それに汎用品のメーターバイザーをボルトとナットで固定する方法があります。
これがフロントフォークに挟むヘッドライトブラケットです。
汎用品の取り付け方のまとめ
汎用品のメーターバイザーに関しては、基本的に「ヘッドライトとのサイズ」が合えば、何らかの工夫をして取り付けることができます。
- ヘッドライトブラケットを利用する
- ハンドルバーを利用する
- 専用品のステーを利用する
- どこかにワンオフパーツ制作を依頼する
メーターバイザーの選び方のまとめ
サイズ
各メーカーのメーターバイザーのサイズをまとめてみました。
メーカー | 縦×横×厚み |
---|---|
ブラストバリアーX | 380×340×3 |
ブラストバリアー | 305×360×3 |
エアロバイザー | 240×225×2 |
エンデュランス | 245×238×3 |
ミドル | 270×300×2.3 |
ショート | 240×230×2 |
ai-NET | 370×300×5 |
アルキャンハンズ | 480×400×3 |
数値は全てmm単位です。
価格
メーカー希望小売価格(税込)をまとめてみました。なおデイトナの場合は、ここにステー代金が別途で「14,850円」かかります。
製品 | 価格 |
---|---|
ブラストバリアーX | 13,200円 |
ブラストバリアー | 13,200円 |
エアロバイザー | 5,390円 |
エンデュランス | 9,900円 |
ミドル | 9,900円 |
ショート | 8,800円 |
ai-NET | 5,000円 |
アルキャンハンズ | 16,500円 |
素材
各メーカーのメーターバイザーに使用されている素材についてまとめてみました。
メーカー | 素材 |
---|---|
デイトナ | ポリカーボネート |
エンデュランス | アクリル樹脂 |
ワールドウォーク | アクリル樹脂 |
ai-NET | アクリル樹脂? |
アルキャンハンズ | アクリル樹脂 |
素材に関してはそれぞれ良い点・悪い点があるのですが、例えばポリカーボネートの「強度」はアクリル樹脂より高く、「耐衝撃性」に優れていると言われており、また「難燃性」に関してもポリカーボネートの方が上だそうです。
ただしポリカーボネートはアクリル樹脂よりも「傷」がつきやすく、長時間の紫外線により「変色」しやすいとも言われているので一長一短という感じではありますが、総合的に見ると「ポリカーボネート」の方が性能は上だと思います。(ただしコストは高くなる)
まとめ
数値だけで見ると「ai-NET」のメーターバイザーはサイズが大きく値段も安いのでよく見えますが、取り付けている人の画像を見る限りでは、正直なところハンドルに付けてあるステーが邪魔くさく思えました。
まぁ総合的に見ると、自分が選ぶならデイトナかなーって気もします。
高いですけどね。笑
メーターバイザーの取り付け方
各メーカーの公式サイトで専用品メーターバイザーの取り扱い説明書を「無料公開」しているので、今回はそちらを元に「おおまかな作業の流れ」を紹介します。
- デイトナ
- エンデュランス
- ワールドウォーク
デイトナ
奥にある「純正段付きボルト(赤矢印)」を外したいのですが、手前にある「ケーブルガイド」が邪魔で作業しにくいので、いったんこいつを外す必要があります。
ということで、まず始めにケーブルガイドを固定している「手前のボルト」を外します。
自分の場合はメガネレンチ(10mm)で作業を行いましたが、それぞれのやりやすい工具で大丈夫です。なお注意点として、このボルトは上から見て「時計回り」に動かして外します。
プライヤーで「ケーブルクランプ」のツメを挟んで外します。
邪魔なので外した「ケーブルガイド」です。
そして先ほどは狭くて届かなかった奥のボルトを外します。
あとは「ヘッドライトロアーステー」の純正ボルトを外し、デイトナの「メーターバイザーステー」を両脇に取り付けていくだけです。
ちなみにこちらの取り付け方をYoutubeに投稿している方(Tamao Motors様)がいるので、興味のある方はそちらも参考にしてみてください。
エンデュランス
まずヘッドライトロアーステーを固定している「左右のボルト」を、六角棒スパナ(6mm)を使用して外します。
あとはメーターバイザーステーを付属のカラーやボルトを使用し、このヘッドライトロアーステーと一緒に固定するだけです。
エンデュランスの方がデイトナよりも取り付けが簡単だと思います。
ワールドウォーク
ワールドウォークに関してはネット上で取り扱い説明書が公開されていませんでしたが、画像を見る限りではフォークにステーを取り付けているだけなので、各メーカーの中で一番簡単に取り付けることが出来ると思います。
まぁどのメーカーのメーターバイザーでも取り扱い説明書などを見る限り、特に難しくはないと思うので、バイク屋で頼まなくても大丈夫だと思います。(工賃も掛かりますし)
以上で「GB350&GB350Sにメーターバイザーを取り付ける方法と選び方」に関して紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~