実用性 or 見た目?
こんにちはchessinuです。
GB350(GB350S)は「カフェスタイル」が似合うバイクだと思うので、おそらくカフェ仕様にカスタムしたい方も多いはずです。(画像は東京モーターサイクルショーで撮影)
ただしカフェ仕様にするために自分で「アレコレ」をカスタムするのはやはりハードルが高いので、個人的には「車種専用製品」を使用するのが楽で良いと思います。
ということで今回の記事では、まず「カフェレーサーへの第一歩」として、GB350とGB350Sをフェンダーレスにするためのフェンダーレスキット製品について紹介していきます。
フェンダーレスにするメリットとデメリット
GB350(GB350S)に限らず、バイクをフェンダーレスにするメリットとデメリットについて考えてみました。
- メリット
- 見た目
- 車体軽量化
- デメリット
- 泥跳ねする
- 車検が危うい
- 警察に捕まる恐れ
メリット
正直なところ、バイクをフェンダーレスにするメリットなんて「見た目がお洒落」という以外に何もなく、むしろフェンダーレスにするデメリットの方が遥かに多かったりします。
ただそんなデメリットなんてどうでもよく、「自分は見た目を最優先にして乗りたいんだ!」という方がフェンダーレスにする感じなので、「実用性」を重視する方が好んでするカスタムでないことは確かだと思います。
デメリット
リアフェンダーがないことで走行中における「雨水(泥水)」の巻き上げが起こり、自分の体やバイクだけではなく周囲にも「迷惑」をかける恐れがあります。
ただこれに関しては車体に「マッドガード」のようなパーツを取り付けることで、ある程度は防ぐこともできたりしますが、やはりそれでもノーマルに比べると巻き上げによる汚れは付きやすいです。
またフェンダーレスのやり方によっては「車検」に通らないだけではなく、2021年10月から「ナンバープレートに関する新基準」が施行されることにより、今までより厳しく警察に取り締まられる可能性があります。
フェンダーレスにする方法
GB350(GB350S)をフェンダーレスにする方法は以下のとおりです。
- 自分で加工する
- 業者に依頼する
- 専用製品を使用する
自分で加工する
知識や腕に自身のある方は、自分で色々な汎用品のパーツを集めて加工していたりします。
もちろん筆者にはそんな知識も腕もないので断念。
業者に依頼する
ググるとそういう専門の加工業者が検索結果に出てくるので、そういうところに「ワンオフパーツ制作」を頼んでみても良いのかもしれません。
専用製品を使用する
もし自分がフェンダーレスにするとしたら、間違いなく「GB350専用」のフェンダーレスキット製品を使用します。
というのも先ほど紹介したとおり、2021年10月から「ナンバープレートに関する新基準」が施行され、今までよりも厳格にナンバープレートの取り付け方が見られることになります。
なのでやはりバイクパーツメーカーが「新基準に対応して制作した製品」を使用した方が、色々な点においてリスクを減らせると思いますし、何よりも作業の手間が少なく済みますからね。
フェンダーレスキットを紹介
記事を書いている現時点(2021年12月下旬)においては、まだGB350&GB350Sに対応したフェンダーレスキットがほとんど販売されていないので少し寂しい感じもしますが、何か新しい情報を発見し次第、すぐにこちらも更新したいと思います。
- GB350
- WirusWin(ウイルズウィン)
- GB350S
- DAYTONA(デイトナ)
- MORIWAKI(モリワキ)
- ACTIVE(アクティブ) ←NEW
GB350のフェンダーレスキット製品
WirusWin(ウイルズウィン)
WirusWin(ウイルズウィン)からGB350専用のフェンダーレスキットが発売されており、この製品の「特徴」をまとめると以下のとおりです。
- 税込価格13,200円
- 新保安基準に対応
- グラブバーを外した状態でも装着可能
- LEDキャッツアイテールランプを採用
- 配線は純正カプラを使用するので取付簡単
- 純正反射板&ウインカーの取り付けが可能
- 装着に必要なボルト&ナット類は全て付属
- ナンバープレートの角度の変更が可能
- ステンレス製のバフ仕上げなので高級感あり
個人的な感想
やはり「GB350専用製品」ということで汎用品とは異なり、全体的に見ても「ナンバープレート」や「灯火類」が凄く自然で綺麗に収まっているので、個人的にもかなり気になっているフェンダーレスキットです。
ただし「グラブバー」が少し邪魔に見えますが、これは左右のウインカーを取り付けている場所っぽいので外せないような感じ…果たしてどうなんでしょうか。(間違えていたらスイマセン)
まぁ仮にグラブバーを外せなくても工具で邪魔な部分を「切断」してしまうか、またはウインカーのサイズを「小さい物に交換」して移設できれば良いんですけどねぇ。
と言うことでどうしても「グラブバー」が気になったので「販売メーカー」の方へ問い合わせてみたところ、以下のような回答をいただきました。
お世話になります。ウイルズウィンです。グラブバーを外した状態でも装着できます。よろしくお願い致します。(原文ママ)
そして実際にGB350にウイルズウィンのフェンダーレスキットを装着している方(しゅ~様)が、Youtubeで外観や取り付け方やについて詳しく紹介されているので参考にしてみてください。
まとめ
個人的なまとめとしては、「簡単な作業」でGB350をフェンダーレスにしたい場合はWirusWinのキットを購入した方が良いと思います。
ただし何か全体的なデザインやパーツに「こだわり」がある場合には、汎用製品を工夫して取り付けた方が結果的には満足できそうな感じがします。
GB350Sのフェンダーレスキット製品
デイトナ
デイトナからGB350S専用のフェンダーレスキットが販売されており、この製品の「特徴」をまとめると以下のとおりです。
- 税込価格11,000円
- 新保安基準に対応
- モダンでスタイリッシュなリア周りを演出
- 純正ウインカーをシート下へ無加工で装着可能
- LEDライセンスランプと反射板が付属
- 装着に必要な部品が全て入ったボルトオンキット
- 別売りのサドルバッグサポートとの同時装着可能
個人的な感想
最初にこのデイトナのフェンダーレスキット製品を見た時の率直な感想は、「え、これどこが変わったの??」って感じでしたが、変更前と後を比べることでようやく分かりました。
ただし正直なところ、何度見ても「これフェンダーレスなのか?」って気持ちが強いです。
だって変更後も普通にリアフェンダーが残っていますし、何となく「ナンバープレート周り」をスッキリさせただけな感じで、これをフェンダーレスと呼ぶのは果たしてどうなんでしょうか…。
まぁウインカーやリフレクター(反射板)の「移設」などを考えている方にとっては、凄くちょうど良い製品なのだろうとは思います。
ただやはりWirusWinが販売しているGB350専用フェンダーレスキットの方が「フェンダーレス感」があるので、それと比べてしまうと少し物足りなさを感じてしまいますね。
ちなみにGB350Sにデイトナのフェンダーレスキットを装着されている方(四十を過ぎてもバカ道楽様)が、Youtubeで外観や取り付け方について詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
モリワキ
そして2022年1月上旬に、モリワキからGB350S専用の「ショートフェンダーキット」が発売されました。
- 税込価格27,500円
- 新保安基準に対応
- 純正サドルバックサポート対応(左右)
個人的な感想
こちらの製品は名前のとおり、「フェンダーレスキット」ではなく「ショートフェンダーキット」ということで、リアフェンダーが完全に取れるわけではないので注意が必要です。(左がモリワキ、右が純正)
ただしデイトナのフェンダーレスキットと比べると、リアフェンダー部分が短くなっていることが分かります。(左がモリワキ、右がデイトナ)
別の角度から比較。(左がモリワキ、右がデイトナ)
アクティブ
様々な車種のフェンダーレスキットを作成している大手バイクパーツメーカーの「アクティブ(Active)」が、GB350S専用の製品を制作しているようなので期待して待っても良い感じです。
また何か新しく情報が入ったら、こちらでも紹介したいと思います。(下は2021年12月22日のツイート)
告知から約半年後の2022年6月中旬、ようやくアクティブのフェンダーレスキットが発売されることになりました。
こちらの製品は車体の加工をすることなく取り付けることができ、車検にも対応しているスタイリッシュなフェンダーレスキットとなっています。
他のメーカーのフェンダーレスキットと比べても、一番短くなっているように感じます。
汎用品
GB350Sをリアフェンダーレス化した方(6輪ライフ よんろく様)がYoutubeで外観などを紹介しているので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
まとめ
GB350Sを本当にフェンダーレスにしたい場合にはデイトナやモリワキの製品では物足りないと思うので、現在開発中の「アクティブのフェンダーレスキット」に期待したいところではあります。
GB350のリアフェンダーの脱着方法について
GB350をリアフェンダーレスにする際には「純正リアフェンダー」を取り外す必要があるので、最後にその脱着方法について紹介をします。
- バッテリーのマイナス端子を外す
- 配線コネクターの接続を外す
- リアフェンダーを取り外す
- 灯火類を外す
バッテリーのマイナス端子を外す
ライセンスランプなどの灯火類の「接続コネクター」を一時的に外す必要があるので、一応念の為にバッテリーの「マイナス端子」を外しておきます。(回路のショート防止対策)
ということで左のサイドカバーを開け、中にあるバッテリーのマイナス端子を「プラスドライバー」で外しておきます。
配線を外す
次にシート下にある灯火類の「接続コネクター」を外します。
黒いゴムの絶縁カバーの中にウインカーやナンバー灯の接続コネクターがあるので、それを全て外しておきます。
無理に引っ張って断線しないように気をつけてください。
リアフェンダーを取り外す
接続コネクターを全て外し終えたら、続いてリアフェンダーを固定している「4つ」のボルト(ナット)を外していきます。
全てのボルト(ナット)を外すとリアフェンダーが落ちてくるので、地面に落とさないように手で支えながら作業を行ってください。
以上で前半の作業は終了です。
車体からリアフェンダーさえ外してしまえば、あとは簡単な作業しか残っていないので安心してください。
灯火類を外す
リアフェンダーを外したら裏側に向け、ナンバープレートブラケットを固定しているボルトを外していきます。
ナンバープレートが無くなるだけでもだいぶスッキリした見た目になってきました。
最後に灯火類のケーブルを留めている金具を一つ一つ手で外していきます。
これでGB350のリアフェンダーを取り外す作業は全て終了しました。
それでは以上で「GB350とGB350Sのフェンダーレスキット」について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~