ETCを使用するまでの一連の流れ
こんにちはchessinuです。
2021年4月にGB350が納車されてから2022年5月までの約1年間、ずーっとETCを取り付けずにやり過ごしてきました。
まぁ自分の場合は高速道路を利用するよりも、景色を見ながら「下道」をトコトコ走るのが好きだったので特に問題はなかったのですが、最近になって様々な理由によりようやくETCの装着を決意!
ということで今回は、GB350(GB350S)にETCを取り付けるための「費用」や「手順」について紹介した記事となっているので、初めてバイクにETCを取り付ける人などはぜひ参考にしてみてください。
GB350にETCを取り付けた理由
- ETC助成金キャンペーン
- ETC二輪車限定割引プラン
- ETC二輪車限定ツーリングプラン
- スマートICの増加
- ツーリング仲間に迷惑
ETC助成金キャンペーン
新セキュリティ規格に対応しているETC車載器をバイク屋で購入して取り付けると、総費用(本体代+取付工賃+セットアップ代)から「1万円割引されるキャンペーン」が、ちょうどタイミングよく行われていたというのも理由の1つとして挙げられます。
やはり庶民にとって1万円の差はかなり大きいですからね…。笑
ETC二輪車限定割引プラン
ETC利用可能な二輪車限定の割引プランが、今年の4月2日(土)から11月27日(日)まで行われています。
この割引プランの内容は、各インターチェンジ間(入口~出口)の1回の走行距離が「100km」を超える場合に限り、ETC二輪車の通常料金から更に「37.5%」の割引が適用されるという感じです。
まぁ土・日・祝日限定、走行距離100km、事前申込制…などなど色々な制限が付いて若干面倒くさい感じもしますが、やはり受けられるサービスを利用しない手はないと思います。
【割引プラン概要】
ETC二輪車限定ツーリングプラン
地方の観光地やツーリングスポットの活性化、及び高速道路の利用促進などを図る目的で、ETC二輪車限定のツーリングプランが、今年の4月下旬から11月30日(水)まで行われています。
このツーリングプランの内容は、対象となっているコース(エリア)の高速道路が「定額料金で乗り降り自由」、つまり言い換えれば「乗り放題」になるという感じです。
なお「全20コース」の中から選ぶことができるのですが、各コースによって利用期間や定額料金が異なっているので、興味のある方はツーリングプラン概要リンクから確認してみてください。
スマートICの増加
ETC利用可能な車両専用のインターチェンジ(スマートIC)が、最近本当に増えているのを実感しますね。
それでスマートICが全国にどれくらいあるのか気になり調べてみたところ、現時点(2022年4月下旬)において開通しているのは「約150箇所」、そしてこれから開通予定なのが「約50箇所」。
つまりこれからも全国にどんどんスマートICが増えていくことを考えると、やはりETCが無いのは間違いなく不便になります。
マスツーで迷惑
一人だけでのツーリング(ソロツー)であれば別に問題はないのですが、やはり多人数でのツーリング(マスツー)になってくると、ETCを利用できない自分だけ「スマートIC」を通れないとか「料金所」でもたつくとか…色々と周りに迷惑を掛けてしまうのは恥ずかしいですよね。
なので自分のためだけではなく、ツーリング仲間のためにもETCは取り付けた方が良いと思いました。
ということで、以上がETCを取り付けた全ての理由となります。
GB350にETCを取り付けるまでの流れ
それでは次にGB350へETCを取り付け、そして実際に使用するまでの具体的な流れについて紹介していきます。
- ETC助成金キャンペーンへの登録
- ETCをどれにするのかを考える
- ETCの取り付け方を考える
- ETCの取り付けをバイク屋に頼む
- 実際にETCを取り付けてもらう
- 実際にETCを利用して高速道路を走る
ETC助成金キャンペーンへの登録
ETC助成金キャンペーンは「事前登録制」なので、首都高速道路株式会社の【公式ページ】の下部にある「申し込みはこちらから」をクリックして手続きを行う必要があります。
なお各都道府県によって多少手続きの方法が異なっており、自分の居住域である東京・神奈川・埼玉エリア以外では「WEB申込」はできないので注意が必要です。
このページで登録用の適当なメールアドレスを入力します。
そして登録用のメールアドレスに送られてきたメールを開き、そこにあるリンクをクリックして個人情報入力作業を行っていきます。
登録に必要な個人情報を全て入力し終えると、ETCキャンペーン事務局より「ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2022(東京・神奈川・埼玉エリア)助成申込番号のお知らせ」という件名のメールが送られてくるので、それをバイク屋に見せれば完了です。
また首都高速道路株式会社による登録方法を紹介したYotubeの動画もあるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
まぁ登録作業自体はすぐに終わるので特に問題はないと思いますが、個人情報入力の際にナンバーや住所などを間違えないように注意してください。
また一からやり直しになってしまうので…。
ETCをどれにするのかを考える
ETC助成金キャンペーンの対象となっているETCは、2030年以降も使用できる「新セキュリティー規格」に対応している機種だけなので、実際に選ぶ候補としては以下の5種類しかありません。
- ミツバ
- MSC-BE700S(2.0)
- MSC-BE700E(2.0)
- MSC-BE61W(1.0)
- MSC-BE61(1.0)
- 日本無線
- JRM-21(2.0)
ETC1.0とETC2.0
まず最初に悩むのがETC1.0とETC2.0のどちらにするのかという話。
まぁ正直なところ、現状においてはETC2.0にするメリットはほとんどありませんが、今後の「発展性」を見込んで自分はETC2.0を選びました。
そもそもETC1.0との取り付け費用の差が約6千円程度なので、今から新しく取り付けるのであればETC2.0の方が個人的には良いと思います。
メーカー
そして次に考えることは「ミツバ」と「日本無線」、どちらのメーカーにするのかということ。
これに関してはスペックも値段もほぼ同じなのでどっちでもいいのですが、一応ETCカードの入れ方が両メーカーで異なっていて、そこの好みによって選ぶ感じになります。(横から挿れる or 中央に載せる)
ちなみにバイク屋のスタッフから日本無線の方が防水性能が多少高いと聞き、自分は日本無線の「JRM-21」を選んで取り付けました。
ETCの取り付け方を考える
ETCは以下の要素によって構成されているので、これらをどのように取り付けるのかについて考える必要があります。
- ETC
- 本体
- アンテナ
- インジケーター
- 電源
- 配線
本体
それで自分の場合は、JRM-21に対応している「エンデュランスのETCケースセット」を利用することにしました。
なお実際の装着方法や使用感については別の記事で詳しく紹介しているので、興味のある方はぜひそちらも参考にしてみてください。
アンテナ&インジケーター
ETCアンテナとインジケーターに関しても、エンデュランスのETCケースセットについていた「アンテナステー」を利用して取り付けました。(画像は上がアンテナで下がインジケーター)
電源
基本的にETCに使用するACC電源は、シート下の「テールランプ配線」や「ヒューズボックス」から分岐させて取り出すことになると思います。
配線
ETCの余った配線は、シート下のエアー吸込口の邪魔にならない所に束ねておきました。
その他の取り付け方法
ちなみにGB350(GB350S)にETCを取り付ける色々な方法を紹介した記事があるので、まだETCを取り付けていない方などは合わせて参考にしてみてください。
ETCの取り付けをバイク屋に頼む
そしてETCの取り付け方法(取り付け場所)が決まったら、実際にETCを購入して取り付けてもらうバイク屋に電話または直接出向いて「予約」をします。
またその時に「代車」の空きがあれば、それも一緒に予約しておいた方が良いと思います。
というのも取り付け作業に「約2時間」ぐらい待つので暇を持て余す可能性が高く、いったん家に帰って休むか、もしくわ近くの商業施設などで時間を潰すぐらいしかやることがないからです。
まぁ家族や知り合いと一緒に来て、車やバイクに乗せてもらうっていうのありですね。
ETC取り付け料金の比較
ETCの取り付け料金に関してはホンダドリームなどの正規ディーラーよりも、ライコランドや2りんかんなどの「大手バイク用品店」で取り付けてもらう方が安く済む場合が多いです。
それで参考までに、大手バイク用品店とホンダドリームのETC取り付け料金を以下にまとめてみましたが、基本的にどこのバイク屋もETC車載器とセットアップ料金は同じで、金額の差が出るのは「取り付け工賃」だけです。
なお今回は自分が取り付けた日本無線の「JRM-21(ETC2.0)」の価格での比較。(本体価格は税込26,180円)
- 2りんかん
- ナップス
- ライコランド
- ホンダドリーム
2りんかん
【2りんかん公式】
ナップス
【ナップス公式】
ライコランド
【ライコランド公式】
ホンダドリーム
お世話になっている某ホンダドリームで聞いた取り付け工賃は「14,520円(税込)」で、やはり予想していた通りめちゃくちゃ高かったです。(本体価格とセットアップ料金は他と同じ)
まぁ納車時になんらかの「割引」があって取り付けてもらうならともかく、納車後にわざわざ割高のホンダドリームを選ぶ必要もないとは思いますが、各ホンダドリームによって費用が多少変わってくるので、一応確認だけはしておいてもいいかと。
まとめ
このように費用を比較してみると、ホンダドリーム以外の店舗ではそこまで大きな差はないようですね。
ちなみにETCの取り付け方にもよりますが、ここに別途で「アンテナステー」や「電源取り出しハーネス」などの費用が追加される場合もあります。(数百円~数千円程度)
店舗 | 取り付け工賃 | 総費用 |
---|---|---|
2りんかん | 7,700円 | 36,630円 |
ナップス | 8,250円 | 37,180円 |
ライコランド | 8,800円 | 37,730円 |
ホンダドリーム | 14,520円 | 43,120円 |
実際にETCを取り付けてもらう
そして予約した日時にバイク屋へ行きETCを取り付けてもらうのですが、バイクへどのようにして取り付けるのかを話しあったり、助成金キャンペーンメールを見せてお金を支払ったり…などなどやることがあるので、余裕を持って少し早めに現地へ行っておいたほうが良いと思います。
なおバイクを預けた後は2時間ぐらい暇になるので、自分の場合は代車に「自転車」を借りて近くをサイクリングしながら時間を潰していました。笑
なんやかんやで預けてから1時間半ぐらい経過。まだかなぁ~って思ってた矢先に携帯電話が鳴ったので急いでバイク屋へ戻ることに。
そして担当整備士から、こんな感じで取り付けましたよ~とか、こんな感じでランプが点灯するよ~とかの簡単な説明を受けました。
まぁETCの取り付け方については事前に全て指示しておいたので、特に何も問題はありませんでした。
とりあえずこれで無事に取り付け作業が終了したので、あとは実際にETCを利用して高速に乗るだけです!
実際にETCを利用して高速道路を走る
それでは実際にETCが正常に作動するかどうかのチェックを行います。
まだETCカードを入れる前の状態では赤ランプ点灯…。
そしてETCカードを入れると緑ランプ点灯!
ということで、早速高速料金所に突撃。さてさて無事に通過できるのだろうか…ドキドキ。
うん…特に問題なく通過。
しかし空いている高速道路は気持ち良い~!
まぁこんな感じでGB350のETCデビューは無事に終了。
やはり下道もいいけど高速も楽しかったですね。
GB350にETCを取り付けるのに掛かった費用
費用のまとめ
自分の場合はETCケースセットを買ったので少し高くなりましたが、シート下やサイドカバーなどにETC本体を入れる場合には「3万円弱」ぐらいで済みそうな感じです。
- ETC本体 : 26,180円
- 取付工賃 : 7,700円
- セットアップ代 : 2,750円
- ETCケースセット : 13,200円
- 電源取り出しハーネス : 1,500円
- ETC助成金キャンペーン : -10,000円
- 合計費用 : 41,330円
終わりに
まぁなんやかんやで初期費用はかかってしまいますが、装着したからには元を取れるぐらいETCを利用していきたいと思っています。
皆さんもぜひこの機会にETCを取り付けてみてはいかがでしょうか。
それでは以上で、GB350(GB350S)にETCを取り付ける費用、手順、時間について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~