割と頻発しているらしい!?
こんにちはchessinuです。
ずーっと他人事だと思っていたオイル漏れが、ついに自分のGB350にも起きてしまいました…!
ただその後にTwitterやInstagramなどの「SNS」でオイル漏れについて検索してみると、割とGB350(GB350S)ではオイル漏れが起きているようです。
まあ一応GB350(GB350S)は「ノックダウン生産」ということで熊本の工場で作られているのですが、組み立てるパーツ自体は「外国の部品」を使用しているので、少なからずその影響もあるのかも知れません。
ということで今回は、GB350(GB350S)に起きたオイル漏れの「原因」や「修理費用」について紹介した記事となっています。
エンジンオイルの漏れに気がついた理由
11月のとある休みの日、いつもどおりバイクガレージでツーリングに行くための準備をしていました。そして支度が整ったので、「よし、出発しよう!」とセンタースタンドを払おうとした時に初めて”ある異変“に気が付きました。
そう、なぜかバイクガレージの床に敷いてある木の板が不自然に「濡れている」のです…。
しかもちょうどGB350の「クランクケース真下の部分」が…。
最初にこの床のシミを見つけた時は、「雨でバイクに付いた水滴が落ちたのでは?」や「整備中に何か液体をこぼしたのかも?」などと現実逃避をして色々と考えてみましたが、特に思い当たる節はありませんでした。
(そもそも雨の日にバイクは乗らないし…)
と言うことでグダグダ考えていても仕方がないので、恐る恐る木の板に付着した液体を指で触ってみたところ「凄いヌメヌメしている!そして何より臭ぇ!」。
あぁこの感触、あぁこの匂い、これは間違いなく…
じゃなくて
「エンジンオイルが漏れてるね(*´∀`)b!」
さーてどうすっか…(´Д`;)ハァ
エンジンオイルが漏れている箇所の特定作業
せっかくのツーリングの予定も台無しになり途方に暮れていましたが、取り敢えず「どこ」からエンジンオイルが漏れているのかを特定しなければなりません。
というわけで速やかに作業服に着替え、腹ばいになった状態でオイル染みの真上にある「クランクケース下部」を覗き込んでみると、何となく「それらしき箇所」を発見!
画像はエンジンオイルを拭き取ってあるので分かりにくいのですが、実際には赤丸で囲ってある部分から大量にエンジンオイルが滲み出ており、更にここから雫となって下にポタポタと垂れていました。
垂れてくるオイルの受け皿を探している間、応急的にそこら辺にあった「ウエス」を2~3枚重ねて敷いてみましたが、あっと言う間にびしゃびしゃに。
なぜここからオイルが漏れているのか分かりませんが、少なくとも日頃の整備作業でこんな所を弄った記憶は全くないので、おそらくメーカー側による「初期不良」ではないかと考えました。
ホンダドリームに電話をして助けを求める
そもそも悩んでいても、こんな箇所のオイル漏れを自分ではどうすることもできないので、急いでGB350を購入した「ホンダドリーム」に電話をして助けを求めました。
すると電話を担当した人から「レッカー車を手配しましょうか?」と聞かれたのですが、ぶっちゃけそれを待っているのも面倒だったので断り、自分でバイクを走らせてホンダドリームまで持っていきました。(帰りは代車があるし)
それで何とか無事にホンダドリームまでたどり着き、担当の整備士の人にオイル漏れの状態を見てもらうことに。
そして色々と話し合った結果、オイル漏れの原因を正確に見つけるために「約1週間」ほどホンダドリームに預けることになりました。
ちなみに修理費用(部品代+作業工賃)に関してですが、おそらく「初期不良対応」か「新車3年保証」のどちらかが適応されるので「無料」になるだろうと言われました。(ありがたや~)
なお新車3年保証の詳しい内容に関しては、こちらの【メーカー公式サイト】からご確認ください。
という訳でひとまずお別れ。
それじゃあ元気になって戻ってこいよ…(´Д`;)
ホンダドリームからオイル漏れ修理完了の連絡
そしてGB350を預けてから「ちょうど1週間後」、ついにホンダドリームからオイル漏れの修理が完了したとの連絡があったので、すぐに代車を走らせてホンダドリームへ向かいました。
それで担当の整備士の人に今回のオイル漏れの原因と修理費用についての簡単な説明を受けたのですが、先ほど紹介したとおり、今回の修理費用に関しては部品代と作業工賃を含め全て「無料」でした。
ただせっかくお世話になったのに全て無料と言うのは何となく心苦しいので、ホンダドリーム店舗内で売っていた燃料添加剤の「ヒューエルワン」を1本(1,700円)買って帰宅しました。
そして早速入れる。笑
ワコーズのヒューエルワンは燃料タンク内に入れておくだけで、「燃料系統の掃除」や「燃料タンク内の防錆」に大きな効果があるのでオススメできます。
オイル漏れの原因が判明
それで結局オイル漏れの原因についてですが、整備士の人曰く、「ギアポジションセンサー(チェンジスイッチ)」の所にある「Oリング」が合っていなかったそうです。
なお下の画像の「10番」がギアポジションセンサー(税込価格4,000円)で、「32番」がOリング(税込価格200円)となっており、修理の際にはこの2部品をメーカーから取り寄せて交換したそうです。
ということで、当初自分がオイル漏れしている原因だと疑っていた箇所は全然関係なく、ただ単純にギアポジションセンサーから漏れたオイルがそこに流れて溜まっていただけでした。笑
要はこんな風にクランクケース下部まで流れていった感じです。(多分)
ちなみにホンダドリームの店長さんと少しだけ話をさせてもらったのですが、今回のオイル漏れの原因を探すのにあちこち見回したせいで結構時間がかかったそうです。笑
まぁGB350はまだ世に出て「新しいバイク」なので、あまり多くの情報が無かったというのもあると思いますが、ただそこまで「深刻な問題」では無かったようなのでとりあえず一安心。
エンジンオイルが漏れたり滲んだりする理由
それでは最後にバイクのエンジンオイルが漏れる理由をまとめてみました。
- シールやガスケットなどの劣化
- ボルトやナットの取り付けミス
- 構成パーツの初期不良
シールワッシャーやガスケットなどの劣化
例えばパーツ同士の継ぎ目の「密閉性」を得るために使用する、「シール」や「ガスケット」または「Oリング」などを長期間交換せずにいたために部品が劣化して、そこからオイルが漏れたり滲んだりすることがあります。
ボルトやナットの取り付けミス
他にはボルトやナットを指定されているサイズと違う物を取り付けたり、または指定されている「締め付けトルク値」よりも強く締めたり弱く締めたりすると、それが原因でオイルが漏れる可能性もあります。
構成パーツの初期不良
あとは今回自分のGB350で起きたような、組み立て段階での「初期不良」みたいなケースもあります。
ちなみにホンダドリームの店長さん曰く、この件についてはすぐ本社の方へ報告しておいたとのことなので、これから製造されるGB350にこの様な問題が起きなければいいですね。
まとめ
もしオイル漏れが発生した場合には無理に自分で解決しようとせず、さっさと購入した店に連絡をして対応してもらった方が絶対に良いと思います。
と言うのも過去に「自分が弄った場所」で問題が起きたとかではなければ、基本的には無料で対応してくれるのと(断言はできませんが…)、あとはオイル漏れの原因って結構探すのが難しいのでプロに任せるのが一番安心だからです。
それでは以上で「GB350(GB350S)のオイル漏れの修理方法」に関して紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~
2 comments
こんばんは、以前よりこのブログを拝見させていただいております、ヘビースモキーと申します。
以後お見知りおきを、さてなぜ今回コメントをさせていただいたかといいますと、ドレインボルトをオーバートルクで締め付けて、あえなくオイルパン側のねじ山破損!途方に暮れていたところ、以前GBのギアケースを開けていた主の記事が参考になるのでは!?と思い路頭に迷いながらここまでただりついた次第です( ノД`)シクシク…
そこでchessinuさんにお願いがあるのですが、オイルパンの外し方講座的なものお願いできますでしょうか?返信お待ちしております、現在考えている方法はねじ山をM12からM14にしてEZバルブ (EZ-106)を取り付けようかと企んでいますw
ヘビースモキー様、コメントいただき有難うございます!
実は1年ほど前にバイク(GB350)を乗り換え、現在手元に現車が無い状態となっております。
そのため今後GBに関する新たな整備&カスタム情報を発信することができません。また過去に行った整備に関してもかなり忘れかけています…。
お役に立てず大変申し訳ございませんm(_ _)m