見た目と機能性を両立
こんにちはchessinuです。
納車されて以来どうしようかずーっと悩んでいましたが、今年の1月から行われているETC助成金キャンペーンに釣られ、ついに我が愛車GB350に「ETC」を取り付けることに決定!
しかしGB350には「余分なスペース」があまり無いため、いざ実際にETCを取り付けようと思っても結構大変な目に遭ったりしますが、今回紹介する「エンデュランスのETCケース」を利用することでその悩みから解放されるはずです。
ということで今回はそのエンデュランスのETCケースの取り付け方や、実際に使用した感想などについて紹介した記事となっているので、ETCの取り付け方に悩んでいる場合は参考にしてみてください。
エンデュランス製ETCケースを自分で取り付ける理由
バイク屋に頼まず、あえて自分でETCケースを取り付ける目的や意味について考えてみました。
- 待ち時間短縮
- バイク屋を信用していない
- 中古のETCを自分で取り付ける
待ち時間短縮
事前に自分でETCケースを取り付けておくことで、バイク屋でのETC取り付け時間を短縮することができます。
やはり待ち時間は短い方が良いですからね。
バイク屋を信用していない
以前別のバイクのピット作業をバイク屋に任せた際に、ハッキリと分かる「大き目の傷」を車体に付けられたことがあり、基本的に自分はバイク屋をそこまで信用していません。(ホンダドリームなどの正規ディーラーであろうと)
なのでそれ以来、自分で出来ることは自分でやるという意識が芽生えました。
中古のETCを自分で取り付ける
今回自分は新品のETCを購入して取り付けましたが、フリマなどで購入した中古のETCを自分でバイクに取り付けて、セットアップだけをバイク屋で行ってもらう人も多いと思います。
ただその際にETCケースを利用する場合には、それを自分で取り付ける必要があります。
エンデュランス製ETCケースの紹介
- メーカー
- エンデュランス(ENDURANCE)
- 製品名
- ETCケース+GB350(S)専用ステーセット
- 希望小売価格
- 13,200円(税込)
- 適合車種
- GB350/GB350S
- サイズ
- 130mm(幅)×92mm(高さ)
- 材質
- ETCケース(SUS304)/ステー(鉄)
- 対応ETC車載器
- ミツバ6機種と日本無線2機種の計8機種
- 特徴
- 汎用ETCケースに車種専用ステーが付いたセット製品。ミラーに共締めタイプのアンテナステーも付属。ETCケース本体にはいたずら防止ネジを採用。
エンジン熱の影響について
エンデュランスのETCケースは「エンジン付近」に取り付けることになるので、走行中のエンジンから発せられる熱によって、ケース内のETC車載器に影響は出ないのかメーカーに問い合わせてみました。
するとメーカー側から以下の回答を得ました。まぁ大丈夫みたいですね。
この度はお問合せ頂き誠にありがとうございます。排熱によるETC本体への影響はございません。商品ページの注意事項にもございますが、駐車するときは直射日光を避けてください。
対応ETC車載器についての補足
メーカー側で公表している対応ETC車載器は以下のとおりです。
- ミツバサンコーワ
- MSC-BE700S
- MSC-BE700E
- MSC-BE61W
- MSC-EB61
- MSC-BE51W
- MSC-BE51
- 日本無線
- JRM-21
- JRM-11
エンデュランス製ETCケースの良い点
- 綺麗に取り付けられる
- 見た目がお洒落
綺麗に取り付けられる
GB350(GB350S)はETC本体を収納するための「スペース」がほとんどありません。
例えば取り付け候補先として「シート下」や「サイドカバー内」などが考えられますが、正直ここら辺は色々な理由によってあまりオススメできない感じなので、なんやかんやETCの取り付け場所を決めるだけでも無駄に難儀します。
というか実際にここら辺に取り付けようと思っても、バイク屋スタッフとの「打ち合わせ」が絶対に面倒くさくなるのが容易に想像でき、しかも変な風に取り付けられる可能性がかなり高い…。
しかしエンデュランスのETCケースセットを利用すれば取り付け場所で悩むことはなくなり、基本的にバイク屋との打ち合わせも「電源を取る場所」の確認程度なので短時間で済ますことができます。(これが本当に楽)
ちなみにGB350&GB350SのETCの取り付け場所について詳しく紹介している記事もあるので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
見た目がお洒落
それで一応エンデュランス以外にも、キジマやデグナーからGB350(GB350S)に対応している製品が販売されているのですが、個人的にはこの様な「ポーチ型」のETCケースはデザイン的にう~んって感じ。(防犯的にも少し心配)
まぁ自分としてはやはりGB350には、この「無骨」な感じのエンデュランス製ETCケースがよく似合っていると思います。
ただしここら辺は完全に個人の好みの問題なので、どうでもいいっちゃどうでもいい話ですけど。笑
エンデュランス製ETCケースの悪い点
- 製品の価格が高い
- ちょっとだけ重い
- ETCカードの抜き差しが若干面倒くさい
- 取り付ける作業が若干面倒くさい
製品の価格が高い
メーカー小売希望価格が「13,200円(税込)」なので若干高く感じます。
ただしエンデュランスのETCケースはGBオーナーからの需要が高いので、もし必要がなくなったら取り外して「フリマ」などで売れば、今まで使用した分も含めて十分元を取ることができると思います。
ちょっとだけ重い
ETCケース(本体+ステー)の重さが「約600g」あるので、本当にちょっとだけ重いかなって感じです。
まぁ裏を返せば、その分しっかりと作られているのではないでしょうか。
ETCカードの抜き差しが若干面倒くさい
ETCケースの蓋を固定している「ネジ(いたずら防止用)」がサイドカバー側に付いているためスペースが狭く、専用レンチでのネジ回し作業が微妙にやりづらかったりします。
まぁサイドカバーを外せば多少マシにはなるのですが、毎回いちいちそれをやるのは結構面倒くさいですよね。
ただ自分の場合はバイクをガレージ内に保管&車用のETCカードは別にあるので、わざわざETCカードを抜き差しすることなんて滅多にありませんが、そうではない場合には結構煩わしく感じると思います。
なので「頻繁」にETCカードを抜き差しする人は、開け閉めが楽なポーチ型の方がストレスが少ないかも知れませんね。
取り付ける作業が若干面倒くさい
まぁこれはETCを取り付けるバイク屋に任せてしまう場合はどうでもいいのですが、自分でETCケースの取り付け作業を行う場合には若干面倒くさかったりします。
作業手順
GB350(GB350S)にエンデュランスのETCケースを取り付ける作業手順についてですが、エンデュランス公式の「取り扱い説明書」では、まず先にETCケース本体を取り付けるための「ステー」を車体に装着した後に、ETCケース本体を組み立てるように指示されています。
ただしそれだと作業が凄くやりづらそうだったので、自分の場合は先にETCケース(本体+ステー)を組み立てておき、そしてそれを車体へ装着するという手順で作業を行いました。
(まぁ別にどちらの方法でも良いと思いますが…)
- ETCケースの組み立て
- ETCケースを車体に装着
- ETCケースの中にETCを入れる
ETCケースの組み立て
それで先ほど紹介したとおり、事前にETCケース(本体+ステー)を組み立てておきます。
なおETCケースの組み立て方については取り扱い説明書に詳しく記載されているので、そちらを参考にして作業を行ってください。(めちゃくちゃ簡単!)
そして完成品の表面(外側)はこんな感じ。
裏面(内側)はこんな感じ。
ETC本体を収納する部分には、こんな感じで「スポンジ」を取り付けておきます。(ETC本体の保護やスペース調整などが目的)
ちなみに「スポンジの取り付け方」についても【取り扱い説明書】で詳しく紹介されているので、そちらを参考にして作業を行ってください。
(指定された長さに切って貼るだけなので超簡単!)
ETCケースを車体に装着
そしてETCケース(本体+ステー)を組み立て終えたら、次にそれを以下の手順に従って車体(GB350)に装着させていきます。
- リアマスターシリンダーリザーバータンクを外す
- リアエンジンハンガープレートロワーナットを外す
- リアエンジンハンガープレートボルト2本を外す
- ETCケースを2本のボルトで共締めする
- ETCのアンテナステーを取り付ける
リアマスターシリンダーリザーバータンクを外す
車体左側にあるリアエンジンハンガープレートボルト2本を利用してETCケースを固定するのですが、下側の「ロワーボルト」に関しては通しのボルトになっているので、反対側(車体右側)のリアエンジンハンガープレートナットを外しておく必要があります。
それでリアエンジンハンガープレートナットを外したいのですが、ちょうど「リアマスターシリンダーリザーバータンク」が邪魔な位置にあるので、いったんこれを外しておく必要があります。
リアマスターシリンダーリザーバータンクはボルト1本(リザーバータンクマウントボルト)で固定されているだけなので、8mmのソケットレンチを使用して簡単に取り外すことができます。
なおリアマスターシリンダーリザーバータンクを取り外した後は、エアーが入らないように出来る限り「水平状態」にしておいてください。(逆さまにしたりするのはNG)
リアエンジンハンガープレートロワーナットを外す
リアマスターシリンダーリザーバータンクを外すと、その裏側に隠れていたリアエンジンハンガープレートロワーナットが見えます。
これを14mmソケットレンチなどの工具で外しておきます。
それでもし外す際にナットが「共回り」してしまう場合には、反対側のリアエンジンハンガープレートロワーボルトを、メガネレンチなどで動かないように固定しながら作業をしてください。
リアエンジンハンガープレートボルト2本を外す
リアエンジンハンガープレートロワーナットを外し終えたら、反対側のリアエンジンハンガープレートボルト2本(アッパー&ロワー)を、14mmのソケットレンチなどの工具を使用して外します。
なお下側のロワーボルトに関してはこの様な通しのボルトになっていて、先ほど外した反対側のナットによって固定されています。
ETCケースを2本のボルトで共締めする
そして組み立てておいたETCケース(本体+ステー)を、リアエンジンハンガープレートボルト2本で共締めをします。
ちなみにエンデュランス公式の取り扱い説明書によると、上のアッパーボルトの締め付けトルクは「45N・m」で、反対側のロワーナットの締め付けトルクは「60N・m」となっています。
ということで、トルクレンチを使用してボルト&ナットを締めておきます。
またリザーバータンクマウントボルトの締め付けトルクは、ホンダ公式のサービスマニュアルによると「9~10N・m」となっているので、こちらもその値通りに締めておきます。
ETCのアンテナステーを取り付ける
最後にETCのアンテナ&インジケーター用ステーを、ミラーと一緒に共締めしておきます。
あとは実際にバイク屋でETC、及びETCのアンテナやインジケーターを取り付けてもらうだけです。
お疲れ様でした!
エンデュランスのETCケースを取り付けた外観と感想
- ETCケースを取り付けた外観と感想
- 実際の使用感(使い心地)について
- 実際にETCを入れてみた外観と感想
- 総合評価
ETCケースを取り付けた外観と感想
ETCケースの取り付け前後で比較をすると分かりやすいと思いますが、エンジン部分の隙間の「スカスカ感」が弱くなるので引き締まった見た目になり、個人的にはとても満足しています。
まぁこのスカスカ感も、ある意味で味があっていいとは思いますが。笑
例えばETCケースのバッテン部分などに、適当な「色」を付けてみてもお洒落だと思います。
実際の使用感(使い心地)について
まぁ事前に想定していたとおり、ETCケースカバーを開ける作業が若干めんどくさいですが、自分の場合は滅多にETCカードの「抜き差し」はしないので無問題。
あとは走行中のETCケースに対する「エンジン熱」の影響に関してですが、ビックリするぐらい熱くなっていませんでした。(普通に素手で触っていても大丈夫なぐらい!)
また「防水性・防塵性」に関しては、ETCケース自体に隙間があるので雨水が多少入ってくる可能性はありますが、基本的にはETC本体自体が非常に高い防水・防塵性能を持っているので、これに関しても特に問題はないと思います。
実際にETCを入れてみた外観と感想
実際にETCケースの中にETCを入れた様子(本体&配線)や「高速道路」で使用した感想などについては、また別の記事で詳しく紹介するので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
総合評価
まぁ値段は少々高く感じますが、それに見合うだけの「デザイン」と「機能性」は間違いなくあると思います。
ということで結論としては、エンデュランスのETCケースを取り付けて「大正解」でした!
それでは以上で、GB350&GB350SにエンデュランスのETCケースについてレビューした記事は終わりとなります。
さようなら~