自分で取り付けるメリット
こんにちはchessinuです。
バイクを購入したらまず真っ先に「ドライブレコーダー」を取り付ける必要があります。
それでドラレコをその道のプロである「バイク屋」に取り付けてもらってもいいのですが、自分で取り付けた方が色々と「メリット」があります。
- 作業工賃が浮く
- トラブルに対処しやすくなる
- 好きなドラレコを取り付けられる
やはり一番大きいのが「作業工賃」です。
バイク屋にドラレコを取り付けてもらうと、ドラレコ本体代金とは別に平均して「2万円」ぐらいの作業工賃が掛かるので、これを浮かすことができるのはかなり大きいと思います。
またドラレコに何かしらの「トラブル」が発生した場合に、「配線」の取り付け方などを理解しているので対処もしやすくなります。
そして何より自分で好きなドラレコを、自由に取り付けることが出来るのも大きなポイントです。基本的にバイク屋はトラブルを避けるために、「中華製ドラレコ」の取り付けを拒否る所が多かったりしますからね。
と言うことで、自分で「GB350(GB350S)」にドラレコを取り付けようと思っている方は是非参考にしてみてください!
バイク用ドライブレコーダーの選び方
一口にドラレコと言っても色々な種類の製品があり、実際にどれを購入すれば良いのか迷ってしまうので、ここではドラレコの「選び方」について考えてみます。
それで基本的に自分のドラレコの選び方は以下のとおりです。
- 価格
- 性能
- メーカー
- レビュー
価格
まず真っ先に考えることはドラレコの「価格」です。
ドラレコをAmazonなどのECサイトで検索してみると、安い物なら「4~5千円」で買えますが、高い物だと「4~5万円」近くする製品もあります。
ただし基本的に性能と価格は「比例」するので、何も考えずに安いからという理由だけで製品を購入してしまうと、すぐに壊れたり機能が想像以上にショボかったりして金をドブに捨ててしまう可能性が高くなります。
なので最低でも「1万円以上」の製品を購入した方が長く使える可能性が高いので、結果的に安い製品を購入するより費用を抑える事が出来るかもしれません。
性能
次に考えることは「どの様な性能のドラレコが欲しいのか?」ということです。
ここで言うドラレコの性能とは「カメラの画質」、及び「GPS機能」や「防水性&防塵性」など、細かく見ていくとキリがないくらい本当に色々と挙げることができます。
それで自分が購入した中華製ドラレコの「DV988」は、国産メーカーのドラレコと比較すると「カメラの画質」はそこまで良くないのですが、他のメーカーにはない大画面の「タッチパネル対応モニター」があります。
そして他にも「GPS機能」や「駐車監視機能」など、様々な機能が搭載されています。
ただしDV988で一番惹かれたポイントは、やはり「タッチパネル対応モニター」の存在であり、これが購入の大きな決め手になりました。
まぁ正直なところ、性能だけで考えるならば「カメラの画質」を最重視した方が良いとは思いますが、タッチパネル対応モニターがどうしても気になってしまって(笑)
あとドラレコを購入する際には「配線(ケーブル)の長さ」にも気をつけてください。と言うのも、DV988はケーブルが無駄にめちゃくちゃ長くて処理が大変だったからです…。
メーカー
基本的にバイク用のドラレコは、「日本企業」か「中国企業」のどちらかで購入することになります。
日本企業だと「デイトナ」や「ユピテル」や「ミツバ」や「キジマ」などの製品があり、中国企業だと「Akeeyo」や「BlueSkySea」や「Kaedear」などの製品があります。
それでハッキリ言って、価格と性能で考えると中華製ドラレコの方が圧倒的に「コスパは良い」です。
ぶっちゃけ日本企業のドラレコは性能の割に値段が高い傾向があり、その理由として国産メーカーという安心感を「付加価値」として上乗せしている感もあったりはします。
例えば日本企業が3万円で販売しているドラレコと同性能のドラレコを、中華製であれば「半額以下」で購入することができる感じです。
まぁ中華製メーカーのドラレコだと「製品マニュアル」や「サポート担当者」の日本語が怪しかったりするのですが、それでも初期不良や分からない点があると割と柔軟にカタコトで対応してくれるので、むしろ日本企業より「アフターサポート」が良かったりする場合もあります。
なので中華製ドラレコだからといって、「食わず嫌い」をして候補から外すというのは非常にもったいないと思います。
ちなみに国産メーカーで一番性能が高く、そして人気も抜群にあるドラレコはこちらの「ミツバサンコーワ製ドラレコ」になります。
このミツバのドラレコはどのバイク用品店でもオススメ商品となっており、実際に取り付け方法も簡単でカスタマーサポートも充実しているので、国産メーカーのドラレコであれば「これ一択」と言っても過言ではない感じです。
ただし価格が「3万円以上」もするので、貧乏性の自分にとっては中々手が出しづらい感じです笑
レビュー
Amazonなどの商品レビューは絶対に読んでおく必要があります。
ただし中華製メーカーの商品はよく「サクラレビュー」が問題となっているので、どちらかと言うとその製品を紹介している「個人ブログ」や「Yotubeの動画」を見て参考にした方が良いと思います。
特にYotubeには実際の取り付け方法やカメラ画質を検証している動画がアップロードされていたりするので、そちらを見るのが一番わかりやすくて確実だと思います。
GB350に取り付けるドライブレコーダーを紹介
先ほどチラッと紹介をしましたが、自分が購入したバイク用ドライブレコーダーは「BlueSkySea DV988」という中華製ドラレコです。
以下に簡単なスペックの紹介をしてありますが、もっと詳しく知りたい方は下記の商品リンク先よりご確認ください。
- メーカー
- BlueSkySea
- 価格
- 15,000~17,000円
- 動画解像度 : カメラ画素数 : 画角
- フルHD1080p録画(HDR) : 200万画素 : 140°広角
- 製品特徴
- 4インチIPS防水タッチパネル付属、microSD(32GB)付属
- 主な機能
- ループ録画、衝撃録画(Gセンサー)、スマート録画、安全走行モード、Wi-Fi スマホアプリ連携機能、GPS機能、駐車監視機能、USB電源でも起動可能
スペックについて
DV988の「カメラの画質(性能)」に関しては、先ほど紹介した「ミツバ製ドラレコ」と比較するとだいぶ劣ると思います。
なので録画映像の綺麗さを優先する人はDV988を選ばない方が良いです。
ただしこのドラレコ(DV988)には前後のカメラ映像を映し出すことができる「4インチ防水タッチパネル液晶」が付いているので、例えば「バックモニター」の代わりとして運転中などに利用することができます。(ミツバは液晶なし)
他にも各設定の変更や録画映像のリアルタイム確認などもできるので、やはり液晶があるのはとても魅力的なポイントだと思いました。
ただしDV988の液晶の問題点として、日中の明るい時間帯は画面が反射して「見難い」ということです。またレビューを読んでいると「防水性能も弱い」ようで、雨が降ると液晶内に水が入り込む場合もあるそうです。
でもこれだけ機能てんこ盛りで、しかもタッチパネル液晶まで付属してこの価格なので、まぁ及第点レベルのデキって感じのドラレコです。
商品リンク
Amazonで売られている中華製バイク用ドラレコの中では「一二を争う人気」があるので、良い点・悪い点に関する様々なレビューを見ることができます。
なので購入を検討する際には、ぜひそちらを参考にしてみてください。
BlueSkySea DV988の本体&付属品の確認
DV988の本体と配線などの付属品について簡単に紹介しておきます。
タッチパネル液晶本体には計5本の接続ケーブルがあります。コネクター部分には色が付いているので接続を間違える心配がありません。
ちなみにそれぞれのケーブルについてですが、青色が「GPS」、黄色が「マイク&有線リモコン」、赤色が「電源」、黒色が「フロント&リアカメラ」になっています。
液晶本体は付属の「ハンドルブラケットキット」を使用して固定します。ただし少し貧弱な感じがしたので、自分はこれを使わずにラムマウントを使用してハンドルに固定しています。
カメラや液晶本体にはマイクが付いていないので、録音するためには黄色のケーブル(マイク&簡易リモコン)を接続する必要があります。
しかしこれは取り付けた後にすぐ外してしまいました。理由は単純にマイクの「録音性能」が非常に悪く、しかもリモコンも大して使わないことが分かったからです。
赤色のケーブルは「USB給電用」と「バッテリー給電用」の2本付属しています。
自分の場合は「駐車監視機能」を使用しないので、USB電源を利用して電気を取ります。
ちなみにこちらは「バッテリー給電」で使用するケーブルです。
配線の先っぽは完全な「無加工状態」なので、自分で電工ペンチなどを使用して適切な端子を取り付ける必要があります。
例えば赤色(+)と黒色(-)の先には「クワ型端子」を取り付け「常時電源(バッテリー)」に接続し、白色(ACC)はギボシ加工をしてGB350から取ったACC電源と接続します。
そして後は必要に応じて「ヒューズ」を取り付けるだけなので、配線接続自体はとてもシンプルな作業になります。
しかし先ほども紹介したとおり、一番の問題は配線ケーブルをどう収めるかということです。
GB350にドラレコを取り付ける
配線に関して
フルカウル系のバイクであれば、カウルの中にある程度は配線を隠すことがデキたりするのですが、GB350はネイキッドバイクということもありドラレコの配線を「隠す場所」がほぼありません。
なのでここら辺の配線の見え方に関しては、いっそのこと気にしないぐらいの心持ちが必要だと思います。(まぁ最大限綺麗に隠す努力をした上での話ですが)
取り付け手順
人によってバイクにドラレコを取り付ける「作業手順」は変わってくると思いますが、基本的にはどの人も大体こんな感じの流れで作業を行っていると思います。
- 動作確認
- モニター本体の場所決め
- カメラの場所決め
- 配線を通す作業
- 実際に街中でテスト走行
実際にGB350にドラレコを取り付ける作業~前編~
動作確認
まず始めに本体がバッテリー給電&USB給電の両方で起動するかどうかの「初期不良のチェック」を行います。全て取り付けた後に、初期不良で動きませんでしたなんて事になったら悲しすぎますからね…。
そして正常に動くことが確認できたのでOK!
モニター本体の位置を決める
それではまず配線が出ているモニター本体の場所を決める必要があるのですが、とりあえず乗車時にメーターなどの邪魔にならない中央のハンドルポストを利用して設置することにしました。
無機質な配線にせめてもの「装飾」として、メッキの「コルゲートチューブ」を巻いておきました。
カメラの位置を決める
フロントカメラは「ヘッドライトケース」を固定しているボルトを利用して取り付けることにしました。
取り付けるのに使用する道具は、ホームセンターにて100円ぐらいで購入した「L字型ステー」です。
このL字型ステーとボルトをこのような感じで「共締め」します。
そして強力な「3Mテープ」を使用して、フロントカメラをL字型ステーにペタッと貼り付けます。
正面から見ても全く目立たないので良いと思います。ただしステーを「黒色」にすれば良かったかなぁ~と少しだけ後悔笑
続いてリアカメラの位置を決めていくのですが、ちょうどデイトナの「リアキャリア(クラシックキャリア)」を取り付けたのでそれを利用することにしました。
リアカメラの配線にもメッキのコルゲートチューブを巻き、メッキのリアキャリアと「同化」させて周りから目立たないようにしておきました。
リアカメラの配線は「シートの下」に通しました。
ちなみにシートを被せた時に配線に干渉しないよう、事前に「粘土」を使ってシート下の安全な場所を調べておきました。
実際にGB350にドラレコを取り付ける作業~後編~
配線作業
それでは大体の設置場所は決めたので、次に「配線作業」を行っていきます。
まずはリアカメラの配線とGPSの本体&配線を「サイドカバー内」に収納します。こちらもコルゲートチューブを巻いて保護しておきました。
特にサイドカバーが膨らんだり配線に干渉したりすることなく、何も入れていない時と同じように取り付けることができました。
そしてエアクリーナーの空気の通り道を邪魔しないように、リアカメラとGPSの配線を「燃料タンクの下」から通していきます。
燃料タンクの下には「純正の配線」があるので、そちらに沿わすようにして通しました。
そしてこんな感じでモニター本体から出ている配線と接続させました。
ちなみにハンドルを右と左に切ってみましたが、特に配線と干渉することは無かったので大丈夫だと思います。
最後に電源をUSBポートに差し込んで作業はすべて終了です。
補足事項
今回はホムセンで購入した適当なステーを使用してカメラを取り付けましたが、「ドラレコ専用のステー」なんかもあったりします。
例えば「フロントフォーク」にクランプするタイプのステーや、「ナンバープレート」に取り付けるタイプのステーなどがあるので、そちらの方も検討してみてはいかがでしょうか。
GB350にドラレコを取り付けて走行した感想
ドラレコの録画映像確認方法
自分が使用しているドラレコ(DV988)の録画した映像を確認する方法は、スマホから「RoadCam」というアプリをインストールか、PCで「GVPlayer」というメディアプレイヤーをインストールする必要があります。
このドラレコには「GPS」が付いているので、その時の走行速度や走行した場所をGoogle Map上で確認しながら見ることができます。
感想
特に録画した映像がブレていたりすることもなく、綺麗に撮影できていたのでとても満足しています。
やはりドライブレコーダーがあると「煽り運転」や「事故時」の証拠が残るので、精神的に余裕を持って運転することができます。
なので納車したら真っ先にドラレコを取り付けた方が良いと思います。
余談
いやーそれにしても「スペースが狭い!」ですね。笑
このバイクの最大の欠点って馬力でもシート高でもなく、シンプルに「収納スペース」がほとんど無いってことだと思います。
シート下も空いているように見えて、ここはエアクリーナーの「空気の導入経路」となっているので、基本的に物を置くことができません。
また両サイドカバー内も「バッテリー」と「エアクリーナーの吸気経路」があるため、ほぼ何も入れることがデキません。
「ETC設置」の時もたびたび話題に上がっていましたが、「最低限の収納スペース」でいいのでもう少しそこら辺を考えて設計してほしかったなーという思いは正直あったりします。
以上でGB350にBlueSkySea製ドライブレコーダーを取り付けた記事は終わりとなります。
さようなら~