超簡単な取り付け作業!?
こんにちはchessinuです。
現在GB350にキタコのUSB電源を装着して使用しているのですが、色々な事情がありデイトナのUSB電源を「追加」することにしました。
まぁキタコのUSB電源はGB350(GB350S)の「専用品」ということで、配線処理などを特に考えずに楽に取り付けることができましたが、デイトナのUSB電源の場合は自分で多少の加工をする必要があるので若干ですが面倒くさい感じにはなります。
ただしデイトナのUSB電源にはキタコのUSB電源には無い魅力が沢山あるので、今回はGB350(GB350S)にこのデイトナの「ブレーキスイッチ接続型USB電源」の取り付け方を紹介しようと思いました。
ちなみにブレーキスイッチは名前のとおり、「ブレーキランプ」を点灯(ON・OFF)させるためのスイッチになります。
キタコUSB電源KITの不満点
冒頭でも紹介したとおり、現在GB350にキタコのUSB電源キットを取り付けて数ヶ月使用しているのですが、以下のような「不満点」があったりします。
- 最大出力が低い
- 防水性能が低い
- USB脱着時に不安定
- 見た目がイマイチ
最大出力が低い
キタコのUSB電源は1ポート使用時に限り「最大2A出力」されるのですが、それでも少し低くて、グリップヒーターなどの高出力を必要とする製品の利用を考えると「出力不足」が否めません。
まぁ「携帯(スマホ)の充電」ぐらいであれば特に問題はないのですが、やはり最大出力が低いと使用できる電装品の幅が狭まってしまうので、できればもう少しだけ最大出力の高いUSB電源を取り付けたい感じです。
ただしそんな事は購入する前にちゃんと考えておけよって感じですが、GB350が納車された「テンション」で選んでしまったので今更反省中。
ちなみに「ホンダ純正USB電源」は1ポートしか付いておらず最大出力も「5V/1.5A」で、しかも端子形状が「USB-TypeC」なので最初から選択肢には入っていませんでした。(しかも値段も高い…)
防水性能が低い
キタコ公式の製品説明によると一応防水ですが「完全防水」ではないようで、雨天時にはUSB電源を使用できないので付属のゴムキャップを装着しなければいけないと記載されています。
それでこのキタコのUSB電源の防水性能を下げている「最大の原因」は、USB電源を取り付ける「向き(角度)」にあります。
画像を見てもらえばすぐに分かると思うのですが、USBの差し込み口が「斜め上」を向いた状態になっているので、雨が降った時に差し込み口の所から「雨水」がダイレクトに侵入してしまいます。
これがホンダ純正USB電源のように、差し込み口が「下を向いている状態」であればまだマシだったんですどね。
USB脱着時に不安定
キタコのUSB電源は「純正メーター」の裏側で固定した「ステー」を利用しているので、USBケーブルを抜き差しする時やゴムキャップを開け締めする時に不快な「ガタツキ感」があります。
ホンダ純正USB電源の場合も同じく純正メーターの裏側から取り付けていますが、こちらの場合は純正メーター裏側の「パネル本体を交換している」ので、キタコのUSB電源に比べるとまだマシだと思います。
見た目がイマイチ
何というかキタコのUSB電源は良くも悪くも見た目の「存在感」があり過ぎて、運転してても視界に入って結構気になるんですよね。
一方でホンダ純正USB電源の場合は純正というだけあって、純正メーターに凄く馴染んでいるデザインなので「最初からそこに存在している」ような感じですが、キタコのUSB電源は他のバイクでも使用している汎用品と同じ形状なので「異物感」が凄くあります。
デイトナのブレーキスイッチ接続型USB電源を選んだ理由
それでは次にデイトナのUSB電源を選んだ理由について紹介します。
- 高出力(5V2.4A)&USB-TypeA
- グリップヒーターが使用できる
- 設置場所がある程度自由に選べる
- 本体形状&防水性能が良い
- 簡単に取り付けられる
高出力(5V2.4A)&USB-TypeA
このデイトナのUSB電源は最大出力が1ポートあたり「5V2.4A」となっているので、先ほどキタコのUSB電源の不満点で紹介した「最大出力」に関する問題を解決しています。しかもこのデイトナのUSB電源は合計で「5V4.8A」まで出力できるので、2ポートを同時に使用しても「5V2.4A」を出力することができます。
ちなみに先ほどのキタコのUSB電源は2ポートの合計が「5V2.0A」なので、2ポート同時に使用していると1ポートあたり「5V1.0A」しか出力できません。
グリップヒーターが使用できる
それでなぜそんなに「出力」にこだわっているのかと言うと、同じくデイトナから販売されている巻き付けタイプの「グリップヒーター」を使用するには、USB電源の最大出力が「5V2.1A以上」必要だからです。
設置場所がある程度自由に選べる
キタコやホンダ純正のUSB電源はメーターと一緒に取り付ける仕様でしたが、デイトナのUSB電源の場合は「ある程度の範囲」で自由に場所を選んで取り付けることができます。
それでデイトナは数種類のUSB電源を販売しているのですが、特にこの「小型タイプ」は自由度が高く、適当な「クランプ」に固定してもいいし、または両面テープで好きな所へ貼り付けてもいいので便利だと思います。
本体のデザインと防水性能が良い
キタコのUSB電源は差し込み口が上を向いていましたが、こちらのデイトナのUSB電源は差し込み口の向きを「自由に調整」でき、また本体に「防水樹脂キャップ」も付属しているので、突然雨が降り出しても安心して使用できるのが良いですね。
あとは本体の「デザイン」も無駄に主張していないので、周りから見ても気づかれないように取り付けることができそうです。
簡単に取り付けられる
キタコやホンダ純正USB電源の場合は「ヘッドライトケース」を開けたりする必要があったので、取り付けるのが若干めんどくさかったのですが、こちらのデイトナのUSB電源は「ブレーキスイッチ」から電気を取るので楽に作業行うことができます。
デイトナのUSB電源の紹介
今回GB350に取り付けるデイトナのUSB電源を簡単に紹介します。
- メーカー
- デイトナ
- 製品名
- ブレーキスイッチ接続型USB電源
- 価格
- 約3,000円
- 仕様
- 5V2.4A(1ポート)×2・USB-TypeA
- 特徴
- 5V2.4Aの高出力で端子形状は使いやすいUSB-TypeAを採用。差込口には防水樹脂キャップがあるので急な雨でも安心。場所を選ばずに取付可能。
スリムタイプ
デイトナのブレーキスイッチ接続型USB電源には、今回取り付けた小型タイプの他に「スリムタイプ」もあります。
このスリムタイプは小型タイプと最大出力やブレーキスイッチ接続方式などは全く同じで、USB電源本体の「形状」だけが異なる製品になります。
まぁシックでお洒落なデザインなので、自分もどっちにしようか結構迷いました。笑
USB電源本体と付属品
製品の中身を確認してみると、USB電源本体の他に簡易説明書と数種類の配線が入っていました。
キタコと違いデイトナのUSB電源は本体と「変圧器」が別々になっているので、この変圧器を設置する場所を考えるのが少し厄介だったりします。
まぁこの製品だけではなくデイトナのUSB電源製品全般に言えることなのですが、もう少し変圧器を「小型化」するか、本体と「一体化」して欲しい気もします。
この点に関しては、キタコやキジマのUSB電源製品の方が優れていると思いました。
デイトナのUSB電源を取り付けるのに使用する道具と手順
道具
GB350にデイトナのUSB電源を取り付けるのに使用する「道具(工具)」に関しては、「人によって全く変わってくる」と思うのであまり参考にならないと思いますが、一応自分の場合はこんな感じの物を用意して取り付けました。
- デイトナのUSB電源
- 接続コネクター
- 3Mテープ
- その他工具
手順
それでGB350にUSB電源を取り付ける「作業手順」に関しても、人それぞれでやり方が異なるのでこの通りに行う必要はありません。
ちなみに今回は全て取り付けた後にスイッチをONにして「動作確認」をしましたが、ぶっちゃけ一番最初に「初期不良テスト」も兼ねて動作確認をしておくべきだったと少し反省。
- バッテリーのマイナスを取り外す
- USB電源本体の場所を決める
- 変圧器の場所を決める
- ブレーキスイッチに割り込む
- スイッチをONにして動作確認
デイトナのUSB電源取り付け作業~前編~
バッテリーのマイナスを取り外す
まず始めに作業中における「ショート防止」のために、バッテリーのマイナス端子をプラスドライバーで取り外しておきます。
USB電源本体の場所を決める
次にハンドルクランプベースを取り付けて、USB本体をどこに設置するのかを決めます。
日常使用における「利便性」を考えると、この辺りに設置するのが一番良さそうな気がします。
リリースタイプ結束バンドをUSB電源本体の下の穴に通しておきます。
そして事前に位置決めしておいたハンドルクランプベースに取り付けます。
結束バンドが余っているので裏側から見ると少し「不格好」ですが、ハサミで切っていいのか微妙なのでこのままにしておきます。
とりあえずUSB電源本体の固定ができたので、次に「変圧器の場所決め」と「配線作業」を行っていきます。
ということで取り付け作業後編へ続く…。
デイトナのUSB電源取り付け作業~後編~
変圧器の場所を決める
変圧器の場所を決める前に、USB電源本体と変圧器を「繋いでいる配線」を固定しておきます。
それで配線を固定するのに丁度いい「ゴムのクリップ」が有るのでこれを利用することにしました。
こんな感じで「純正ケーブル」と一緒に配線を固定しておきます。
そして問題の「変圧器」を取り付ける場所を色々探してみた結果、とりあえず試しに2つの方法で取り付けてみました。
まず1つ目はドライブレコーダーの「ステー」の裏側を利用する方法で、変圧器を3Mテープと結束バンドで固定してみました。
もう一つはヘッドライケース裏側にある「狭いスペース」を利用する方法です。
ここをパーツクリーナーで脱脂した後に変圧器を3Mテープで固定してみたのですが、個人的にはこちらの方が収まりが良かったのでここに決定!
ヘッドライトを固定しているボルトに丸型端子を共締めをして(ボディーアース)、反対側には接続コネクターを取り付けて変圧器から出ている黒配線と接続します。
ブレーキスイッチに割り込ませる
そしてブレーキスイッチに製品付属の「分岐ハーネス」を割り込ませます。
配線が「茶色」の平端子を取り外します。
オス側とメス側の平端子に付属の分岐ハーネスを取り付けましたが、このままでは「宙ぶらりん状態」なので、結束バンドなどで動かないように固定しておいた方がいいいと思います。
あとは分岐ハーネスを純正ケーブルに這わせ、変圧器から出ている赤線に繋ぐだけです。
ただしハーネスが少しというか「だいぶ長かった」ので、適切な長さにカットした後に電工ペンチでギボシ端子を付け直してから繋ぎました。
最後にバッテリーのマイナス端子を元に戻したら、デイトナのブレーキスイッチ接続型USB電源の取り付け作業は全て完了です。
お疲れ様でした!
デイトナのUSB電源を取り付けた感想
動作確認
実際にスマートフォンを充電してみましたが、特に問題なく両方のUSB電源が「正常に作動」していました。
ちなみに有名な電流計アプリの「Ampere」で計測してみたところ「MAX 1.5A」でしたが、その時のバッテリー残量や充電ケーブルの性能で値はコロコロと変わってくるので参考程度って感じになります。
よし、これでようやく「グリップヒーター」が使用できる!
全体的な感想
とりあえず機能的にも性能的にも満足していますが、取り付け作業をしていて一点だけ気になったのは、USB電源本体を固定する「ハンドルクランプベース」が若干不安定なことです。
リリースタイプ結束バンドで固定していますが、それだけでは弱い気がするので、あとで3MテープでハンドルクランプベースとUSB電源本体を動かないようにガッチリと留めておきました。
まぁ「不満点」はそれぐらいですね。