ツーリングのお供に!
こんにちはchessinuです。
皆さんツーリングやドライブは好きですか?
自分はもちろん好きなので、暇を見つけてはしょっちゅうどこかへツーリングに行っています。しかしツーリングをしていて思うのはガソリンスタンドが少ないこと。(特に田舎の方)
走行していて燃料が少なくなると結構焦りますよね。でもそんな時に持っていると役に立つのがこれから紹介する「ガソリン携行缶」です。
また車両だけではなく、ガソリンエンジン式の発電機や農耕器具などの給油にも役に立つので、やはり一つは持っていた方が良いんじゃないかなぁ~なんて思ったりもします。
ということで、今回は数ある小型のガソリン携行缶の中でも特に人気のある「エマーソン ガソリン携行缶 EM-134」について色々と紹介していきますので、購入を考えている方などは是非参考にしてみてください!
ガソリン携行缶について
ガソリン携行缶はとても便利な物ですが、その中に入れる「ガソリン」はとても危険な物質です。なのでガソリンを取り扱う際には、細心の注意を払う必要があります。
しかし自分はこの辺の分野に関してあまり知識がなかったため、ネット上で色々と調べてみたのですが、やはり事前に知っておいた方が良いと思える事がたくさん有りました。
ということで、この項目ではガソリン携行缶を所持する上で必要な知識を簡単にまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ガソリンの性質
ガソリンは原油を精製して作られる石油製品の1つです。皆さんご存知の通り、主に車やバイクなどの燃料として使用されています。
またガソリンは石油製品の中でも沸点が低く揮発性が高いため、使用または保管に関して適切に取り扱う必要があります。
ちなみにガソリンの元々の色は「無色透明」ですが、軽油や灯油と分かりやすく区別するために色を「オレンジ色」に着色してあります。
なお軽油は「淡黄色」で灯油は「無色」です。
- 沸点が低い
- 揮発性が高い
- 引火しやすい
- 非水溶性
- オレンジ色
危険物運搬容器の規格
危険物運搬容器には以下の2つの規格があるそうです。どちらかの規格の合格認定を受けていないと、ガソリンを入れる容器として使用することが出来ません。
なので灯油などを入れている「非規格」のポリ容器でガソリンを保存することは消防法で禁止されています。
- KHK規格
- UN規格
KHK規格
KHKとは危険物保安技術協会(Kikenbutsu Hoangizyutsu Kyokai)という消防法に基づいて設立された特別民間法人で、ここの認証を受けた製品には「KHK認定マーク」が付与されます。
こちらのKHK認定マークは「国内陸上輸送」のみに対応しています。
UN規格
UN規格は国際連合危険物輸送勧告(United Nations~)という「国際規格」で、日本船用品検定協会という一般財団法人の認証を受けた製品には「UN認定マーク」が付与されます。
こちらのUN認定マークは国際規格なので、国境を超えた船舶での移動または飛行機での移動にも対応しています。
ちなみに「エマーソン ガソリン携行缶 EM-134」では、本体部分に「UN認定マーク」がシールで貼り付けられています。
少し見えづらいのですが以下の様に刻印されています。この数字と記号にはそれぞれ意味があるので、気になる方は調べてみてください。
簡単に紹介すると、「製造者」「製造国」「製造年」「水圧試験圧力」…etc
【1B2/Y/250/20/CH】
ガソリンの保管方法と廃棄方法
保管方法
ガソリンが入っている携行缶は、基本的に直射日光を避けた暗い冷所に保管しておきます。また同時に、振動や温度変化が少なく安定した場所も好ましいです。
ただしガソリンは酸化して劣化するので、数ヶ月を超えるような長期保存は安全面を考慮すると止めたほうが良いです。
例えば自分の様にバイクのツーリングの際に使用するという場合は、そのツーリングの当日にガソリンスタンドで携行缶に給油し、その日の内にそのガソリンを使い切るという方が良いと思います。
まぁとにかく長期間の保管は出来るだけ避けたほうが良いという事です。
- 携行缶の蓋を密閉する
- 携行缶内は満タン状態が好ましい
- 直射日光を避けて冷所に保管
- 振動や温度変化の少ない場所に保管
- 長期間の保存は厳禁
廃棄方法
基本的にガソリンは給油したら短期間で使い切るのがベストですが、しかし実際には色々な事情があるので必ずそうすることが出来ない場合もあります。
例えば数年間乗っていなかったバイクなどにガソリンが入っていた場合、その古いガソリンは処理しなければなりません。
ではどの様に処理するのかと言うと、古いガソリンを携行缶に入れて「ガソリンスタンドに持っていく」のが良いです。自分で中和させて処理するみたいな事も出来るようですが、素人がやるのはオススメできません。
ただし処理費用がいくらかかるのかなどは分かりませんので、事前にガソリンスタンドに電話して聞いておくと良いと思います。
- ガソリンスタンドに持ち込む
- 自分で処理作業は出来るだけ行わない
ガソリンを携行缶に給油する方法
ガソリンは必ずガソリンスタンドの「店員さん」に入れてもらう必要があります。
なのでセルフスタンドへ行き、自分で携行缶の中へ勝手にガソリンを給油することは禁止されています。ただしセルフスタンドでも店員さんに頼めば大丈夫です。
なお京都アニメーションでの例の事件があって以来、携行缶へガソリンを給油するのには身分証明書が必要になりました。
なのでガソリンスタンドへ免許証を持って行くと、向こうでそれをコピーします。その後、使用目的などを口頭で答えることになります。
ガソリンスタンドにもよりますが、簡単な記入用紙を渡されて書く場合もあるそうです。
- 自分で給油するのは禁止
- 身分証明書が必要
エマーソン ガソリン携行缶 EM-134
それでは「エマーソン ガソリン携行缶 EM-134」について紹介します。
この製品は小型のガソリン携行缶の中でも、AmazonなどのECサイトにおいて1~2位を争う人気があります。
ちなみにこれは1.0Lタイプの製品ですが、他にも0.5Lタイプの「エマーソン ガソリン携行缶 EM-132」や0.75Lタイプの「エマーソン ガソリン携行缶 EM-133」という製品もあります。
まぁツーリング用途であるならば、1.0Lタイプの「EM-134」を選んでおいた方が良いような気もしますが、そこら辺に関しては各自で用途に応じて選んでみてください。
- 製造国
- 企画および設計 : 日本国内
- 製造 : 中国
- 認定規格
- UN規格合格
- 容器の容量
- 1.0L
- 容器の寸法
- 高さ : 直径 = 24.6cm : 8.0cm(φ80)
- 容器の質量
- 約150g
- 容器の材質
- 本体とキャップ : アルミ(本体の厚さ0.8mm)
- 給油ノズル締め付け部分 : ポリプロピレン(PP)
- 給油ノズル(ホース) : ポリ塩化ビニル(PVC)
内容物&外観の紹介
「エマーソン ガソリン携行缶 EM-132」の内容物は以下のようになります。
- ガソリン携行缶本体
- 給油ノズル(ホース)
- 持ち運び収納袋
- 取り扱い説明書&ステッカー
ガソリン携行缶本体
ガソリン携行缶本体の色は見ての通り「赤色」なんですが、具体的に言うとダークレッドというか何というか…まぁ赤色です笑
0.?~1.0Lタイプクラスのガソリン携行缶には色々な製品がありますが、「エマーソン ガソリン携行缶 EM-13○」シリーズを購入するほとんどの人は、この色やデザインを気に入って選んでいるんだと思います。
実際に購入して近くで見ていても、ガソリン携行缶とは思えないぐらい凄くお洒落ですからね。
重さ
重さに関してはめちゃくちゃ軽いですね。他のガソリン携行缶製品と比べても違いが分かるくらい軽いです。
実際にガソリンを入れずキャップを締めた状態で重さを計測してみましたが、商品仕様通り「約150g」でした。まぁ疑っているわけではないんですけど一応笑
給油ノズル(ホース)
付属の給油ノズルをガソリン携行缶に取り付けてガソリンタンク内へ給油します。
ただし1つ注意点があります。それは何かというとノズル締め付け部分の近くにある「空気穴」の存在です。
この「空気穴」を上向きにした状態で給油しないと、ガソリンがポタポタと漏れてしまいます。
なのでAmazonのレビューにもあったのですが、間違えないようにその方向にノズル先をカットしてしまうのも良い方法だと思いました。
ちなみにノズル先端の注ぎ口部分は「直径約1cm」程度あります。
給油ノズルの長さは「約14cm」程度あります。
持ち運び収納袋
持ち運び収納袋が付属します。ただしこれは完全におまけレベルの品質なので、ハッキリ言って期待しないほうが良いです。
生地も若干薄っぺらく感じます。
ガソリン携行缶本体を中に入れるとこんな感じです。付属のノズルも一緒に入れることは可能です。(ただし割とキツキツな感じ)
ちなみに収納袋にはベルト通しもあるので、ズボンのベルトに通しておくことも出来ます。
取り扱い説明書&ステッカー
取り扱い説明書も付属します。
まぁ取り扱い説明書とありますが、使用上の注意点と使用方法について書いてあるだけの簡易的な物です。
また内容物表示確認のためのステッカーも付属します。
使用方法の紹介
それでは実際の使用方法について紹介していきます。
ただ先ほど紹介した「空気穴の向き」に気をつける以外、特に難しいことは何もないです。
なお使用上の細かな注意点や手順に関しては、付属の取り扱い説明書にて詳しく書いてあるのでここでは省略します。
手順は以下のようになります。
- 携行缶本体を平坦な場所に置く
- キャップをゆっくりと回す(ガス抜き)
- 給油ノズルを取り付ける
- 空気穴を上向きにして給油する
リハーサル
キャップをゆっくりと回す(ガス抜き)
それではまず携行缶本体を平坦な安定した場所に置きます。
そしてキャップを「ゆっくり」と回します。なぜゆっくりと回すのかというと、中のガスを抜いて圧調整をしなければならないからです。
圧調整をせずに急に早く開けると、中のガソリンが噴き出す恐れがあるので気を付けましょう。
給油ノズルを取り付ける
キャップを取り外したら給油ノズルを取り付けます。傾けた時に、ノズルの締め付け部分から中のガソリンが漏れないように、しっかりと取り付けます。
空気穴を上向きにして給油する
先ほど注意点として紹介したとおり、ノズルの「空気穴」を上向きにしてタンク内へ給油します。
実際にガソリンタンク内へ給油(本番)
まず平坦で安定した場所にガソリン携行缶本体を置きます。
次にキャップをゆっくりと回して取り外します。
そして給油ノズルの「空気穴」を必ず上向きにして、バイクのガソリンタンク内へ給油していきます。
最後に「ウエス」などでノズルに付着したガソリンを拭き取ってください。
終わりに
使用方法はとても簡単ですが、やはりガソリンを取り扱うということに変わりはないので、十分に気を付けながら給油作業を行ってください。
また携行缶内にガソリンが残った場合、日数や場所などに注意をして保管するようにしてください。本当にちょっとした油断で大事故になりますので…。
以上で「エマーソン ガソリン携行缶 EM-132」を使用した感想と使用方法についての紹介は終わりとなります。
もし興味が出た方は、ぜひ実際に使用してみてください!
それではさようなら~
この記事が気に入りましたら、下のアイコンをクリックしてSNSシェアの方をお願いします!
【おすすめ記事です!】