意外と簡単にできる!?
こんにちはchessinuです。
ガレージ(物置)の内壁に棚を作るメリットは色々あります。
例えば棚に物を載せることでガレージ内の作業スペースを広くできたり、ガレージ内の装飾に利用することもできたりします。
またガレージ内壁に断熱材や板を貼り付けることで防音、防寒、防熱などの効果も期待できます。
ということで今回の記事では、自分(DIY)でガレージ内壁にOSB合板を取り付ける方法や、そのOSB合板に収納棚を取り付ける方法について詳しく紹介しています。
重い腰を上げ実際にやってみたところ、ど素人の自分でも意外と簡単に作れたので、ぜひ皆さんもDIYに挑戦してみてください。
関連記事
バイクガレージに「電気工事」を行った様子を紹介した記事もあるので、興味のある方は合わせて参考にしてみてください。
DIYで棚を作るメリット
業者に頼まずに、DIYで棚作りをするメリットについて考えてみました。
- 費用が安く済む
- 手作り感に愛着が湧く
- シンプルに作業が楽しい
費用が安く済む
やはり一番大きいのは「低コスト」で作れることだと思います。
参考までにホームセンターでどれくらい費用がかかるのか聞いてみたところ、棚を作るだけで「10~20万円」の見積もりを出されました。
まぁ街の工務店などに頼めばもう少し安くなる可能性もありますが、ぶっちゃけそれを探し出すまでがかなり面倒くさいです。(しかも業者の当たり外れが激しそう…。)
後ほど今回のDIYの総費用を詳しく紹介しますが、最終的には数万円程度の出費で済みました。
手作り感に愛着が湧く
素人の自分がアレコレ工夫しながらDIYで作った物なので多少の「粗」はありますが、むしろそこに手作り感が出て愛着が湧くと思います。
最初から最後の作業まで「自己完結型」。他人に任せて何か問題が発生した時よりも圧倒的にストレスは溜まりません。
全て自己責任で終わる話ですからね。
シンプルに作業が楽しい
ガレージ内壁に棚を作るのはそこまで難しいことではないので、工作好きの人であれば余裕を持って楽しく作業が行えると思います。
DIY素人にとっては、まさにちょうどいい難易度って感じでした。
棚を作るのに使用した材料
今回の棚作り作業に使用した材料は以下のとおりです。
ただし同じ物を用意する必要はないので、あくまでも参考程度にどうぞ。
- 木材(角材)
- OSB合板
- 断熱材
- ブラケット
木材(角材)
ガレージの内壁にこちらの木材を取り付け、OSB合板を固定するための基礎部分として使用します。
今回は「30mm×30mm」の厚さの木材を購入。ホームセンターでは束で安く売られています。
OSB合板(ごうはん)
ガレージ内部の寸法を計測したところ「縦2350mm×横2800mm」だったので、こちらの縦2430mm×横910mm×厚さ9mmのOSB合板を「4枚」ほど購入しました。
そしてそれを工作室のスタッフさんに「縦2350mm×横700mm」でカットするよう依頼しました。余った部分はお持ち帰りです。(後に棚材として利用)
ちなみに費用は110円…安い!
断熱材
断熱材を取り付けることで外気(温)からの影響を遮り、ガレージ内の暑さや寒さを和らげる効果があります。
ただ一口に断熱材と言っても、色々なメーカーの物があるので選ぶのに迷ってしまいますが、今回はガレージ内での使用においてはド定番?っぽい感じの「旭ファイバーグラス アクリアマット」にしました。
ブラケット
OSB合板と棚板の下部分にビスで取り付けて使用します。
以上が今回の棚作り作業で使用した材料となります。
用意する物自体はそこまで多くはありませんが、なまじサイズが大きかったので家まで運搬するのが若干面倒くさかったですね。笑
棚を作るのに使用した工具(道具)
今回の棚作り作業に使用した工具は以下のとおりです。
ただし同じ物を用意する必要はないので、あくまでも参考程度にどうぞ。
- 電動ドライバー
- 電動ノコギリ
- タッカー&ステープル
- ボルト&ナット&ワッシャー
- その他
電動ドライバー
電動ドライバーとビットセットです。ボルトを締めたり緩めたり、木材や鉄板に穴を開けたりする際に使用します。
なお購入後に気づいたのですが、ビットセットの中に「6mmのドリルビット」が無かったので、あとでそれだけを購入しました。
電動ノコギリ
木材を指定の長さにカットする際に使用します。
音が結構うるさいので、作業を行う時間帯などに要注意!
タッカー&ステープル
断熱材を木材に固定する際に使用します。
ちなみにこちらは某100円均一で購入した物ですが、特に問題なく作業を行うことができました。
ボルト&ナット&ワッシャー
ガレージに使用されている純正ボルトがM6だったので、それに合わせてM6×100mm、M6×50mm、M6ナット、M6ワッシャーを購入しました。
ガレージの内壁に木材を固定する際に使用します。
ビス
長さ32mmのビスです。
木材にOSB合板を固定する際に使用します。
その他
マジック、定規、脚立、スパナなどは必要に応じて用意してください。
実際の作業手順
DIYでガレージ内壁に棚を作るための大まかな手順は以下のとおりです。
- ガレージ内壁に木材を固定する
- 木材に断熱材とOSB合板を固定する
- OSB合板に棚を作る
- フロアシートを敷く(番外編)
補足事項
自分が利用している「タクボ」のガレージは、他メーカーのイナバやヨドコウと少し内部構造が異なっていて、内壁のフレームがかなり出っ張っています。
そのため木材を何個かに分割して使用する必要がありました。
他メーカーの場合は内壁に出っ張りが無い or 小さいので、木材を分割せずにそのまま一本ドカンと固定できるようなイメージです。
まぁ文章ではわかりにくいと思いますが、実際の作業風景を見ていただければ察してもらえるかと。
ガレージ内壁に木材を固定する
木材をカットする
まず始めに、木材を各フレーム間の長さに合わせてカットしていきます。
各フレームの長さを計測し、木材に目安の印(線)をつけておきます。
線に沿って電動ノコギリでカットしていきます。
切り落とした1本を基準にし、必要な本数を揃えていきます。
純正のボルトとナットを外す
次にガレージの純正ボルト&ナットを外します。頭がナメないように気をつけてください。
先ほど紹介したとおりOSB合板の固定に使用する木材は「30mm×30mm」。
これをフレーム両側に合わせると「60mm+α」になるので、当然のことながら純正のボルトでは長さが全く足りません。
そのため今回はホームセンターで「100mm(M6)」のボルトを購入しました。
なお左右両端のフレームには木材を一つ(30mm)しか使用しないので、中央部よりも短い「50mm(M6)」のボルトも合わせて購入しておきました。
ガレージのフレームに電動ドリルで穴を開ける
下から二番目のパネルに関しては「真ん中」で固定されているためOKです。
ただしそれ以外のパネルに関しては、フレームの上の方や下の方に偏って固定されているので、それだけを利用して木材を固定するとバランスが悪くグラグラして不安定です。
そのため下から二番目以外のパネルに関しては、電動ドリルで別にもう一箇所、固定用の穴を開ける必要があります。
なお穴を開ける際は、小(2mm)~大(6mm)のドリルビットを順番に使用し、徐々に穴を拡張していきました。(心配だったので)
片側に穴を開けたら、反対側からも同様の作業を行います。
その際に両側で穴の位置がズレないよう、事前に何かしらの目印を付けておいたほうがいいと思います。
木材に穴を開ける
フレームに穴を開けたら、その穴の位置に合わせて木材に印をつけます。(墨付け)
自分の場合はボルトの先をマジックで塗り、それを木材に押し当てて穴を開ける位置の印をつけました。
そしてその印を目安に、電動ドライバーで穴を開けていきます。
木材をボルトとナットで固定する
あとは電動ドライバーを使用し、穴を開けた木材を、購入しておいたボルト(100mm・50mm)とナットとワッシャーで固定する作業を繰り返し行っていくだけです。
とりあえず各フレーム間に木材を取り付け終えました。要領を得ればポンポンポンとできるので、想像していたよりは簡単だったと思います。
ちなみに今回は面倒くさかったので縦枠しか作りませんでしたが、強度を増したい方は「横枠」も一緒に取り付けてください。
これで棚作りの前半戦は終了です。
ここまでは一人でも問題なくできましたが、後半戦からは家族に少し手伝ってもらいながら作業を行いました。
木材に断熱材とOSB合板を固定する
断熱材を固定する
それでは壁に取り付けてある木材に、断熱材をタッカーで固定していきます。
ちなみに断熱材はパンパンに圧縮して詰められているので、袋を開封すると結構な勢いで飛び出してきました。笑
100均で購入したタッカーと針(ステープル)を使用し、適当な間隔で断熱材を固定していきます。
上の方から順番に作業を行います。
ちょうどピッタリのいい感じに仕上がりました。
OSB合板を固定する
そしていよいよOSB合板を電動ドライバーとビスで固定していきます。
なおビスの長さに関してですが、OSB合板の厚みが9mm、後ろの木材の厚みが30mmなので、工具入れの中にあった「32mm」のビスを使用しました。
ひとまずビス打ちする前にOSB合板を並べ、だいたいのイメージを把握しておきます。
事前に計測しておいた寸法(横700mm×縦2350mm)×4枚をホームセンターにてカットしておいてもらったので、ピッタリと綺麗に収まりました。
あとは後ろの木材にOSB合板をビス打ちしていけば完成です。
(後ろの木材の位置がどこか分かるよう、事前にマーキングしておいた方が良いです)
作業上において特に問題はありませんでしたが、自分のようにガレージ内へ電気配線などを敷設している方は、挟んだり傷つけたりして断線しないように気をつけてください。
基本的に他の面でもやることは同じです。
ただし左右両側の面には「扉」や「窓」があったので、正面よりも取り付けが若干面倒でしたね。笑
まぁでも素人作業にしては凄く綺麗にできたと思います。
OSB合板に棚を作る
ガレージの内壁に土台(OSB合板)さえできてしまえば、荷物を載せる棚なんかはめちゃくちゃ簡単に作れます。
要はOSB合板と適当な木材に、ホームセンターで販売している「専用ブラケット」をビスで取り付ければいいだけです。
もちろんブラケットを自作しても良いのですが、自分の場合はホームセンターで購入することにしました。
ネット通販サイトでも売っていますが、やはり実物を見て購入した方が正確かと。
あとはデザインボード(パンチングボード)も購入し、スパナやレンチなどの小物工具を整理します。
ただし棚やボードにあまり重たいものなどは載せず、基本的にはスプレー缶、軽い工具、ヘルメット…etc.ってぐらいにしておいた方が良いと思います。
まぁそれだけでもガレージ内はだいぶスッキリしますよね。
と言いつつ、時間が足りなかったのでまだ棚を取り付けていませんが…。笑
床にクッションフロアシートを敷く
ここは本編と全く関係ないのでどうでもいいことですが、一応最後に床面へクッションフロアシートを敷いてきます。
なおこちらも物自体は既に購入してあるのですが、時間が足りずにまだ未施工のままです。
ただし計測した床面サイズ通りにカットしてあるので、あとは床を掃除し、クッションフロアシートの裏側に「専用粘着テープ」を貼り付けて固定するだけの状態となっています。
補足
何とか3月中には棚とクッションフロアシートの施工を完了させたいと思っています。まだガレージ内はこんな感じでごちゃごちゃ。笑
ちなみに一つ心配しているのが、バイクを動かした時にシートがズレてしまわないか?ということ。
ここら辺に関しても後でレポートしたいと思っています。
DIYで棚を作るのに掛かった費用
DIYでガレージ内壁の「一面」に、棚を作るのに掛かった費用(金額)は以下のとおりです。(端数は切り捨て)
- OSB合板
- 10,500円
- 断熱材
- 4,000円
- 木材
- 3,400円
- ブラケット
- 1,000円
- 電動ドライバー
- 10,000円
- 電動ノコギリ
- 10,000円
- タッカー
- 100円
- その他
- 3,000円
- 合計金額
- 42,000円
補足
電動ドライバーと電動ノコギリに関しては、以前に購入してあった物を使用しただけなので、実質的にはここから2万円を引いた「22,000円」程度。
まぁ業者に任せるよりも10万円以上は安く済む感じだと思います。
それでは以上で「ガレージの壁に棚を作る方法」に付いて紹介した記事は終わりとなります。
皆さんもぜひDIYでトライしてみてください!