現段階での情報を整理
こんにちはchessinuです。
2022年(令和4年)の春頃に、ホンダからニューモデルの「新型クロスカブ110(CC110)」が発売されることは既に判明しているのですが、依然としてホンダから詳細な「仕様」や「価格」や「発売日」に関する正式な発表がありません。
それで一応スーパーカブからの「乗り換え」を検討している身としては気になって仕方がないので、直接ホンダドリームのスタッフから「内部資料」を見せてもらったり、TwitterやInstagramなどの「SNS網」を駆使して調べてみたところ、新型クロスカブに関する様々な情報を掴むことができました!
ということで今回の記事は新型クロスカブ110の乗り出し価格や発売日、また簡易的なスペック(仕様)について紹介をしていきます。
新型クロスカブのスペック(仕様)
新型クロスカブ110の「スペック(仕様)」についてはほぼ確定しているようで、よほどのことがない限り変更はないと思われます。
なお新型クロスカブ110の更に詳しい情報については、3月28日に行われる正式発表までお待ち下さい。
- 車両型式
- カラーバリエーション
- マルチメーター
- キャストホイール
- チューブレスタイヤ
- ディスクブレーキ
- ABS
- 変速方式
- その他の噂
- カスタムパーツ
- 追加の新情報(3月19日)
車両型式
新型クロスカブ110の車両型式は「JA60」です。
なお2013年に発売されたクロスカブ110の車両型式が「JA10」、そして2018年に販売された現行モデルのクロスカブ110の車両型式は「JA45」となっています。
ちなみに現行モデルを含めたカブシリーズの車両型式は以下のとおりです。
- スーパーカブ110 : JA44
- クロスカブ110 : JA45
- CT125ハンターカブ : JA55
- スーパーカブC125 : JA58
- 新型スーパーカブ110 : JA59
- 新型クロスカブ110 : JA60
カラーバリエーション
新型クロスカブ110(JA60)のカラーバリエーションに関しては、以下に挙げる「4種類」でほぼ確定しているようです。
ちなみにこれらの色は全て、ホンダの「ジョルノ」で既に使用されていたりします。
- パールディープマッドグレー
- マットアーマードグリーンメタリック
- プコブルー
- グラファイトブラック
パールディープマッドグレーに関しては、ホンダの「X-ADV」や「ジョルノ」や「GB350S」で既に使用されている色なので、そちらを参考にするとイメージがしやすいと思います。
マットアーマードグリーンメタリックに関しても、ホンダの「X-ADV」と「ジョルノ」で既に使用されている色なので、そちらを参考にするとイメージがしやすいと思います。
画像によって色の見え具合に少しバラツキがあるのですが、イメージ的には現行モデルの「カムフラージュグリーン」より濃い緑色(艶消し)になる感じです。
そして個人的に少し驚いたのは、現行モデルのクロスカブ110(JA45)に「限定色」として追加した「プコブルー」を、新型クロスカブの「基本色」に加えたことです。
というのも、このプコブルーって2021年7月22日に「2,000台限定」と銘打って販売していたので、現行クロスカブ(JA45)のプコブルーを購入した人は、まだ「1年」も経たない内に新型クロスカブとして販売されるのをどう思うのかなぁ~って感じもしますね。(自分なら少しイラッとするかも…)
グラファイトブラックは現行のクロスカブ110(JA45)にもある「くまモンカラー」のことで、新型クロスカブでも引き継がれるようです。
ただしこのくまモンカラーだけ他のクロスカブとは「仕様」が異なっているので、価格も少しだけ高くなっています。(価格は後で紹介)
マルチメーター
ようやくって感じもしますが、新型クロスカブ110は「シフトインジケーター」や「時計」などが付いている多機能マルチメーターになるそうです。
なお速度メーターは現行と同じ「アナログ式」で、その他のシフトインジケーターや時計は「液晶部分」に表示されるそうです。
ちなみにホンダドリームで見せてもらった内部資料では、タイで発売されているスーパーカブ(通称タイカブ)の「液晶部分」と、現行モデルのクロスカブ(JA45)の純正メーターを合わせたような感じでした。
要はクロスカブの燃料メーターの所に、タイカブの液晶部分をくっつけたようなイメージです。
まぁ個人的には「シフトインジケーター」が付いてくれただけでも嬉しいです。
(やはり何かと不便だったので…。)
キャストホイール
新型のクロスカブ110は、現行モデルのスポークホイールから「キャストホイール」に変更となるようです。
ただしスポークホイールの見た目が好きな人は多く「根強い人気」があるので、ここら辺に関しては割りと「賛否」はありそうですが、個人的にはどっちでも良いかなって感じです。笑
下の画像は現行モデルのクロスカブ110(J45)のスポークホイールです。
なお一口にキャストホイールと言っても色々なデザインがあるのですが、ホンダドリームで見せてもらった資料では、スーパーカブC125のキャストホイールを「マットブラック塗装」にした感じです。
チューブレスタイヤ
キャストホイールへの変更に伴い、タイヤもチューブタイヤから「チューブレスタイヤ」に変更となるようです。
基本的にチューブレスタイヤはチューブタイヤよりもパンクしづらく、またパンクした際にも修理が楽になるので個人的には良いと思います。
ディスクブレーキ
ブレーキに関しても、現行モデルのドラムブレーキから「ディスクブレーキ」に変更となるようです。
ただしスーパーカブ125(C125)と同様に、フロントのみが油圧式ディスクブレーキで、リアはドラムブレーキのままだと思われます。
ABS
2018年10月1日以降に作られる二輪(原付二種)の「新型車」と、2021年10月1日以降に作られる二輪(原付二種)の「継続生産車」には、「ABS(Anti-lock Breake System)」か「CBS(Combined Breake System)」のどちらかを装備することが「義務化」されました。
それで今までネット上では新型クロスカブのブレーキシステムが「ABS」になるのか「CBS」になるのか、長い間ずっと熱い議論が交わされていましたが、どうやら「ABS(1チャンネル)」で決着がついたようです。笑
変速方式
変速方式は現行クロスカブ110(JA45)と全く同じ、自動遠心クラッチの4速リターン式シーソーペダル(停車時のみロータリー式)という仕様なのでクラッチレバーがなく、免許も「小型AT限定普通自動二輪」で乗ることができます。
現在普通のMTバイクに乗っている方は、カブシリーズ特有の変速方式やシーソーペダルに最初は少し戸惑うかもしれませんが、慣れてくると凄く楽しいですよ!
ちなみに今回の新型からシフトポジションインジケーターが付くので、いわゆる「幻の5速を踏む」ことが減るかもしれませんね。笑
その他の噂
おそらく新型モデルの「クロスカブ50」は出ないような感じです。
まぁ正直なところ「原付一種」に関しては、これからの厳しい排ガス規制などに対応させる開発コストを考えると、もはや販売するメリットなんて無きに等しいので消えゆく運命なんでしょうね…(電動バイクに移行する感じで)
ただしあくまでも「噂レベル」なので、これが本当かどうかは現時点では不明ですが。
カスタムパーツ
新型クロスカブ110(JA60)のカスタムパーツについて紹介した記事を書いたので、興味のある方はぜひそちらも参考にしてみてください。
追加の新情報(3月19日)
モーターサイクルショーが開幕し、ようやく新型クロスカブ110(CC110)に関する情報が出てきました。
まず全体的なシルエットはこんな感じです。
それで東京モーターサイクルショーに行って実物を拝見してきましたが、めちゃくちゃ渋くてかっこよかったですね。
ちなみに新型クロスカブのグリーンのフロントフェンダーは、車体色とは異なる艶ありのブラックでした。これも中々お洒落!
またホイールもスポークからキャストに変更となりましたが、マットブラック塗装のホイールが車体と似合っているので、これはこれでデザインとして良いと思います。
そして先ほど紹介したとおり新しいメーターは、旧型クロスカブのメーターにタイカブの液晶部分を付けたみたいな感じになっています。
新型クロスカブに跨った時のハンドル周りの様子です。
それにしてもデュアルパイプのカスタムマフラーが格好良すぎる…。実際の排気音を早く聞いてみたいですね!
ホンダ公式による新型クロスカブ110の紹介動画もあります。
発売日と予約方法
新型クロスカブ110(CC110)の発売日と予約方法について紹介します。
- 発売日
- 予約方法
発売日
日頃お世話になっているホンダドリームのスタッフさんに話を聞いたところ、新型クロスカブ110の正式発表は「3月28日(月)」に行われ、発売は「4月14日(木)」となったようです。
ちなみに以前聞いた時には正式発表が3月14日で、発売日は3月28日と言われたのですが、どうやらそれぞれ延期したような感じです。
正式発表 | 発売日 |
---|---|
3月28日(月曜日) | 4月14日(木曜日) |
予約
そして新型クロスカブ110の予約に関しては、各店舗によってかなり対応にバラツキがあります。
例えばA店では3月28日の正式な発表が行われた後にできると聞き、別のB店に聞くと既に予約ができたりしました。なのでとにかく電話して聞いてみるのが一番良いです。
それと各店舗によって異なりますが、基本的に予約の際には「手付金」として1万円、または車両価格の10%(1割)ぐらい支払う場合もあります。あとは「ハンコ(三文判)」も必要だったりします。
なお途中で車両をキャンセルした場合、支払った手付金は返ってきますが、キャンセル料がかかる店舗もあるので事前に聞いておく必要があります。
まぁ近年のバイクブームやコロナの影響もあり、納車状況がめちゃくちゃ悪化しているので、本当に欲しい方は早め早めの行動を心がけたほうが良いと思います。
車両本体価格
ホンダドリームで見せてもらった資料によると、新型クロスカブ110(CC110)の車両本体価格(税抜)は「33万円」で、現行のクロスカブよりも「2万円」ほど高くなりました。
なお先ほど紹介したとおり新型クロスカブの「くまモンカラー」に関しては、他のクロスカブと仕様が異なっているので、車両本体価格(税抜)も「34万円」と1万円ほど高くなっています。
まぁ値上がりはしていますが「装備の充実度」を考えれば、めちゃくちゃ「良心的な価格」に収まったとは思います。
車種 | 車両価格(税込) |
---|---|
現行クロスカブ110 | 341,000円 |
新型クロスカブ110 | 363,000円 |
新型クロスカブ110(くま) | 374,000円 |
乗り出し価格
新型クロスカブ110(CC110)の乗り出し価格を紹介します。
なお以下は店舗独自の「値引き」や「オプション」などは入れておらず、あくまでも「フラット」な金額で計算をしてあります。
- 車体本体価格 : 363,000円
- 非課税 諸費用 : 10,590円
- 課税 諸費用 : 20,350円
- 任意保険料 : α
- 合計金額 : 393,940円+α
乗り出し価格について
最終的な乗り出し価格は、合計金額に各自で入る「任意保険料」をプラスして考えます。
ちなみにまだどのバイク保険にするのかをまだ決めていないのであれば、大手企業のSBIホールディングスが運営している、各保険会社の「バイク保険プラン内容の比較をしてくれるサービス」も有るので利用してみてください。
非課税諸費用の内訳
非課税諸費用の内訳は「自賠責保険」で、今回は「3年分(10,590円)」で計算をしてあります。
なお以下は125cc以下の自賠責保険料です。(参考までにどうぞ)
- 12ヶ月 : 7,070円
- 24ヶ月 : 8,850円
- 36ヶ月 : 10,590円
- 48ヶ月 : 12,300円
- 60ヶ月 : 13,980円
課税諸費用の内訳
課税諸費用の内訳は「手続き代行費用(18,700円)」と「グッドライダー防犯登録費用(1,650円)」を合わせた金額となっています。
なお先ほどの非課税諸費用はどこで購入しても金額は同じなのですが、こちらの課税諸費用は各店舗によって手数料が異なるので「数千円程度」の差が生じます。
ただし手続き代行費用に関しては、自分で役所にナンバー登録の手続きに行けば「0円」になる場合が多いので、基本的にほとんどの人は自分でやります。(ただしここは店の収入源になる費用なので断られる場合も有り)
またグッドライダー防犯登録は何なのかということですが、要は警察のデータベースに加入者とバイクを登録しておくことで、盗まれた時に見つけやすくする「防犯システム」に登録するかどうかってことです。
登録すると下に番号が入ったステッカーが貼られます。(画像では番号を消しています)
ちなみにグッドライダー防犯登録は「任意」なので入らなくても良いのですが、基本的には入るように促されます。(見積もりにも自動で組み込まれている)
まぁそこら辺はそれぞれのご判断で。
維持費
新型クロスカブ110(CC110)を含む原付二種の、購入初年度にかかる維持費用の項目をまとめると以下のとおりになります。
まぁ基本的に原付二種の維持費用はめちゃくちゃ安く、これがこの排気量クラスの「人気」を支え続けている理由でもあります。
- 軽自動車税 : 2,400円
- ガソリン代 : 11,800円
- メンテナンス費用 : 10,000円~
- 法定12ヶ月点検費用 : 11,000円~
- 駐車場代 : β
- 合計金額 : 35,200円+β~
自賠責保険料と任意保険料
自賠責保険料と任意保険料に関しては、先ほど計算した乗り出し価格に含まれているので、維持費用からは差し引いて考えてあります。
軽自動車税
軽自動車税は「4月1日時点」においてバイクを所有している場合に発生する税金で、毎年4~5月に各市区町村から納税通知が所有者のもとに届き、「5月末日」までにコンビニや金融機関等を利用して納税を行う必要があります。
ガソリン代
新型クロスカブ110の燃費(WMTCモード値)は「67.9km/L」で、平均的なライダーが1年間に走行する距離を「5,000km」と仮定し、更にガソリン代を「160円/L」で計算をしてみました。
- 燃費 : 67.9km/L
- 年間走行距離 : 5,000km
- ガソリン価格 : 160円/L
5000km÷67.9km/L=73.6L(5000km走るのに必要なガソリン量)
73.6L×160円/L=11,800円(5000km走るのに必要なガソリン代)
新型クロスカブ(JA60)は旧型クロスカブ(JA45)よりも燃費が「1.2km/L」ほど良くなったので、5000km走った場合のガソリン代も200円ぐらい安くなりました。
メンテナンス費用
購入初年度に必要なメンテナンスは人によって多少異なりますが、基本的に「オイル交換&フィルター交換」と「ドライブチェーン調整」ぐらいだと思います。
なので今回はそれを基準にして、「ホンダドリーム」で作業を行ってもらった場合の工賃(部品代込)を調べてみました。
- エンジンオイル交換 : 2,000円
- オイルフィルター交換 : 2,000円
- ドライブチェーン調整 : 1,400円
仮にエンジンオイルの交換を年に3回、エンジンオイルフィルターの交換を年に1回、ドライブチェーンの調整を年に2回行ったとすると、購入初年度のメンテナンス費用は「約10,000円~」ぐらいになります。
ちなみにホンダドリームの作業工賃に関しては、以下の公式リンクを参考にしてみてください。
12ヶ月点検(法定点検)
ホンダの新車バイクには「2年間」のメーカー保証が付帯されるのですが、その保証修理(メーカー保証)を受けるためには、有料の「法定12ヶ月点検」をバイク屋(基本的には購入店舗)で行う必要があります。
それでその新型クロスカブの12ヶ月点検費用に関してですが、以下のホンダドリーム公式サイトの情報を参考にして、Bコースの「11,000円~」で計算をしました。
年間維持費の結論
年間維持費用はバイク所有者の環境によっても異なりますが、基本的に初年度の維持費用は「5万円前後」ぐらいと考えておけば良いと思います。
その他の費用
新規でバイク(新型クロスカブ110)を購入する人は、事前に最低限の「バイク用品」を揃えておく必要があります。
- ヘルメット
- バイク用グローブ
- プロテクター
- バイクカバー
ヘルメット
納車前にヘルメットを用意しておく必要があるのですが、初めてバイクに乗る場合にはどれを購入したら良いのか迷ってしまうと思います。
なので別の記事にてヘルメットの種類や選び方について紹介してあるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
バイクグローブ
これに関しては特に装着義務はないのですが、できればバイク専用のグローブは用意しておいた方が良いと思います。
ということで自分が使用している「デイトナ製バイクグローブ」を紹介した記事があるので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
プロテクター
プロテクターに関しても装着義務はないので、必要に応じてという感じになります。
バイクカバー
バイクを保管するためのガレージがない場合には、「防犯」や「風雨除け」のために必ずバイクカバーを用意しておいた方がいいと思います。
まとめ
とりあえず新型モデルのクロスカブ110について「分かっている範囲」で一通りまとめてみましたが、これからどんどんと「詳細な情報」が出てくると思うので、また何か分かり次第こちらの記事も「随時更新」していきます。
ちなみに自分は現在スーパーカブ110(JA44)に乗っているのですが、次は新型スーパーカブ110にしようか新型クロスカブ110に乗り換えようかめちゃくちゃ迷っています。笑
まぁ乗り換えを検討している皆さんも、今のうちからきちんと考えておいた方がいいと思いますよ。
それでは以上で「新型クロスカブ110(CC110)の価格や維持費やスペック」について紹介した記事は終わりとなります。
さようなら~
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1 comment
キャストホイールってことに抵抗ないけど色がブラックって、どーなのかなぁって思う。C125と同じ色にしてほしいと熱望します。