適時適切な更新を!
こんにちはchessinuです。
PCを使用しているとOS、BIOSおよびドライバなどの更新が必要な時期が来ます。
その中で今回はMSIのマザーボードで「(デバイス)ドライバーを最新のバージョンにアップデートする方法」をいくつか紹介していきます。
ドライバの更新方法は色々とありますが、どの方法でも特に問題なく簡単に出来ると思うので、更新が必要な方はお好きな方法で行ってみてください。
ちなみにMSIのマザーボードの「BIOSアップデート方法」に関しては、別の記事で詳しく紹介しています。
こちらの記事も合わせて参考にしてみてください!
更新(アップデート)方法を紹介
冒頭で紹介したとおり、MSIのマザーボードでドライバを更新する方法はいくつかあるので、1つの方法だけではなく他の方法も合わせて知っておくと後々役に立つと思います。
Dragon Center
まず始めにMSIのユーティリティソフト「Dragon Center」でドライバを更新する方法を紹介します。
ではどの様に更新を行うのかと言うと、Dragon Center内にある「Live Update」という機能を利用します。
「Live Update」とは一体何なのかということについてですが、簡単に言うと「ドライバを含む様々なソフトウェアを一括で管理できる機能」って感じです。
Dragon Centerの前身である「Command Center」時代では、「Live Update」は別にインストールして使用する必要がありました。しかし現在のDragon Centerではデフォルトで「Live Update」が組み込まれているので、別にインストールする必要がなく、管理面においてとても楽になりました。
手順
実際の手順は以下のようになります。
- MSI Dragon Centerを開く
- Live Updateへ移動
- 各種ドライバをインストールする
実際の更新作業
それではまず「Dragon Center」を開いたら、左端の欄にある【サポート】を選択します。
サポートを選択すると【Live Update】画面に移ります。
そしてその画面で右上にある「Scan(スキャン)」をクリックして更新情報を確認します。もし更新可能なドライバがあれば「Scan」後、Live Update画面上に反映されます。
更新したいドライバを選択して、画面下にある「インストール」をクリックするとインストールが自動で始まります。
MSI公式サイト
では次に紹介するのは「MSI公式サイト」からドライバをインストールする方法です。
おそらくこれが一般的によく行われている方法かと思われます。
手順
実際の手順は以下のようになります。
- MSI公式サイトへ行く
- 自分のマザボードを検索
- 各種ドライバをインストール
実際の更新作業
まず【MSI公式サイト】へ行き、右上にある検索アイコンを選択します。
検索アイコンを選択すると、画面上に検索バー(検索ボックス)が出てくるので、そこに自分が使用しているマザーボードの製品名を入力します。
すると製品選択画面になるので、そこから自分の使用しているマザーボードを見つけ【ダウンロード】を選択します。
そして移動した画面で【ドライバ】を選択し、必要なドライバのアップデート作業を行っていきます。
ここでは適当に「BlueTooth Driver」ファイルをダウンロードしてみます。
ダウンロードしたファイルを開いて「Win10」と「Win10 UWD」のどちらかを選択し、「setup.exe」をクリックして実行します。ちなみに自分のPC環境下ではUWD版のドライバをインストールしています。
AMD公式サイト
では続いて「AMD公式サイト」からドライバをインストールする方法を紹介します。
MSI公式サイトよりも最新バージョンのドライバーを提供している場合があったりするので、必ず確認をしておいた方が良いと思います。
手順
実際の手順は以下のようになります。
- AMD公式サイトへ行く
- 自分の使用している製品を選択
- 各種ドライバをインストール
AMD公式サイトへ行く
まず【AMD公式サイト】へ行きます。
自分の使用している製品を選択
そして画面を下にスクロールすると製品選択欄があるので、自分の使用している製品を選択し、送信ボタンを押します。
ドライバをインストール
送信ボタンを押すとダウンロード画面になるので、自分に必要なドライバを選択します。
ここでは「AMD Chipset Drivers file」をダウンロードします。
ファイルをダウンロードしたらプログラムを実行します。
後はソフト側の指示通りに従い進めていけばインストールされます。
Intel公式サイト
ここでは「Intel Driver & Support Assistant」という、Intel社が無償で提供する純正のドライバーアップデートツールを紹介します。
まぁIntelが提供してるということもあり、そこら辺に落ちている似たような機能を持つフリーソフトウェアよりは、確実に安定感や安全性はあると思います。
手順
実際の手順は以下のようになります。
- Intel公式サイトへ行く
- Intel Driver & Support Assistantをインストール
- 更新の有無を確認
実際の更新作業
まず【Intel公式サイト】へ行き「Intel Driver & Support Assistant」をダウンロードします。
ダウンロード後、ファイルを開いて画面の指示に従いインストール作業を行っていきます。
インストール作業自体は簡単な操作で終了します。
インストールが終了すると、ソフト側がドライバの更新の有無を自動で確認してくれます。
もし更新可能なドライバがある場合は、下の画像の様な画面表示で教えてくれます。
指示に従い更新作業を行う
それでは更新可能なドライバがあったので、指示に従い実際に更新をしてみたいと思います。
先程の画面で「ダウンロード」をクリックしダウンロードされると、ボタンが「インストール」に切り替わります。
そして「インストール」をクリックすると確認画面が表示されます。
そして「はい」を選択すると、実際にインストール作業が始まります。
最新のドライバにインストール後、ソフト側で再度更新情報の確認作業が行われ、対応している全てのドライバが最新の状態だと確認できると下の画像のように表示されます。
デバイスマネージャー
最後に「デバイスマネージャー」を利用してドライバを更新する方法を紹介します。
デバイスマネージャーは名前の通り「デバイス(周辺機器)を管理する」ためのプログラムです。
手順
実際の手順は以下のようになります。
- デバイスマネージャーを起動させる
- 各種ドライバの更新情報を確認する
- 指示に従い更新作業行う
実際の更新作業
まずはデバイスマネージャーを起動させます。
起動方法は「スタート」を右クリックすると、一覧に【デバイスマネージャー】の項目が出てくるのでそちらを選択します。
選択するとこの様な画面が出てくるので、それぞれ必要なドライバの更新を確認していきます。
ここでは適当に「ディスプレイアダプター」のドライバ更新作業を行っていきます。
ディスプレイアダプターにカーソルを合わせ右クリックをし、そのなかにある「ドライバーの更新」を選択します。
そして「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索」を選択します。
すると自動で最新版ドライバーの有無を確認してくれます。
しかし今回は既にドライバが最新版の物だったので、特に更新は行われず下の画像のような画面が表示されました。
ちなみに最新のドライバーがあった場合、通常以下の様に自動でインストールされます。
更新したドライバーを元に戻す方法(ロールバック)
ドライバーを最新のバージョンに更新後、PCの動作に不具合が生じることも珍しくはありません。
例えば「サウンドドライバーを更新後に音が出なくなった」や「LANドライバーを更新後もネットに接続できなくなった」などなど。
なのでここではドライバーを更新後に不具合が生じた際、元のバージョンに戻す方法(ロールバック)について紹介します。
方法はとても簡単で、先ほど紹介した「デバイスマネージャー」を利用して以前のバージョンに戻します。
手順
- デバイスマネージャーを起動させる
- 元のバージョンに戻したいデバイスを選択
- ドライバーを元のバージョンに戻す(ロールバック)
実際のロールバック作業
先程同じ様に「スタート」を右クリックし、【デバイスマネージャー】を選択して起動させます。
今回は「BlueTooth」のドライバーを元のバージョンに戻してみたいと思います。
目的の「BlueTooth」をダブルクリックすると「プロパティ」画面が開きます。
そこから「ドライバー」タブを選択し、「ドライバーをもとに戻す」をクリックします。
するとロールバックする理由を聞かれるので、適当に回答してください。
そして理由を記入後「はい」を選択すると、あっという間に元のバージョンに戻っています。
補足事項
更新(アップデート)の必要性
定期的にドライバーの更新可能通知がありますが、必ずしも更新しなければいけないわけではありません。
現状で特に動作不良等がなく安定している状態であれば、そのままのバージョンで構いません。逆に更新することによって不具合などが出る可能性も否定はできません。
ただし基本的にはOSの更新に伴いドライバーも更新した方が、不具合なども出にくいような気がしたりしなかったり。こればかりは各自のPC環境に依るので何とも言えませんが…。
まぁもし更新後の動作に不具合・トラブルが生じた場合は、先ほど紹介した方法などでロールバックを行ってみてください。
Windows Updateでのドライバー更新
デフォルト設定状態のWindows10では、「Windows Update」時に各デバイスドライバーの更新プログラムが自動でダウンロード&インストールされる仕様になっています。
なので自分でドライバーの更新を行わなくても、いつの間にか最新のバージョンになっていたりします。
ただ一見すると有り難いような気もしますが、しかし勝手に更新されて不具合が生じることも少なくはありません。
このWindows Updateによるデバイスドライバーの自動更新設定を解除する方法もありますので、必要だと思う方はググってみてください。
以上で、MSIのマザーボードでの「デバイスドライバーのアップデート方法の紹介」記事は終わりとなります。
さようなら~
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